二人目以降の上の子の心のケアには月1回程度の「親子デート」を!
二人目が生まれて荒れる上の子の言動。そんな時は「親子デート」で心の安定を
みなさんこんにちは。レインディアの藤原です。
秋の夜長楽しんでいますか?
私の秋の夜の楽しみは、やっぱり映画鑑賞。子ども達が寝た後、一人で夜中に映画の世界へ入り込んで現実逃避しています。そして、私のテンションが上がるポイントは、映画で使われている家具や照明、オシャレな品、カッコイイ品、カワイイ品で、画面の片隅に見つけては喜んでいます。
この育児コラムを読まれている方は、私が北欧インテリアショップを経営している事を知らないかもしれませんが、実は19年前から北欧家具屋をしていて、インテリアも大好き&専門家なんですよ。
ちなみに、先日アマプラで見たのは「マトリックスレザレクションズ」。家族の誰も興味を示さないので、ようやく見られたのですが、ハーマンミラーの家具が良いです。
また、個人的に感動したのはショーンコネリー時代の「007」シリーズ。北欧家具が海外で人気を博した最初の時代、最近はリマスターでキレイな映像に修正され、様々なシーンで使われている家具を見てヨダレを垂らしている私です。
月に1回、「ママをひとり占めできる日」をつくってあげて
前置きはこのくらいにして、今回のコラムは最近立て続けに寄せられたお悩みについて。
それは、《下の子が生まれて、上の子の対応に困っている》という相談。
特に多いのが、上の子が男の子の相談です。
- 5才の長男が下の子に意地悪する
- 下の子におっぱいをあげている時に邪魔しに来る
- 下が生まれてから上の子のワガママがスゴイ などなど
お母さんも、お兄ちゃんが寂しい気持ちになっているのは理解しているけれども、下の子が小さいと手がかかって、どうしても上の子にはガマンさせてしまうしか手がありません。休日、夫に長男を任せると、理不尽に叱られて可愛そうになり、夫も頼りにならないなんて声も。
家族みんな、お兄ちゃんが大好きなんだけど、それを子どもが理解できるはずもなく・・・。
そんな相談に対して、私は「1ヶ月に1日だけ、お兄ちゃんと2人っきりのデート日を作ってください」と提案します。
お兄ちゃんの年齢にもよりますが、3才以降の男の子なら記憶力もしっかり育ってきているので、“ママを独占できたうれしい時間”を1ヶ月以上覚えてくれ、頑張ってくれると思います。
これをするためには、家族なのか一時保育なのか、誰かに下の子を預かってもらう必要があり、それも大変かもしれません。それでも、お兄ちゃんの情緒の安定や幸福感のために、ぜひお兄ちゃんとデートしてあげてください。
デート内容は、ファミレスでソフトクリーム食べたり、コンビニでおにぎり買って公園で食べたりで充分。きっと、「次は○○(下の子)と一緒に来たいね!」と言ってくれるハズ。
そして、仕上げにミニカーでも、ガチャでも、ぬいぐるみでもいいので、ママとデートした記念品を用意してあげましょう。それを見れば、ママとの時間を思い出すので、次の日から頑張ってくれるでしょう!
1ヶ月に1日と書きましたが、それが4才とか5才なら2ヶ月に一度でもいいでしょうし、6才以上なら春夏秋冬の季節ごとでもOK。もちろん、家族みんな揃ってのお出かけや思い出作りも大切ですけどね。
上の子が2才未満なら赤ちゃん扱いをしてあげるのも◎
ただ、長男が2才と幼ければ、1ヶ月に1日というワケにはいきません。赤ちゃん返りなども重なるので、デートというより、赤ちゃん扱いして甘えさせるなど、子ども扱いをしなければいけないでしょう。
3才ごろになって、大人と子どもの区別が付き、自分が子どもであることを認識し始めます。3才を超えれば、正義感が育ったり、ヒーローや野球選手に憧れたりと、かっこつけようとするのが男の子。すなわち、3才以降の男の子となら、デートが楽しめるということ。
もしかすると、夫よりも“キュン!”とする言葉を投げかけてくれるかも(笑)。
ちなみに、上の子が女の子だった場合、パパとのデートをイヤがったり、ママのストレスが増えたりという話もあるので、女心は男性の私ではちょっと難しいです・・・。
我が家では、子ども達が小学校に上がってからも、夫婦で分担してお兄ちゃんと妹を、別々に過ごす時間を作るようにしています。たくさんの兄妹がいると、中々大変というか、不可能に近くなると思いますが、親と2人きりの時間を少しは作るように意識して欲しいと思います。
さて、明日は娘とデートの日。妻はお兄ちゃんと汽車で出かけるようです。夜ご飯の時に、1日を報告し合うのが楽しみです。
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この記事を書いた人
Reindeer 代表取締役社長
レインディア藤原さん
北欧インテリアショップ『reindeer』、木のおもちゃのレンタルプログラム「もくレン」などを運営。中海テレビ「県議熱中討論」コーディネーター、よなご宇沢会幹事も務める。幼稚園や保育園、市町村の子育て支援センターなどで育児講演を行う。乳幼児の育児相談から不登校問題もお気軽にどうぞ! いつも作りかけのお店はまさに秘密基地、まずは自分でするのが藤原流であり、北欧から学んだこと。お喋り大好きな二児の父です。
最近では、米子市岡成で子育て支援プロジェクト『コーセリ』の代表理事を務めています。私は子どもが生まれる前の妊娠期から、子育てや子どもの発達について学びながら準備をしていくことが、子育ての不安を減らすうえで大切と考えています。そのような視点から、子育て世代の親を対象としたセミナーを企画・開催しています。また、子どもと一緒に参加できる体験教室やイベントなども行っています。
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