「験担ぎ」って意外と大事。子どもの“自分を信じる力”の話
てるてる坊主も、お守りも、好きな服も。子どもの背中をそっと押す小さな工夫
みなさんこんにちは。レインディアの藤原です。
3月、卒業や受験のシーズンですね。昨年は我が家も受験生がいて、ドキドキしたのを思い出します。
学問の神様・菅原道真にあやかろうと、福岡の『太宰府天満宮』まで行ってお願いしたり、スキーやスケートに行かなかったり・・・。親馬鹿ですね。
ということで、心に余裕がある今回のコラムは「験担ぎ」について書いていこうと思います。
大人だって、なんだかんだ験を担いでいる
先日49才を迎えた私。「4=死ぬ・9=苦しむ」と考えるか、「4=幸せ・9=来る」と読むか。
古いビルや老舗の旅館に泊まると4階がなかったり、9号室が飛ばされていたり。験担ぎを通して、日本の文化とふれ合います。
妻は毎朝、テレビの占いを見て家族に伝えていますし、神社のおみくじは何故か信じてしまいます。客観的データもエビデンスもないのに、信じたくなるのが人の心理かもしれませんね。AIには難しい、というか、求められていない性能でしょう。
私は、小さい時から4の数字がラッキーナンバーで、クラス替えで4組の時は楽しかったり、MTBのレースで優勝したときのゼッケンに4が入っていたり、車のナンバープレートにも4を入れていたりしました。
なので、公共プールのロッカーでは4のつくところに靴を入れますし、ビルのエレベーターに乗ったときに4階のボタンがないと、テンションが下がります。
育児の中にもある験担ぎの知恵
さて、「験担ぎ」を育児の視点で見るとどうでしょう?
遠足に行く日に雨が降ると悲しいので、てるてる坊主を作ったり、発表会の日に緊張しないように好きな服を選んだり。子どもの気持ちをコントロールする道具として、験担ぎをしていますよね。
少し拡大解釈すれば、転んだ時に「痛いの痛いの飛んでけ〜」とかも、根拠なき験担ぎの行動かも。
物事を良い方向に転がしたい。そのための工夫、知恵が験担ぎ。スポーツの世界でも自分を信じる力になる
先日、冬季オリンピック・パラリンピックが開催されました。スポーツの世界では験担ぎが実際に功を奏しているようです。
ルーティーンや勝負服、お守りや気合い入れの発声など。験担ぎの行動が、自分を信じる力となります。
時にはそれが、普段の力以上の結果につながるなど、人々を感動させる原動力にも。
自己肯定感は「小さな一歩」の積み重ねから
受験や、部活動の大会、面接や大切な人との出会いなど。人生において、運を呼び込む力はあった方が良いですよね。
近年、自己肯定感の低い子どもが増えていると報道があります。いくら周りが褒めて育てても、簡単に自己肯定感が上がるワケではありません。
成功体験や、努力が他人から評価されるような経験を積み重ねて、自己肯定感は高まっていきます。
そのためには、まず一歩を踏み出さなければなりません。
その一歩に力や意味を与えるのが「験担ぎ」でしょう。大人は忘れがちでも、子どもには必要なことがある
とはいえ、周りの友人達に聞くと、意外にも今も験担ぎをしているという人は少なめ。
若いころはしていたようなので、人生経験が験担ぎをしなくなった理由のひとつかも。
子どもたちは、ちょっとのことで落ち込んだり、孤独になったりします。
大人は、何度も叩かれて、辛い思いをいっぱいして、神頼みに効力がないと感じているのでしょうけど、思い出してみてください。子どもの時は“お化け”も怖かったですよね?
ホラー映画やお化け屋敷。大人も夏になると、“冷や汗”で涼しさを感じるために恐怖を使っています。汗が気化されて実際に冷え効果もあるのでしょうけど、これは脳を騙す方法のひとつ。
人生を快適に過ごすには、自分で自分をコントロールする力、時には自分で自分を騙すことさえ必要な能力なのだと思いませんか?
春からの新生活に「これで大丈夫」をひとつ
験担ぎは、まさに自分に“これで大丈夫!”と言い聞かせる能力ですよね。
子どもたちが何かに挑戦しようとしている時、自分で“自分を信じる力”を生み出せるといいですよね。
春から新生活が始まるみなさん。不安も多いと思いますが、験担ぎ、意外といいですよ!
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この記事を書いた人
Reindeer 代表取締役社長
レインディア藤原さん
北欧インテリアショップ『reindeer』、木のおもちゃのレンタルプログラム「もくレン」などを運営。中海テレビ「県議熱中討論」コーディネーター、よなご宇沢会幹事も務める。幼稚園や保育園、市町村の子育て支援センターなどで育児講演を行う。乳幼児の育児相談から不登校問題もお気軽にどうぞ! いつも作りかけのお店はまさに秘密基地、まずは自分でするのが藤原流であり、北欧から学んだこと。お喋り大好きな二児の父です。
最近では、米子市岡成で子育て支援プロジェクト『コーセリ』の代表理事を務めています。私は子どもが生まれる前の妊娠期から、子育てや子どもの発達について学びながら準備をしていくことが、子育ての不安を減らすうえで大切と考えています。そのような視点から、子育て世代の親を対象としたセミナーを企画・開催しています。また、子どもと一緒に参加できる体験教室やイベントなども行っています。
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