『雲樹寺』って知ってる?安来市で話題のユニークなお寺へ
安来市で注目のユニークなお寺『雲樹寺』って知ってる?
こんにちは!「ラズダ」ローカルライター・ルミカです。
安来市在住の方から「よくイベントをやってるお寺があるから、行ってみたらいいよ」と教えてもらい、今回は『雲樹寺(うんじゅうじ)』へお邪魔してきました。
安来市にある『雲樹寺』は、長い歴史を重ねてきた由緒あるお寺です。
堂内でお会いしたのは、落語のように軽快な語り口調の住職!親しみやすい人柄に、すぐ心をつかまれました。
今回は、一般的なお寺とはひと味違う、『雲樹寺』の魅力をたっぷり紹介します。
『雲樹寺』の住所、駐車場
『雲樹寺』の住所は、島根県安来市清井町281。
駐車場は充分な広さがあり、50台分完備。
拝観時間は8:30〜17:00。基本は案内付き拝観で、館内を案内してもらいながら寺の歴史などを学べます。
建物内の拝観料は、大人500円、中学生以下300円。
『雲樹寺』山門は美しい建築様式
『雲樹寺』は、とても広い敷地を持つお寺。参道は長く、本来は四脚門(しきゃくもん)から入るのが正式ですが、今回は駐車場の横からすぐ境内へ入ることに。
最初に目に飛び込んでくるのが、境内の入口に立つ山門。
木が細かく組まれた、美しい建築様式。重厚感がありながらも、スタイリッシュな造りに思わず見入ってしまいます。
こちらが表から見た山門。とっても美しいですね。
江戸時代の宮大工たちの手により再現された、鎌倉時代の様式美。門や扉がないのは、広く人々を受け入れるためとのこと。
山門の上部には、『雲樹寺』の正式名称「天長雲樹興聖禅寺(てんちょううんじゅこうしょうぜんじ)」の額が掲げられています。
実はこれ、「後醍醐天皇」の直筆と伝えられるもの。
ちなみに2階部分には、お釈迦さまの弟子たちの絵「十六羅漢図(じゅうろくらかんず)」が納められているそうです。
仏殿には悟りを伝えたとされる「お釈迦さま」
山門を通り真っ直ぐ行くと、仏殿(ぶつでん)があります。
こちらは『雲樹寺』の一番大切なご本尊「お釈迦さま」。
手を合わせて一礼し、天井を見ると・・・
見上げた瞬間、思わず息をのむ「雲龍図」!まるで今にも動き出しそうなほどの迫力ですね。
「雲龍図」には、火事から守る意味があるんですって。知らなかった〜。
受付にはカプセルトイが!
受付でカプセルトイを発見。
「子どもや若い人にもお寺をもっと身近に感じてほしい」といった住職の思いが伝わってきます。
よく見ると「雲樹寺ミニ人形みくじガチャ」なんてのもありますね。『雲樹寺』にゆかりのあるキャラクターの人形と、おみくじがセットになった景品が購入できます。
広い本堂には“生きた証”が集まる
700年続く禅寺(ぜんでら)である『雲樹寺』。お坊さんの孤峰覚明(こほうかくみょう)という方が開いたお寺だそう。
禅寺とは座禅などを通じ、日々の暮らしの中で心を整えることを大切にするお寺のこと。
現在の住職は38代目。「お寺は元々、寺子屋としての学びの場。今はその役割を失ったからこそ、新しい形に変われる転換期だと捉えています。お寺に対するマイナスイメージを払拭し、地域のよりどころ、人々の新しい居場所にしたい」と語ります。
『雲樹寺』では敷地を活用して、写経会、落語会、音楽ライブなどのイベントを開催。中でも毎年恒例の「雲樹寺ナイトマーケット」は過去に8回開催され、2000〜3000人が来場するほどの人気イベントに。
イベントをきっかけに人が集まり、「お寺でこんなことをしたい」、「作品を置かせてください」と誰かの“生きた証”が置かれ、見た人がそれを知って学ぶ。そんなお寺本来の在り方を取り戻しつつあるそうです。
ご本尊や仏さんが祀られる本堂。合掌して挨拶を終えると、ん?何やら視線を感じる・・・?!
なんと、上には和紙に描かれた龍がこちらを見ていました。
9つの頭を持つ「九頭龍図」。両端には「白月菩薩」と「黒月菩薩」の姿も。20メートルもの長さで本堂の欄間(らんま)全体を覆っていて、そのスケールは圧巻です。
頭を数えてみましたが、9つすべて見つけられず、住職に教えていただきました。みなさんもぜひ数えてみてください。全部数えられたらスゴい!
こちらは、観音様や十二支などが描かれた屏風絵。一つひとつ丁寧に描かれた、かわいらしい観音様たち。見ているだけで心が和みます。
表情や姿はそれぞれ異なり、同じものはひとつもありません。何体描かれているのでしょうか?
人気フォトスポット「ハート窓」
住職が「心の健康のために」と作ったのが、こちらのハート型の障子窓。
写真映えするスポットとして人気で、最近では結婚式の前撮りにも使われるほど。
私も住職に撮影していただいたのですが、「私の頭が見えますか?ハイ、ぼうず!」とのひと言に思わず笑ってしまいました。
なんとなく参拝に訪れた方も、このハート窓で撮影すると、みなさん笑顔になるとのこと。
ちょっとした記念撮影は、拝観料500円で可能。特別な日の思い出にピッタリの一枚が残せそうです。
1300年前に造られた宝物「梵鐘」
続いて、本堂から外の廊下を歩いて『開山堂』へ。
こちらは、国の重要文化財である鐘の一種である宝物「梵鐘(ぼんしょう)」。「奈良の大仏」と同じ1300年前に造られたものとのこと。
「釣鐘」の上部には「麒麟(きりん)」、中央下には「天女」をイメージした姿が彫られています。
「天から天女が降りてきて、横笛と鼓で音をもたらし、この世の素晴らしさ、生きている証を私たちの元に運んで来ようとしている」。
住職のお話は、難しい説明ではなく、静かに心に届くような言葉ばかり。「合掌」の意味も深く受け取れました。
『雲樹寺』をもっと身近な存在に
お寺と聞けば、亡くなった人を供養する場所とイメージしがち。
しかし住職は、「死」ではなく“先人の生きた証を残す場所”に意識を変えていきたいと話します。「誰かの死を通じて、得られる知識や証の集まる場所に」と。
お寺にあるものには、全て理由があり、意味があるものばかり。「心に残るポイントひとつでも持ち帰って欲しい」と住職は話されていました。
『雲樹寺』の裏手には、山を借景とした出雲式庭園も。境内で拝観できるところは、すべて写真撮影OK。
「自分と一緒に境内を撮って、人生の一部にして広めてください」と住職。一番の想いは、まず安来市民の方に『雲樹寺』を知ってもらい、訪れてもらうこと。「住職の話を聞きに行きたい」と思ってもらえる、身近なお寺になりたいそう。
「時間帯を教えてもらえれば、なるべく居るようにします」とのこと。お悩み相談もOKなので、ぜひ住職のお話を聞きに行ってみて。
イベントなどの詳細は、Instagramを要チェック。
『雲樹寺』のおもしろいYouTube公開中!
ぜひチェックしてみて↓↓
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雲樹寺
うんじゅうじ
電 話:0854-22-2875
住 所:島根県安来市清井町281 [MAP]
営 業:8:30~17:00(年末年始・お盆を除く)
休 み:なし
料 金:【案内付き拝観】大人500円、中学生以下300円 ※団体拝観の場合は電話にて要予約
駐 車:50台
情 報:Instagram
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