[松江で“ちゃのゆ”]茶人由来の抹茶カクテルに酔いしれる@ハートランド
70~80年代音楽を聴きながら洋酒が楽しめるバー
昭和63年創業、今年で32周年を迎える『ミュージックバー・ハートランド』。
70~80年代の音楽と洋酒を楽しめるバーで、松江の飲み屋街・東本町の一角にあります。
ハートランドとデザインされた青い看板を見つけたらお店はそこです!
“モーリス持てばスーパースターも夢じゃない”の看板が気になりつつお店の中へ……。扉は音が漏れないようにか、厚く頑丈な造りになっています。
店内に入ってすぐ目についたのは店の奥に置かれた4本のアコースティックギター。ここでお客さんたちはお酒を交わしながら、ギターを手に取り自由に弾いて歌ったり、マスターの伴奏で歌いお酒と音楽を楽しむようです。
店名は、マスターが高校2年生の時にデビューをした佐野元春のバックバンド「ハートランド」が由来。何を隠そうマスターは、佐野元春さんの大ファン!
70~80年代頃のニューミュージックやフォーク、歌謡曲などのシャッフルしたものが流れる店内、聞いたことがある曲があったり、わからなかったり……。過去には「H₂O」などの有名ミュージシャンのほか、「孤独のグルメ」作者の久住昌之さんも足を運ばれたこともあるとか(゚O゚)
月に1回「アコギフリーライブ」というイベントも開催しています。好きな音楽のコピーやオリジナル曲を披露できる楽しい場になっています。(詳細はHPやFacebookをチェック!)
不昧公由来の抹茶のカクテルをオーダー
「抹茶モヒート」、「HaruのSato」どちらも880円。
「抹茶モヒート」は、抹茶リキュールとラム酒に、フレッシュミントの葉を潰して香りを出し、フレッシュライムとソーダを満たした爽やかなカクテル。
「HaruのSato」は、不昧公が命名した『中村茶舗』の「中之白」という抹茶を使い、抹茶と栗のリキュールと生クリームを加えて作ったオリジナルカクテル。カクテルの名前は「松平治郷(はるさと)」から。
甘いカクテルか、さっぱりと味わうカクテル、どちらを選びますか??
ミュージックバー・ハートランドの誕生秘(?)話
ハートランドは一度移転をしており、開業当初はミュージックバーではなく普通のオーセンティックバーだったそうです。そこからなぜミュージックバーに?
そもそものきっかけは、「店に1本ギターを置いたら誰かが歌い始めるのではないか」と思い立ち、ものは試しと移転する前に「仮・フォーク酒場」として「ギターが弾ける人はいつでもどうぞ」というスタイルでお試し期間を設けて営業したそう。そうすると、ギターを手に取り歌いだすお客さんが少しずつ増え始め、現在の形へ!
「音楽を聴くだけではなく、参加型の時代になった」とマスター。
70年代、社会現象でもあったフォークブーム時代、ギターをかき鳴らした人も多く、流行った音楽は、ラジオを録音したカセットテープやレコードを貸しあったり、バンドを組んで演奏したりして共有をしたそうです。カラオケに10人で行けば、全員が同じ曲を歌えたのだとか!すごいですよね!
そのことからお店にギターが置いてあると、お客さんも歌わずにはいられなかったのではないでしょうか。そしてお店を移転し、『ミュージックバー・ハートランド』の名が定着しました。
ミュージックバー・ハートランド
お店の詳細は【松江CHAnoYUめぐり】をチェック!
鳥取・島根のお仕事情報
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
【あつきちの過去の記事一覧はこちら】