出雲市のモデル農園に井戸掘りへ。手掘りでザクザク!?編集部がお手伝い
先人の技術を学びたい!そんなみなさんと一緒に井戸掘りワークショップ
みなさん、こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」の編集部みずっちです。
私が山陰にIターンをしたのは今から約2年前。こんなに地球を体感できるワークショップに参加できるとは思いもしませんでした。
一体どんなワークショップかというと・・・
手掘りの井戸掘り体験!
ということで、今回お邪魔させてもらったのは、出雲市を拠点に活動している「NPO法人かえる俱楽部」。自然と微生物との共生を目指して、様々なことにチャレンジしています。
ちなみに、今回もラズダのネタ元「しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!」で、ワークショップ参加者募集を見つけて参加!
井戸と言えば「トトロで見たことある!」くらいだった私でも、しっかり井戸掘りのお手伝いをできましたよ〜。
現地へ到着すると、和やかな雰囲気の中、自己紹介タイムがスタート。
参加者のほとんどが島根県内の方でしたが、中には移住をしてきた方や県外から参加されている方も。
土地を守る神様に安全祈願を。
井戸を掘る前に、まずは神主さんを招いて「地鎮祭(じちんさい)」。
ここが実際に穴を掘る場所。神主さんから手ほどきを受けながらお供えをします。
ちなみに、井戸を掘る場所の選定は、「ここに井戸がほしい!」と思う場所でOKらしい。利便性を優先していいみたいです。
さて、掘るぞー!
しっかり安全祈願が済んだらいざ穴掘り!
気持ちいい青空が広がって、まさに穴掘り日和。
まずはじめに、「ホールディガー」と呼ばれる穴掘り専用の道具でザクザク。
「なにこれ!?」と初めて見る道具の便利さに驚きながら、参加者さんも一緒に掘って土をすくい上げます。
穴掘りスタートから僅か10分。150cmほど掘り進めたところでなんと水気が!(早っ!笑)
あっという間の出来事で、これには一同驚きと笑みが込み上げます。実はこの場所、昔は海があったとのことで水が出やすいみたい。
掘った穴にパイプを投入!
水気を確認して見通しがついたところで、細かく穴を空けた塩ビパイプを投入。
しっかり水平垂直を測って、使いやすい井戸を目指します。
ここでひとまず小休止。これまでの作業のおさらいと、今後の動きの講習会が開かれました。
講師の柳楽さんは青函海底トンネルなど、多数のトンネル工事に携わる穴掘りのプロ。土の色、地層などで水脈が分かるそうです。
水の大切さを一段と理解している参加者のみなさんだけあって、その表情は真剣そのもの。実際に私もどうやって水が汲み上がるのか、しっかり見て体験して理解できました!
お昼ご飯は手作りの鹿肉カレー!
穴掘りに夢中になっているとあっという間にランチタイム。
ワークショップはお昼ご飯付きだったので、ありがたくごちそうになります。
昼食の準備も参加者のみなさんでサポート。穴掘り班と分かれて準備を進めます。
こうやってご飯を作って交流を深めていくのもいいですよね!
香ばしい香りが漂ってきたところで手作りカレーの登場!
新鮮な野菜と鹿肉が入ったカレーをいただきます。鹿肉のおいしさに驚きつつ、同じ興味を持つ者同士での交流タイムに話が弾みます。
午後からもひたすら掘る!
ランチが終わったら午後はさらに穴を掘り進めます。どんどん深くまで掘り進め、ここからは脚立に乗って作業です。
講師の方が自作された特別な工具を使って、上から突いて掘っていきます。地道な作業ですが、これがまた大変。暑さと力作業に体力が奪われていきます。
ちなみに脚立に乗った時の高さはこんな感じ。
た、高ーい!
高いところが苦手な方はちょっと怖い・・・。今回はみなさんがしっかり支えてくれていたので、安心して穴を掘れました。
アドバイスをもらいながら掘り進めた道具を持ち上げると・・・結構な泥水が!
こんなにしっかりと水の循環を目にすると感動もの。
私はここまでの参加となりましたが、さらに掘り進めたところで透明な水が出るようになりました〜!
トトロで見たあの手押しポンプも取り付けて、見事な井戸の完成!
子どもたちの微笑ましい姿になんだかほっこり。これにてワークショップ終了〜。
後日にはシンクも取り付けられて、さらに立派な井戸になったとのこと!冷たい水も出ているみたいで最高ですね。
今後も井戸に名前を付けたり、屋根付きの東屋のような小屋を作りたいと語っていたNPO法人かえる倶楽部の山本さん。
ちなみに「かえる」とは、自然にかえる、地球の未来を考える、ゴミを宝に変えるなど、たくさんの意味を持った「かえる」とのこと。その言葉の通り、生ごみを堆肥にしたり、無農薬で野菜を作ったり。今回の井戸掘りのように水の循環を意識したワークショップを行っているので、興味のある方は要チェック!
NPO法人かえる倶楽部》Instagram
ワークショップ参加者のみなさん、お疲れ様でした!貴重な体験をありがとうございました!
ふるさと島根定住財団HP「しまっち!」とは?
今回のイベントを見つけたのは、ふるさと島根定住財団の新しいHP「しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!」。
「しまっち!」は自分なりのペースや参加方法で、島根の人・まちと交流できるポータルサイト。
現在、イベント・プログラムなどに参加する「サポーター」に加え、プログラムの主催者・地域団体などの「オーナー」も募集中みたい。興味がある方はHPをのぞいて見て!
HPはこちら》しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!
過去にはこんなプロジェクトに参加してみました!
★写真をタップorクリックで記事にとびます。
鳥取・島根のお仕事情報
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部みずっち
日刊webラズダ編集部。愛知県出身→東京→大阪→境港市在住(Iターン)。
だいたい2週間に一回坊主頭にしている三十路父ちゃん。「顔色悪いよ?」と心配されるので髭を剃るのはやめました。
DIYで家をリフォームしてみたり、畑仕事やら釣りやらバーベキューやらとやったことのないことにチャレンジ中。
楽しいことに夢中になるとついつい時間を忘れて、次の日は大抵体がしんどいです・・・。
【みずっちの過去記事一覧はこちら】