一畑薬師参道に仲間入り。出雲市のカフェ『Butter yellow Cafe』で憩う

編集部あつきち
編集部あつきち

黄色い小屋カフェ『Butter yellow Cafe(バターイエローカフェ)』。自家焙煎コーヒーと手仕事の店

出雲市の山上にあるお寺『一畑薬師』の参道に、カフェ『Butter yellow Cafe(バターイエローカフェ)』がオープン。

パッと目をひく黄色い建物が印象的。思わず足が向いてしまう、かわいらしい店構えのカフェです♪

モノづくり好きな夫婦が営み、店内には自身の作品をはじめ、島根の工芸品が並びます。

カフェメニューは、こだわりの自家焙煎コーヒーが自慢。ワイン、ジュース、手作りスイーツも用意しています。

四季の風景が美しい山上の寺院『一畑薬師』と、商店が並ぶノスタルジックな参道沿い。その景色の中へ新たに『バターイエローカフェ』が仲間入り!

「新旧が交差する空間で、贅沢なひと時を過ごしてもらうために」と、特別なおもてなしが待っていますよ。

『バターイエローカフェ』の場所、駐車場

『バターイエローカフェ』があるのは、『一畑薬師(一畑寺)』の参道沿い。

店の住所は出雲市小境町2116-2。『一畑薬師』大駐車場から歩いて3分ほど。営業時間は10:00~16:00で、火・水曜定休。

店主は木工作家。「作り手」であり「伝え手」でもある筑後夫婦

お店を切り盛りするのは、出雲市平田市出身の筑後さん夫婦。温かい笑顔で迎えてくれます。

約20年前から木工作家「バターイエロー」として夫婦で作家活動をスタート。

旦那さんが形を作り、奥さんが仕上げを担当。木の風合いを生かした、かわいいアクセサリーを作られています。

「やるからには本物になりたい」。木工作品を作り始めたころ、そんな意志を抱いたそう。

本物の職人に基礎を学び、自分の気持ちに忠実に、「こんなのがあったらステキだな」と心躍るような作品を今も作り続けています。

店内のクラフト作品コーナーには、夫婦の作品のほかに「出西窯」、「袖師窯」といった島根の名高い窯元の作品も。

地元の窯元による陶器、安来市『天野紺屋』の手拭いやブローチなど、2人が大好きな作家さんのアイテムがずらり。

作品を展示する棚は、旦那さんのお手製。

見た目は同じでも、風合いが異なる木を用いることで、窯元の個性が引き立つようひと工夫。そんな細やかな気配りからは、作り手への敬意が感じられます。

「ただ売るだけでなく、作り手の思いを伝えることを大切にしている」。作品の見せ方ひとつとっても、作り手を尊重する姿勢が伺えます。

こだわりの焙煎で目指す至高のコーヒー

旦那さんのこだわりが詰まった、自慢の自家焙煎コーヒーにも注目を。手間ひまかけた、本物志向の一杯をいただけます。

旦那さんが淹れるコーヒーの特徴は3つ。

  • 生豆をハンドピック
  • 50℃洗い
  • ダブル焙煎

厳選した生豆の中から、さらに不良豆は手作業で除去(ハンドピック)。雑味のないコーヒーを作るために、異物や欠点豆は余すことなく取り除きます。50℃の温水で生豆を洗浄したのち、余分な不純物を除いてから、焙煎に備えて常温保管。

手間と時間をかけた二度の焙煎で、豆の風味を最大限に引き出します。

筑後さんご夫婦は、コーヒーを「贅沢品」と考えているのだとか。

たった一杯でも、贅沢な時間を過ごすための必須要素であるために、素材、水、器具、技術にはクオリティを追求。

『バターイエローカフェ』でいただくコーヒーは、作家の作品同様に本物志向を感じられます。

「カフェオレ」に使用されるのはマンデリン豆。

深みがある味に香りが立った一杯です。飲むたびに豆の香りが口中に広がり、感動が押し寄せます!

ホットコーヒーは、店に並ぶ窯元のカップに入って提供してくれますよ。

前身『ばんびー』の記憶が残る内装、受け継ぐ景色

かつて18の商店が並んでいた『一畑薬師』の参道も、現在は5つの商店と『バターイエローカフェ』を加えた6店舗のみ。

『バターイエローカフェ』がある場所には、3年前まで『ばんびー』という名前の商店がありました。惜しまれつつ閉店して以来、空き店舗となっていたそう。

筑後さんご夫婦は『ばんびー』の面影を残したいと考え、現在の店舗にあえて残している箇所も。

例えば、柱の横にある切り込み線は『ばんびー』時代の小上がりの区切りを示しているもの。

「ばんびー時代のお客さんにも、ここで再び穏やかな時間を過ごしてほしい」と、筑後さんたちは願っています。

店内からは、宍道湖と大自然のパノラマビュー。

『ばんびー』時代のお客さんにとっては懐かしい景色かも。

手仕事アイテムに、自家焙煎コーヒー、そして店内から眺める雄大な景色。

『一畑薬師』参拝時は、ぜひ『バターイエローカフェ』で至福のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?

Butter yellow Cafe

バターイエローカフェ
住 所:島根県出雲市小境町2116-2 [MAP]
営 業:10:00~16:00
休 み:火・水曜
駐 車:「一畑薬師」大駐車場を利用
情 報:Instagram

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編集部あつきち

タウン情報ラズダ編集部

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タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。

好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!

取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!

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