心を満たす一汁一菜。米子市『のらの舎』の玄米ランチを堪能


玄米食と和菓子のおもてなし!『のらの舎』が米子市夜見町にお引っ越し
玄米ごはんと和菓子の店『のらの舎』。日吉津村から米子市夜見町へ移転し、1月2日に再スタートを切りました。
玄米ごはんが主役の2種類のランチをはじめ、酵素玄米で作るおはぎ、そして季節の和菓子を味わえます。
店主・ゆきなさんの料理は、どれもこれも手作りの温もりを感じるゴチソウばかり。やさしくて、幸せな時間がお待ちかねですよ。
「ランチはお待たせしてしまうことが多いんです」と店主。ひとりでお店を回しているため、時間に余裕をもって来店しましょう。
待った分だけ、お腹も心満たされるハズ。なお、ランチの予約はできません。
『のらの舎』の場所・駐車場
住所は米子市夜見町2161で、『夜見公民館』の向かいにあります。駐車場は店舗横に8台駐車可能。
たくさんのひと手間がうかがえる『のらの舎』の一汁一菜
ランチは、「玄米一汁一菜らんち」と「玄米おむすびランチ」の2種。一汁一菜スタイルは珍しいと思い、今回はそちらをお願いしました。
ごはんと味噌汁、一品のおかず。素朴なごはんを想像していたら、とんでもないゴチソウが出てきた!
玄米ごはんに具だくさんの味噌汁に小鉢。玄米ごはんには、店主が言うところの“ともだち(ごはんのおとも)”がたっぷり!
幸せな余韻に浸れる主役の一杯、玄米ごはん
ごはんに使う玄米は、南部町産の特注米。“やさしくておいしい”を追求し、何度も試作を重ねて、たどり着いたのが今の玄米ごはん。
一分づき精米の玄米を、もちあわ、もちきびと一緒に、圧力鍋でもっちりふっくら炊き上げるそうです。
そして、玄米ごはんの上には“ともだち”がいっぱい!
それぞれ玄米と相性が良く、滋味深い味わいが口の中に広がり、おいしい余韻が長~く続きます。ごはんだけでこの満足感って本当スゴイ!
お米から炊き方、ごはんのおともまで、こだわる理由を尋ねると、返ってきたのは「どんなに体に良いものでも、おいしくなくちゃ続かない」と心温まる言葉でした。
今日はなんのお味噌汁?
器いっぱいに盛られたお味噌汁は、訪れる度に楽しみな日替わり。この日は大きな鶏団子の味噌汁。
立ち上る出汁の香りにもホッとします。カツオと昆布、煮干し、しいたけで出汁を取り、仕上げに自家製味噌を溶いています。
提供直前にいれるすりおろした長芋や刻んだネギ。このちょっとした手間に『のらの舎』のやさしさを感じ、そして味噌汁をとびきりおいしくしてくれます。
小鉢にも手作りの品を
さっぱりとしたミョウガの酢漬けと、ビーツ入りの切り干し大根を小皿いっぱいに盛り盛りに。
「おいしい玄米ごはんと具だくさんの味噌汁と、少しの副菜があれば満足できるでしょ?」と店主の ひと言に、大きくうなずくばかり。
一汁一菜のはずなのに、すごく贅沢をした気分になれました。
今回いただいた「玄米一汁一菜らんち」は1690円。料理の内容によって若干変動はありますが、おおよそこの価格で提供しています。
くるみ餡の酵素玄米おはぎ(420円)。持ち帰りも可能。
『のらの舎』はランチのほかおはぎも人気。ランチに使う玄米とは別に、塩と小豆を加えて炊いた玄米を、70℃の保温機で3日間熟成させた「酵素玄米」を使用しています。つぶあん、きなこ、ごま、くるみなど4~6種の味わい。
店主の思いが詰まった真心たっぷりのごはんをぜひ!
店主のゆきなさんは、腕の良い板前や老舗あんこ屋で、和食・和菓子の基礎を学び『のらの舎』として独立。
毎日食べるものだからこそ、昔からある作り方、手作りの温もりを感じる料理を大切にしています。
「本当は全部オーガニック食材にしたい。けど、できる範囲で無理をしないのが心にも身体にも良いので、いい塩梅を大切にしています」とゆきなさん。
今できる真心を込めたおもてなしが、ここにはありますよ。
ゆきなさん主催!4/19(土)に音楽イベントを開催
『のらの舎』経営のかたわら、シンガーソングライターとして活動するゆきなさん主催のライブイベント。
4月19日(土)、米子市『ギャラリア大正蔵』にて、日食なつこさんを迎えて開催!チケット予約受付中です。
当日『のらの舎』の和菓子も登場。詳細はインスタグラムの投稿をチェック。
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この記事を書いた人

タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
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