どうもこんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部べーやんです。

松江市の繁華街、伊勢宮町のシンボルといえる建物『新天地』。その一角に新たな飲み屋がオープンしています！

『食事と酒どころ でぶや』は、埼玉県からIターンした気さくなご夫婦が2025年９月１日にオープン。

島根県の地酒とともに、長年の居酒屋経験で培った多彩な料理が堪能できる居酒屋です。

『食事と酒どころ でぶや』の住所は、島根県松江市伊勢宮町528 新天地１。

伊勢宮の中心にある建物『新天地』をずーっと奥まで進むと、緑ののれんが見えてきます。

営業時間は17:00～23:00（OS）。定休日は月曜、ほか不定休。

『新天地』の通路をずーっと奥まで進み、のれんをくぐれば『でぶや』店主がお待ちかね。

“大人の隠れ家”と呼ぶにふさわしい、肩肘張らずにゆっくりと過ごせる和空間です。

奥さんと２人で店を営む店主は、とにかく愛嬌があって気さくな方！「自分の体型をそのまま店名にした」ことからも、ユーモアを感じます。

夫婦そろって埼玉県出身ながら、「島根県は水がおいしくて食材に恵まれている」と伊勢宮町での開業を決意。

店内には、カウンター７席、テーブル２卓のほか、４人用の個室が１部屋。

最大17名収容で、10人以上の予約であれば貸切OK。年末年始は、忘年会や新年会で利用できそうですね。

固定メニューはなく、フードはすべて「本日のオススメ」。張り出されたメニューは不定期で変わるので、気になる品があればその日のうちに食べておきましょう！

今回は初来店だったので、店主イチオシの組み合わせをオーダー。

テーブルに並んだ４品は、ひと口食べればお酒が欲しくなるような料理ばかり！

魚の表面を炙った「キハダの焼き霜造り」に、手羽先に餃子餡を詰めた「手羽ぎょうざ」。

球体の揚げ物は「里いも唐揚げ」で、カラシを付けて食べると絶品だとか。

左側にある「ゆで豚」には、自家製の油淋鶏ソースと白ネギがたっぷりかかっています。

この淡い桜色の身、なんとも美しい・・・！

滑らかな口あたりで、炙りによる香ばしさ、しっとりとした弾力が楽しめるひと皿です。岩塩をひとつまみ振ると、キハダ本来のうま味がぐっと引き立ちますよ。

手羽先の中にギュっと餃子餡を詰め込み、パリッときつね色に揚げた「手羽ぎょうざ」。

外側の皮はパリパリ、噛んだ瞬間に中から熱々の肉汁がジュワッとあふれ出します。想像以上に肉感があってジューシー！なんだ、なんなんだ、この手羽先と餃子の“良いとこ取り”をしたようなメニューは！！

そのままで充分おいしいですが、付け合わせの柚子胡椒やタレを付けて食べるのもオススメです。

「白飯と地酒に合う料理」を提供している分、料理だけでなく地酒へのこだわりはひとしお。

島根県生まれの酒を選りすぐったメニュー表には、店主オススメの日本酒、焼酎、ウィスキーがずらりと並びます。

なんとなく眺めていると、気になる銘柄を発見。

「死神」といえば邑南町の『加茂福酒造』が醸造する日本酒ですが、「裏死神」ってなんだ・・・！？

ご存知の方はおられると思いますが、「裏死神」は、「死神」の新たな一面を引き出した裏バージョンだそう！

精米歩合50%以下に磨いた純米大吟醸で、控え目な香りと品のある酸味が特徴だとか。なんといっても、ラベルが水平逆向きになっている点がおもしろいですね。

「裏死神」のように、『でぶや』ではちょっとマニアックな地酒もラインアップ。

「ちょっと珍しい地酒を飲んでみたい！」方は、ぜひ店主に聞いてみてくださいね！

開業から数ヶ月経ち、近ごろは「常連さんの好みが少しずつ分かってきた」と語る店主。「あの人が来るから、この料理を用意しておこう」と、一人ひとりに合わせたメニューを用意することも。

あえて固定メニューを設定しないのは、「なるべく個々に寄り添って、お客さんが食べたいものを提供したい」との想いから。

のれんをくぐると、思わず「ただいま」と言いたくなるようなアットホームな居酒屋『でぶや』。

伊勢宮で飲む機会があれば、ぜひ覗いてみてくださいね！

食事と酒どころ でぶや

デブヤ
電 話：0852-61-1920
住 所：島根県松江市伊勢宮町528 新天地1 [MAP]
営 業：17:00～23:00
休 み：月曜、ほか不定休
駐 車：なし
情 報：Instagram