今年度第１弾となるコレクション展では、「作品の響き」をテーマに展示を行う。作品を目の当たりにした際、その後にはさまざまな感覚が湧き上がるが、中でも音やリズムを感じることは多くある。

徳持耕一郎《Piano &bass man》、岩佐保雄《バイオリンを持つ男》の楽器・演奏者をモチーフとした作品や、足立正太郎《ラジオ》、國頭繁次郎《ねこ》など響きを伴うほどに臨場感ある場面を切り取った作品のほか、村上誠三《フォトグラム》、若山八十氏《忘悦圏》をはじめとしたメロディーが聞こえてきそうな抽象的な作品などを中心に紹介し、作品と音の関係性に焦点を当てる。