民藝イズムが息づく出雲の超人気ベーカリーカフェ『ル コションドール出西』

編集部にっかんくん
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全国的にも人気の窯元『出西窯』がプロデュースするベーカリー&カフェ

出雲平野の町、島根県出雲市斐川町の西端、その地域名を冠して昭和22年に開窯した窯元『出西窯』。実用品としての美しさを追求する器はシンプルで親しみやすく、この窯をきっかけに陶器に興味を持つ人も多くいるほどの実力と人気を誇ります。

そんな『出西窯』が、鳥取市の有名ベーカリー『ル コションドール』のブーランジェ・倉益さんとタッグを組んでスタートした、ベーカリーとカフェの店がここ『ル コションドール出西』です。

パンが盛られるカゴ類は、『出西窯』の創設メンバーである先代・多々納弘光氏のコレクション品。

ランチの主力は特産品「出西生姜」入りのカレー。デザートやドリンクにも地産品が使用されているんですよ。

テーマは「器、パン、カフェを主体とした心地良い暮らしの提案」

特産品や米・野菜など、地元食材を積極的に取り入れた地域活性と情報発信の拠点も担う同店。

その様々なシーンで活躍するのもやはり『出西窯』が創り出す器の数々。「ほかの食事に合わせるハード系や食パンが中心で、日常的に食べてもらえるものばかりなので、デイリーに使える出西の器と相性がいい」と話すのは、カフェメニューも統括する倉益さん。

当初は「使いにくいかな?」と思っていた、“出西ブルー”と呼ばれる象徴的な青い器も、「ワンプレートで盛ってみると、想像以上に料理が引き締まった」とうれしい誤算も。

「その厚みが焼き上がりにちょうどいい」と、器をそのまま調理器として使った看板デザート「出西プリン」(440円)など、今後も器と料理との新しい試みを模索していくようです。

厨房に並んだ『出西窯』の器の数々。何気ないところで存在感を放つ、ショールームのディスプレイのよう。
カンパーニュ、バゲットとハード系が充実。「木次牛乳」使用の「ブリオッシュ」(129円)など地域色も豊か。
購入したパンはランチタイムを除きカフェにてイートインも可。「出西ブレンドコーヒー」(418円)などのドリンクもテイクアウト(410円)できます。
「カレープレート2種あいがけ」(1430円)と「出西アイスティー」(店内418円)。旬野菜たっぷりの「季節のカレー」と「鶏キーマカレー」を1つの皿で楽しむカレーランチには、地産の柑橘ティーがよく合います。
大きな窓から陽光が差し込むカフェスペース。天井が高くとられロフト席、2階席もあります。
窯敷地内の展示販売所の北側に立つ店舗。広い田園地帯にありながらひと際人で賑わう、まさに地域の拠点です。

【感想】地元と繋がる→自分の故郷がフューチャーされてる!→リピーターになる

オープン以来、開店早々から客入りが絶えない『ル コションドール出西』。窯元とベーカリーの思いが、訪れる人々の暮らしに確かな彩りを添えているようです。

ル コションドール出西

ルコションドールシュッサイ

電 話:0853-27-9123

住 所:島根県出雲市斐川町出西3368

営 業:9:30~17:00(OSフード16:00、ドリンク16:30)*ベーカリーは9:00~17:30

休 み:火曜、第2・4水曜

駐 車:80台(共同)

情 報:HP FB instagram

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山陰のタウン情報誌「Lazuda」編集部に所属(?)。新しいコト、ウワサに目がないミーハー。当サイトのマスコットキャラクターも務める。

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