隠岐の島と言えば、そこかしこに大自然のダイナミックな絶景が広がる“絶景アイランド”。自然をそのまま楽しめる人気のレジャーエリア。

その中で、今回は少し変わった景観が広がるスポットをご紹介。松並木をバックに、「舟小屋」と呼ばれる小屋が並び立つ『屋那の松原・舟小屋群』です。

『屋那の松原・舟小屋群』があるのは隠岐の島町の都万地区。かつて賑わった漁師町の一角にあります。最寄りの港・西郷港からは車で約20分の距離。

「舟小屋」とは、舟を格納する建物のこと。島根県の沖合に浮かぶ隠岐の島町の南西、都万（つま）湾には、木造平屋で杉皮葺きの舟小屋が20棟、100メートルにわたって連なります。

水面穏やかな都万湾に、周辺の景観が写り込む様子は、漁村の物語をひも解いていけるようで郷愁にあふれています。

また、舟小屋群の背後には、昔、若狭の国から隠岐に流れ着いた八百比丘尼が、ひと晩で植えたと伝わる松並木も。

「日本の白砂青松百選」にも選定されている両者の景観があいまって、唯一無二の独特で趣き深い漁村風景をつくり出していますよ。

絶景スポットは数あれど、地域の歴史と一体となった絶景スポットは珍しい！隠岐の島町へ行かれた際は、ここにも立ち寄ってみてくださいね。

屋那の松原・舟小屋群

ヤナノマツバラ フナゴヤグン
電 話：08512-6-2311（隠岐の島町役場都万支所）
住 所：島根県隠岐郡隠岐の島町都万
営 業：周辺自由
駐 車：なし
情 報：HP

2019年6月23日公開／2022年3月22日更新