大根島で大量収穫!ゼロから作る芋焼酎の仕込み体験

編集部みずっち
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松江市で芋焼酎の仕込み体験!海藻を利活用した「芋焼酎プロジェクト」

みなさん、こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」の編集部みずっちです。

以前、松江市の大根島で行われた「海藻の利活用でつくる芋焼酎プロジェクト」。畑のプロの方に教えてもらいながら、たくさんの芋の苗を植えました。

その後、「オゴノリング農場」に加え、宍道湖の水草を地域資源とした「水草畑」でも、たくさんのサツマイモを収穫。そして先日、「しまっち!」で芋焼酎の仕込みのお手伝い募集が出ていたので、「これは参加せねば!」と即決で行ってきました!

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江戸時代から続く老舗酒蔵『稲田本店』で開催

プロジェクトを主催するのは、宍道湖・中海を中心に、環境保全活動をしている「認定NPO法人自然再生センター」。宍道湖の水草や中海で採れる海藻「オゴノリ」を活用して、持続可能で人々が集う豊かな水辺づくりを推進しています。

今回は、江戸時代から続く鳥取県米子市にある老舗酒蔵『稲田本店』ご協力のもと、芋焼酎づくりに挑戦しました。

現地に着くと、前回もサポーターとして苗の植え付けに参加されていた方を発見!興味を持って熱心にプロジェクトに関わり続け、芋焼酎の完成を楽しみにされていたそう。

この日の仕込み作業は主に芋切り。中々体験できない仕込み作業にワクワクしていると、収穫したサツマイモがトラックに乗って到着。

お、おおー、すごい量・・!

どんどん運び込まれるサツマイモに思わず呆然。ど、どれだけあるのー!?

それもそのはず。今回の収穫量は全部でざっと1.5トン・・・!

い、1.5トンって・・・!(もはやまったく想像できん)

サツマイモの仕込み作業は2日間の予定で、初日の工程はこんな感じ。

  • 約700kgの芋洗い(機械)
  • 芋切り(手作業)
  • 芋蒸し

まずは『稲田本店』による芋洗いからスタート。こちらの機械で1分30秒ほどサツマイモを洗って土を落とします。

ちなみにこの機械、元々は人参を洗うものだそう!

おいしい芋焼酎を作るためには、皮も重要なポイント。洗いすぎると皮も剥がれてしまってよくないのだとか。

適度に皮を残しつつ、土もしっかり落とせるのが1分30秒ということですね〜。(企業努力を感じます!)

おいしい芋焼酎の完成を目指してひたすら芋を切る!

ここからは、ようやくサポーターの出番!

洗い終わったサツマイモを芋焼酎の仕込みに適したサイズにカットしていきます。

さつま芋の切り方は酒造りのプロ『稲田本店』の信木さんからご説明いただきました。

「ストンっ!ストンっ!」と軽快に切り落としておられましたが、実際にやってみるとこれが意外と難しい!

サツマイモがコロンっと転がったり、サイズごとに力の入れ方が違ってうまく切れ落とせなかったり・・大変でした!

みんなでおいしい芋焼酎を目指して、ひたすらサツマイモをカット。

こんなに大量のサツマイモを切るなんて人生初!しかも芋焼酎を仕込んでいるなんて、いっそう特別な体験ですよね!

たくさんの人が関わって立派に育ったサツマイモ。もとをたどれば、中海の貴重な恵み「オゴノリ」と、宍道湖の水草を、化学肥料の代わりに土壌改善の資源として循環利用した畑で育っています。

自然再生センターでは、これまでにも数多くのイベントを開催。

大豆を栽培して味噌づくりのイベントを開催したり、種まきから収穫まで子どもも大人も参加できるイベントをしたり。豊かで遊べる中海・宍道湖を取り戻すために活動しているんです!

蒸したて熱々!仕込み前のサツマイモをパクリ

カット作業をほどほどに『稲田本店』の方から「芋が蒸し上がったので食べてみますか?」と魅力的なお誘いが。

導かれるがままに歩いていくと・・・

酒蔵は水蒸気でもはやサウナ状態!

まわりを見ると年季が入った道具がずらり。普段は入れない場所だけに、このモクモクタイムすら貴重な時間です。

モクモクと上がる水蒸気からは、濃厚なサツマイモの香りが〜!

いざご対面・・・!

大きな蒸し器で約40分蒸したサツマイモ!優しいあま~い味で、さっきまでひたすら切っていた疲れも飛んでいきます♪

みなさん「おいしい〜!」と声を上げて、楽しく食べておられました。

海藻の利活用でつくる芋焼酎プロジェクト。完成まで残りの工程は、発酵・蒸留・熟成(油除去)となりました。

11月には瓶詰めが行われ、11月末には完成といったスケジュールです。

11月22日(金)には「ラベル貼り」を実施するみたいなので、これまでの活動が気になった方や芋焼酎が大好きな方など、ぜひチェックしてみてくださいね!

気になった方はこちらへ》Instagram

ふるさと島根定住財団HP「しまっち!」とは?

今回のイベントを見つけたのは、ふるさと島根定住財団が運営するHP「しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!」。

「しまっち!」は自分なりのペースや参加方法で、島根の人・まちと交流できるポータルサイト。

現在、イベント・プログラムなどに参加する「サポーター」に加え、プログラムの主催者・地域団体などの「オーナー」も募集中みたい。興味がある方はHPをのぞいて見て!

HPはこちら》しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!

過去にはこんなプロジェクトに参加してみました!

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状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

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この記事を書いた人
編集部みずっち

タウン情報ラズダ編集部

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日刊webラズダ編集部。愛知県出身→東京→大阪→境港市在住(Iターン)。
だいたい2週間に一回坊主頭にしている三十路父ちゃん。「顔色悪いよ?」と心配されるので髭を剃るのはやめました。

DIYで家をリフォームしてみたり、畑仕事やら釣りやらバーベキューやらとやったことのないことにチャレンジ中。
楽しいことに夢中になるとついつい時間を忘れて、次の日は大抵体がしんどいです・・・。

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