米子松蔭高校の授業に密着。生徒をぐーんと育てる独自の「探究学習」とは【動画あり】
米子松蔭高校の授業がスゴい!地域ぐるみで生徒を育てる「探究学習」
どうもこんにちは、山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部のべーやんです。
今回は、鳥取県米子市の私立高「米子松蔭高校」にお邪魔してきましたよ~!
私自身、松蔭高校を訪れるのは今回が初めて。出身校でないかぎり足を踏み入れるチャンスはそうそうないので、とても貴重な機会!
今回はラズダのYouTubeチャンネル「ラズダTV」の動画撮影を兼ねて、カメラを回しながら校内や授業を見学してみました。
その動画がコチラ↓↓
独自の授業スタイルで生徒を育てる「米子松蔭高校」
かねてより「スポーツ校」としてのイメージが強い米子松蔭。
放課後のグラウンドや体育館では、バットの金属音や竹刀の音、生徒らの掛け声が響いていました。
出身校ではないけど、この高校ならではの雰囲気がすでに懐かしい・・・!
校内の様子を見て回るだけでなく、今回は授業見学も目的のひとつ。
近年、全国の高校で必修化された「総合的な探究の時間」。生徒自らが課題を設定して解決に取り組む学習活動で、米子松蔭高校でも今年度から導入されました。
自分たちで課題を見つけたり、答えのない課題に取り組んだりすることで、それぞれの考える力を養うわけですが、米子松蔭では生徒の力をより伸ばすため、独自のやり方で実施しているのだとか!
なんでも、米子市内の地元企業とコラボして、高校だけでなく"地域全体で”生徒を育てる仕組みとのこと。
いったいどんな授業なのか気になるところ。
今回は、其山先生が担任をつとめる3年T組の授業を見学させてもらうことに。
生徒らの成長ぶりを3日間にわたって密着!
全国高校の必修科目を、独自の学習スタイルで実践する米子松蔭高校。
さっそく3年T組の教室へお邪魔して、生徒らに授業の進捗を伺ってみました!
「総合的な探究の時間」は、"生徒自らが課題を見つけて解決に向けて取り組む”のが本来の在り方。とはいえ今年度から導入された科目だけに、生徒はもちろん先生側も手探り状態なのは、他校のみならず米子松蔭も同様です。
そこで同校では「探究学習」と題して、導入初年度であることを鑑みて「地元企業から課題をもらい、自ら課題を選んで解決に向けて取り組む」という形式を採用。実際に米子市内の地元企業3社が賛同し、各企業が抱える社会問題、業界問題を生徒らに課題として提供。おのずと生徒らは、より現実社会に即した"よりリアルな問い”に取り組むことになります。
【探究学習の協力企業と提供課題】
▼山陰酸素グループ(総合エネルギー)
課題①私たちが暮らす米子地域の課題とは?
課題②ガスや電気が流通する経路・仕組みは?
課題③今後エネルギー業界で必要とされることは?
▼アート建工(建築業)
課題①空き家の活用方法
課題②ウォーカブルなまちづくりの提案
課題③駅前の空き家店舗の活用方法
▼味屋コーポレーション(飲食業)
課題①食べる意味とは?
課題②なぜ海外の人は地方へ訪れるのか?
課題③鳥取県(または山陰)の食の独自性とは?
ラストは企業の方々の前でプレゼン発表会!
「探究学習」の締めくくりは、企業の方々に向けたプレゼン発表会!
それぞれのグループが考えた独自の解決策を、課題提供元である企業の方々の前で披露します。
授業科目の最後に「発表の場」を設けることで、課題解決に取り組む生徒らの意欲が高まるほか、プレゼン能力も養われます。
企業側にとっても、現役高校生の意見や考え方にふれる貴重な機会となるだけに、双方に大きなメリットがありそうですね♪
詳細は動画でチェック!
動画では、課題に悩む生徒、そんな生徒を心配する先生にた~っぷりと密着!
さらに気になる校内の様子も楽しめるので、気になる方はぜひ動画もチェックしてみてくださいね↓↓
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部べーやん
山陰のタウン情報誌「ラズダ(Lazuda)」の編集長。出雲市佐田町出身。
入社以来、ラズダを作り続ける編集スタッフ。新しいラーメン屋には行かなきゃ気が済まないィィ性格(だそう)。
超ローカルYouTubeチャンネル「Lazuda TV」の立ち上げから、企画・編集・出演を務めています!
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