山陰で一番小さい鳥居!?鳥取市『熊野神社遺跡』

編集部いしやん
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あなたはくぐれる?鳥取市『熊野神社遺跡』の小さい鳥居を見に行ってきた

みなさん、こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部いしやんです。

「山の中に“地面を這わないとくぐれない鳥居”があるらしい」

そんな話を聞いて、じっとしていられず、鳥取市佐治町にある『熊野神社遺跡』へ!

ここは古墳時代ごろ、積石塔(墳墓)が造られたことに始まったと考えられている場所。その後、和歌山県『熊野大社』から熊野信仰が取り入れられ、神社が祀られたという、歴史深いスポットです。

今は鳥取市指定の史跡に。入口から奥の院までの山道沿いに、石仏・五輪塔・古墳などが点々と並びます。

小さい鳥居を目指して山の中へ!

スタート地点には案内マップあり。どんなルートで歩くかイメージしやすくなっています。

駐車場から山側へ進むと早速、石段の上り坂が登場。

鳥取市の案内によると、

  • 入口から本殿(小鳥居のある場所)まで:約170m
  • 入口から奥の院まで:約400m
  • 見学所要時間の目安:約40分

とされています。

距離だけ見ると、すぐ着きそうに感じますが、足元は湿っていると少し滑りやすいところも。

スニーカーやトレッキングシューズ推奨です。

石段を上っていくと、道の左右に、ぽつりぽつりと石仏さん。

『熊野神社遺跡』の入口付近から奥の院までの間には、表情豊かな石仏(羅漢仏)が17体。

笑っているように見えたり、落ち着いた表情に見えたり。一体ごとに「性格」がありそうで、つい見入ってしまいます。

石仏のほかにも、大きな岩をそのまま神様の“お住まい”とした神蔵(石祠)、大きな石を積み上げてつくられた積石塔(古墳)なども。

足元に転がる石ひとつにも意味がありそうな、そんな雰囲気。ただのハイキングとはちょっと違う、静かな重みを感じます。

いよいよウワサの小さい鳥居とご対面

石段を上りはじめて、体感で10分ぐらい。

前方に、ちょこんと不思議なシルエットが見えてきました。

近づいてみると・・・

「え、ちっっっちゃい」

二度見必至!大人が普通にくぐるなんて、まず無理なサイズ感・・・。

腰をかがめるどころの話ではなく、ほぼ地面を這うような姿勢にならないと通り抜けられなさそう。

せっかくなので、iPhoneの計測アプリで測ってみることに。

横幅44センチ、高さ19センチ。これは子どもじゃないと厳しいかな~。

鳥居の向こうに祀られているのは、イザナギとイザナミの二柱。国生みの神様です。

こちらの鳥居をくぐると、学問や安産にご利益があるとか。

日本一小さい鳥居としては熊本県の『粟嶋神社』が有名ですが、『熊野神社遺跡』の鳥居も負けず劣らずの存在感!

【おまけ】お賽銭箱?もめっちゃ小さい

せっかくなので「お賽銭を」と思って見渡すも、それらしいものは・・・
お賽銭箱?も山陰で一番小さそう。

帰りの道中、木のトンネルを抜ける散策道は、朱色の葉っぱがチラホラと。

悠久の時間と、伝統・文化を体感できる『熊野神社遺跡』。プチトレッキング気分で自然に癒やされるオススメスポットでした!

鳥居はくぐると、倒しそうなので、目の前で手を合わせるのが無難かもです!

熊野神社遺跡

住 所:鳥取県鳥取市佐治町大井 [MAP]
営 業:散策自由
駐 車:あり
情 報:HP(鳥取市)

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
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タウン情報ラズダ編集部

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島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部の現編集長。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な蛇年の年男。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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