【食べなきゃソンソン!vol.3】“担々麺だけに非ず”『四川担担麺 虎嘯』
誤魔化しのない直球ど真ん中勝負の美味い一杯。
今年1月にオープンした四川担々麺が看板メニューのお店。残念ながら香辛料ドクターストップの私は、須山醤油直送「生揚醤油拉麺」(650円)をオーダー。まずはスープから《米子の創業130年の老舗『須山醤油』さんより、一般流通しない醤油を絞って熱処理を施してない状態の「生きた醤油(生揚・きあげ)」を使用》だそうで、スキッとキレがあり、香りよく芳醇な醤油が口に広がる。そして淡麗系でクリアーだが、ボディのしっかりとベーススープの旨味が追いかける。鶏ガラと思われるが、シンプルでスッキリとしながらも、旨味がギュッと圧縮された強くて奥深い美味さがあり、生揚醤油とバランスが素晴らしい。
麺は口ざわり滑らかで、シッカリとした食感の多加水ストレート細麺。パツッとした噛みごたえが心地よく、のど越し良し。トッピングは軽く炙ったチャーシュー、やや厚切りのメンマ、根切など下処理されたモヤシ、ネギ。担々麺が看板なので、正直それほど期待はしてなかったが、大変失礼な思い込みでした。誤魔化しのないド真ん中ストレート勝負で、久々に淡麗でシンプルなのに実に美味い醤油ラーメン。
折角なのでモンゴル岩塩と魚粕の「潮拉麺」(650円)も頂く。麺はやはり口ざわり滑らかで、シッカリとした食感の多加水ストレート細麺。ベーススープも同じで、スッキリクリアーとしていながらグイグイと迫る旨味。塩分をシッカリと感じながらも、丸くカドがない美味さはモンゴル岩塩ならでは。そして魚粕(店主の西山さんのこだわりで、魚粉ではなく魚粕と呼ぶ)の香ばしいさがほんのりと追いかける。あえて魚粕は、控えめで、力強い出汁の旨味を重視した組み立てた美味さ。
どちらも完成度が高い一杯で、看板メニュー担々麺のみならずともリピート必須のお店。是非一度お試しあれ。
四川担担麺 虎嘯
050-5596-8767
鳥取県米子市新開5-8-37
11:00~15:00(OS14:30) ,18:00~22:00(OS21:30)
木曜
Pあり
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この記事を書いた人
フリーカメラマン
めんあるき
本職はフリーカメラマン。ラーメンの食べ歩きをライフワークとする自他ともに認めるラヲタカメラマン。その他B級グルメをはじめ、美味いもの大好き。地元フリーペーパーLazudaにて連載コラム「食べなきゃソンソン!」も執筆中。
【ブログ|麺ある記 山陰 ~松江・島根・鳥取・ラーメンの旅~】
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