ヨーロッパの旅路で描かれた風景スケッチを中心に展示

没後10年企画展「石本 正 ヨーロッパ美術の旅―中世を夢みて―風景スケッチを中心に」(島根県浜田市)の開催情報

2025/12/06(土)~2026/03/08(日)

浜田市立石正美術館 展示室

浜田市 展覧会・アート

――こうした町を巡り歩いていると、人間が生きることの重さをしみじみ感じてしまう。自然の風景は確かに美しい。しかしそれ以上に美しいのは、長い時間をかけて作られたこうした町の景観だ。私には、ロマネスク美術も、イタリアの町の景観も、つきぬ悦びに満ちて見える。――石本 正

若いころからフレスコ画やレリーフなどの中世ヨーロッパ美術に憧れを持っていた日本画家・石本正(島根県浜田市出身/1920-2015)。イタリアをはじめ憧れの西ヨーロッパの国々を初めて訪れたのは1964(昭和39)年、44歳の時だった。目に飛び込んでくるロマネスク期やルネサンス初期の素朴で美しいフレスコ画や、中世の人々の息遣いをそのまま残したような地方都市の街並みに、郷愁にも似た共感と衝撃をおぼえた。このときの感動は帰国したのちも心の奥にくすぶり続け、その思いはやがて大都市から小さな村まで各地に点在する中世美術をくまなくめぐるツアー『ヨーロッパ美術の旅』へと発展する。外国語の画集やガイドブックを手に行先を自ら調べ上げ、約20年の間に9回、最大で3ヶ月という長期間にわたって約30名の教え子たちとともにヨーロッパ中をバスで走った。旅のなかでは常に、見たいものへと我先に駆け寄り美に感動する石本の姿があった。
本展では、『ヨーロッパ美術の旅』の道中で描かれた風景スケッチを中心に展覧し、画家の感動の旅の足跡をたどる。

詳細情報

没後10年企画展「石本 正 ヨーロッパ美術の旅―中世を夢みて―風景スケッチを中心に」

日程 12月6日(土)~2026年3月8日(日)9:00~17:00(最終入館16:30)※いわみの冬至祭「光の回廊2025」会期中の土曜日(12/6、13、20)は夜間開館・ライトアップのため20:00まで
会場 浜田市立石正美術館 展示室
住所・地図 島根県浜田市三隅町古市場589 [MAP]
電話 0855-32-4388
料金 観覧大人500円、高大生300円、小中生200円※「しまね家庭の日」毎月第3日曜日に家族で来館された入場者のうち、高校生以下無料
お問い合わせ 浜田市立石正美術館
URL https://www.sekisho-art-museum.jp/exhibition/nextex/after10th-journey-european-art
備考 休み:月曜(祝日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始(12/26~2026/1/3)