子どもたちのひと夏の冒険をお手伝い!浜田市の絶景パークでウォークラリー


子どもたちの生きる力を育む一助に!浜田市の絶景パーク『石見海浜公園』でひと夏の大冒険
夏休み真っ盛りの8月頭。私、ラズダ編集部いしやんは、石見を代表する絶景パーク『石見海浜公園』に。
海水浴場をはじめ、キャンプ場や遊具広場、スポーツ施設などが点在するレジャーパーク。
ここで「いわみ自然学校~夏の冒険教室~」なるイベントが開催されると聞いて、やってきました。
お邪魔したのはイベント2日目。ちょうどメインイベントのひとつ、ウォークラリーが始まるタイミング。
このウォークラリーは、『石見海浜公園』の散策路、全長なんと約5キロ以上を巡るプログラム。色別のグループで巡っていきます。
今回は見守り役として、子どもたちのグループに同行。親元から離れた子どもたちの“ひと夏の冒険”のお手伝いをしてきました!
★ふるさと島根定住財団の関係人口マッチングサイト「しまっち!」で見つけたプログラムの参加レポートです。
大人は口出し厳禁!?子どもたちの考えを尊重したウォークラリー
今回、集まったのは総勢29名。地元・浜田市や江津市をはじめ、益田市、そして遠くは広島県からも!
一方の見守り役スタッフは、地元の県大生を中心に、「しまっち!」経由で東京からの参加者さんがいらっしゃいました。
「いわみ自然学校~夏の冒険教室~」の2日目だったこの日、午前中は海遊びで大はしゃぎ。
お昼ご飯&休憩タイムを経て、集まった子どもたちですが、集合当初はちょっぴりお疲れの様子・・・(笑)。
集合したらまず始めに、ウォークラリーの説明タイム。
チェックポイントは全部で6ヶ所。それぞれにミッションや謎解きが設定されていて、クリアするとスタンプがもらえます。
制限時間は17時まで。スタート時間はだいたい14時からだったので、5キロの道程を歩きつつ、全制覇するのは非常に難しい・・・。
だからこそ、子どもたちはグループごとに、「どう周ったらポイントをたくさん集められるか」、「制限時間までに帰るまでのルートはどれ?」など、知恵を振り絞ります。
このやり取りがとても印象的でした。
というのも、「いわみ自然学校」では、《子どもたちの“生きる力”の向上に寄与すること》をミッションに掲げています。
初めて会う人と一緒に活動、非日常の体験をする。そういった未知にふれることで、子どもたちの冒険心や好奇心を揺さぶり、ひいては協調性や創造性、そして生きる力の向上に寄与したい狙いがあります。
なので、「いわみ自然学校」開催中は、大人は正解を言わないし、最適解に誘導もしません。これは今回の発言だけでなく、県大生や「しまっち!」サポーター含め、大人全員が徹底していました。
そういったワケで、子どもたちは班長さんを中心に、意見を出し合います。
見守り役のスタッフが各グループに1名ずつ配置され、大人のスタッフも一緒に考えて、悩む。
(本当はこのルートの方が効率的なのにな~)なんて心の声をグッとこらえます。試練です・・・(笑)。
いざウォークラリーへ出発!大声で叫んだり、じゃんけん大会があったり
ルートを決めたら、塩分チャージとばんそうこうを受け取り、いよいよウォークラリーへ。
さっきまでお疲れ気味だったのに、子どもたちのスイッチが急にオン!大人を置き去りにする勢いで、散策路へ向かっていきました。
10回目の開催となった「いわみ自然学校」。今年のテーマは「冒険教室」と銘打ち、2日3日のサマーキャンプスタイルに。アウトドアショップのオーナーさんが助っ人に来られていました。
初日はレクリエーションの後、定番の飯ごう炊飯&カレー作り。2日目は海遊びしてウォークラリー。
ちなみに、3日目は期間中に撮影した写真を加工して、オリジナルのフォトフレームづくりをしたそうですよ。
最初「初めて会う人たちと一緒に団体行動ってできるもの?」と思っていました。ですが、開始早々その不安はどこへやら。
班長さんを中心に、和気あいあいと歩みを進めていきます。一緒にご飯を作って食べて、遊んで。そういった体験を通して、打ち解けていったようです。
子どもたちのサバイバル能力というか、適応力に、むしろ大人の方が感心させられました。
私が同行したチームは、最初に「まつしま」チェックポイントへ。
ここでのお題はこちら↓
めちゃくちゃ叫んでた!
もはや大人の思いつく心配なんて不要なのかもしれない・・・と痛感したシーンでした!
チェックポイントはほかにもいろいろあって、
- 高いところに登って、そこまでの階段を数える
- ポイントから見える絶景に名前を付ける
- じゃんけんで3連勝
など、それぞれで趣向が異なる内容。
チェックポイントにいるスタッフさんの中には、地元のおばちゃんたちも。
子どもたちと一緒に「昭和の遊び」を体験するチェックポイントまでありました!
ウォークラリー中は、地図とにらめっこしながら進みます。
時には迷子状態になっちゃうグループも・・・。
けど、同行する大人のスタッフは、正解は決して言いません。あくまで主役は子どもたち。
安全面を考慮しつつ、子ども目線で一緒に考えながら、ルートを確認していきます。
子どもたちにとって、同行する大人は、年の離れたお兄ちゃんやお姉ちゃんといった存在。
各チームでコミュニケーションを取りながら、楽しそうに巡っていたのが印象的でした。
参加者29名のうち、約半分がリピーターというのも納得の雰囲気。この多世代コミュニケーションも、魅力のひとつなのかもしれませんね。
“自分たちで頑張った”からこそ、終わった後の達成感はひとしお。
炎天下の中で歩くのは、大変だったかもしれないけど、各チームやり切った顔をしていました!
「普段出会わない人たちと一緒に生活し、様々な体験を通して、他者の気持ちや想いに気づき、視野を広がるきっかけに。そして、“世の中には知らないことがいっぱいあるんだ!”ということを知り、各々の冒険心を育むことができれば最高!」
こう話すのは、今回のプログラムを主催したISPの佐々木さん。
プログラムの今後については「とにかく長~く続けたい。派手さはなくても続ける!」と話します。
「いわみ自然学校」は今回の夏の冒険教室のほかに、未就学児から低学年向けのファミリーキャンプ、中学生を対象としたサバイバル教室も。そこには高校生や大学生がサポーター役として参加しています。
そういった「いわみ自然学校」全体を通し、「特定の年代を取りこぼさない取り組みを続けたい」と話されていました。
2泊3日の冒険で、いろいろなモノ・コト、そして人にふれた29名の子どもたち。
夏休みが明けて新学期となった今、どんな風に変わっていったのでしょうか。なんだか親戚のおじさんみたいに、参加した子どもたちの今後が楽しみになってきました!
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この記事を書いた人

タウン情報ラズダ編集部
編集部いしやん
島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部の現編集長。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な蛇年の年男。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)
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