「アート建工」ってどんな会社?[鳥取・島根のリーディング企業2023]

編集部みのりん
編集部みのりん

働いてみたい注目企業40社!就活の必携本「鳥取・島根のリーディング企業2023」

みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。

ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2023」が山陰の各書店にて発売中です♪

鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい!!”と本気で考えている企業がたくさん。

本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう!という熱い想いを持つ40の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。

今回は「鳥取・島根のリーディング企業2023」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ!新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪

「株式会社アート建工」ってどんな会社?

家づくりから街づくりへ。今もこれからも、山陰に寄り添いたい

鳥取県米子市を本拠地に、鳥取市、松江市、出雲市で事業を展開する「株式会社アート建工」。雨や湿気、雪が多い山陰の気候に適した設計デザインを理念に掲げ、高い支持を集める地域密着型工務店です。

素材や意匠、空間づくりにこだわる完全自由設計の「アート建工(AK)」、太陽光発電や省エネ対応の設備仕様でトータルコストを抑える規格住宅「トコスホーム」、資産性の高い立地にこだわった高品質分譲住宅「マチリブ」――と、多様なニーズを反映した3つのブランドを発信するほか、様々な施設の施工を手掛けています。

住宅事業の実績ベースに魅力的な街づくりを進める

1985年創業。境港で港湾土木建設の公共工事を手掛ける会社が、新規で戸建て住宅事業に参入したのが株式会社アート建工の始まりです。

2012年に32歳で代表取締役に就いた魚谷宗司社長は、土木建設事業を他社に売却して住宅事業に専念。17年にはトコスホームの立ち上げと共に、本社を境港から米子に移転しました。19年にはマチリブブランドを設立。いずれも反響が高く、出雲、鳥取、松江にも相次いで進出しました。3ブランドを合わせたアート建工全体の着工戸数は、18年度の62戸から22年度は約5倍へと成長。住宅産業研究所(東京都新宿区)の調査分析によると、注文系ビルダーランキングで成長率・売上高全国3位を誇ります。

飛躍的な業績アップの要因は何でしょうか。魚谷社長は、「バランスの良さかな」と笑顔。とはいえ、ピーク時は160万戸を超えていた日本の新築着工戸数が21年度には約85万戸と約半分になる中、その勢いは驚嘆に値します。「住宅を選ぶ3要素は、価格、性能、デザイン。多くの会社はマーケティング戦略として一つを尖らせてきますが、建てる人にとっては、どれも不可欠な要素。だからあえて尖らせないのが当社の方針です」

本社がある米子にしか拠点がなかったアート建工も22年、他の2ブランド同様、山陰主要都市計4ヶ所に進出。出雲と鳥取には、新たなモデルハウスとオフィスを建設中です。しかし、魚谷社長の目指すのは、住宅事業に留まりません。建築・不動産業を通した魅力ある街づくりを進めようと21年、「株式会社サインインホールディング」を設立。住宅・建築事業を担う会社として、従来のアート建工を100%子会社化し、福祉事業の担い手として、障がい者向けグループホームの開業から運営までをサポートする「ラシクスル株式会社」を新たに作りました。

「街は住宅だけで構成されているわけではなく、食べたり、学んだり、人が集ったり、福祉や医療を受けたりと、様々な場所が連なって作られています。私たちが目指すのは、生活の営みを豊かにすることです」

人々の交流を創出するコワーキングオフィス

サインインHDは22年春、境港にコワーキングオフィスを開設。狙いは、関係人口の創出です。

「街を創るのに一番重要なのは人口を増やすこと。定期的に人に来てもらうには、仕事があり、知り合いがいることがポイントです。オフィスで人と人とが出会い、企業が交わって新たな仕事が生まれたらいいですね」と魚谷社長。5つの個室オフィスに加え、フリーアドレスのコワーキングスペースや、ハイセンスなオープンキッチンも備えました。「キッチンは交流の創出に重要なアイテム。料理のイベントをしたり、シェアキッチンとして使ったりなど副次的な活用もできると考えています」

同社では毎月、様々なテーマでイベントを実施しています。中でも、年に1度の定期開催を決めているのが、建築を学ぶ学生を対象にした住宅アイデアコンペティション。賞金総額100万円のコンペには、全国各地から52のアイデアが集まり、一次審査を通過した10人には現地でプレゼンをしてもらったとのこと。

23年にはオフィス事業も手掛ける予定だそうです。魚谷社長は「街づくりには未知の広がりがある。いろいろな提案を融合しながら一緒に街を創っていきましょう」と呼びかけています。

「お客様の幸せ」を最優先に

創業から地域に根差し、山陰に特化した独自の家づくりで成長を続けるアート建工。本拠地を境港から米子に移した2017年には14人だった社員数が、22年には100人を超え、住宅着工数も5倍強となりました。その勢いを肌で感じ、自らも大きな進化を遂げているのが、29歳で店長に抜擢された入社7年目の住宅アドバイザー。「転勤がないことに加え、将来の展望を持ち、意欲的にまちづくりを進めようとしている社長に惹かれて入社。あっという間に規模が拡大しました」

多くの人にとって、家は一生に一度、建てるか建てないかの大きな買い物。金額だけでなく、住環境は家族の暮らしや関係、心身の健康など様々な面に影響を及ぼすため、担当スタッフの気も引き締まります。「入社当初は、新人の僕がお勧めしていいものかと恐れ多い気持ちでいっぱいでした」。そんな初心を大事にしつつも、経験を積むにつれて少し考え方が変わってきたようです。「大切なのはお客様の幸せ。当社で無理に家を建ててもらおうとせず、お客様の想いを聞き、提案していく中で、最終的に当社での家づくりにつながる―そんな形を目指しています」。時には、ファーストコンタクトから契約まで2年近くかかることもあるといいます。

住宅ローンアドバイザーや宅地建物取引士の資格を取得して、知識量も増加。今年完成した自宅は、自ら図面を引きました。「性能と金額のバランスの良さが当社の魅力ですね」

持続可能な街づくりを担う

2021年に街づくり企業を目指して設立された「サインインホールディング」。その趣旨に賛同し、東京に本社がある設計事務所から転職した男性社員がいます。

「山陰が持続可能な街になるように、経済的に自立した仕組みづくりを狙う社長のビジョンに惹かれました」。一級建築士と宅建士の資格、そして10年以上のキャリアを持って22年夏にUターン。不動産部で「ラシクスル株式会社」が運営するグループホームや、出雲市内に建築予定のアート建工新社屋の企画を考えるなど、プロジェクトマネージメントを担当します。「ゼロから事業計画を立て、運営が成立する建物を作り出すという仕事は非常にクリエイティブ。建物だけでなく、暮らしや地域の設計ができるのが魅力です」

快適空間を創るスペシャリスト

先輩 昔から、部屋の模様替えや洋服のコーディネートなど、色の組み合わせを考えるのが好きで。実家を建て替えた小5の頃から、よく家の雑誌を見ていました。

後輩 私は、設計士の祖父が図面を描いている姿が楽しそうだったので、建築業界に興味を抱きました。家具が好きで、暮らしを豊かにするインテリアの仕事に惹かれました。

先輩 色や雰囲気だけでなく、機能や形など生活を便利にできる部分も細やかに提案できる点にやりがいを感じます。大切なのは、お客様のお話をしっかり聞くこと。求めておられるイメージを最優先に、ライフスタイルに合ったインテリアを提案しています。

後輩 打ち合わせに同席していますが、知識が豊富で、お客様に丁寧に説明している先輩の姿に憧れます。床材からクロス、家具などまでメーカーも種類も多くて、私はまだ四苦八苦しています(苦笑)

先輩 当社では対お客様だけでなく、“アート建工の住宅”の印象となるモデルハウスのコーディネートも任せてもらえます。もちろん先輩やいろいろな方からの力を借りながら、ですが。様々な場面で私たち若手がチャレンジできる機会があるのもうれしいです。

後輩 インテリアコーディネーターとしての知識をもっと身に付けたいです。先輩を見ていて、お客様とのコミュニケーションの大切さを実感するので、上手にキャッチボールできるようなスキルも磨きたいです。

求める人物像

分業体制がアート建工の特徴。
この体制により個性・強みの発揮と、ライフワークバランスのどちらも大切にできる環境を作り上げています。
住宅に興味がある方、山陰で活躍したい方、みなさん大歓迎です!
一緒に街をつくりませんか?

【資料請求・お問い合わせ先】
採用直通TEL/0859-30-3075

公式サイトはコチラ

企業概要

業種 建設業(一般住宅)
事業内容 ◦注文住宅の設計、施工、管理
◦分譲住宅の設計、施工、管理
◦分譲地開発(街づくり)
創業 昭和60(1985)年4月5日
代表者 代表取締役 魚谷 宗司
社員数 110名(男65名 女45名)

株式会社 アート建工

カブシキガイシャアートケンコウ
電 話:0859-30-3075(採用直通)
住 所:鳥取県米子市両三柳255-8 [MAP]
情 報:HP

sponsored by 株式会社 アート建工

シェアする!
このエントリーをはてなブックマークに追加

鳥取・島根のお仕事情報

この記事を書いた人
編集部みのりん

タウン情報ラズダ編集部

編集部みのりん

ラズダ編集部。生まれも育ちも大根島。
日刊webラズダの記事を書いたり、LazudaTVのアシスタントをしたりしています!
好きな食べ物は、さつまいもと梅干し。

【みのりんの過去記事一覧はこちら】

鳥取・島根のお仕事情報