日中韓の舞台が出合う「BeSeTo演劇祭29」+「鳥の演劇祭18」が9月に開幕!


鳥取県各地で日中韓の舞台が観られる!「BeSeTo演劇祭29」+「鳥の演劇祭18」
2025年9月20日(土)~10月12日(日)にかけて、鳥取県で開催される演劇祭「BeSeTo演劇祭29」と「鳥の演劇祭18」。
鳥取市鹿野町にある『鳥の劇場』のほか、『米子市公会堂』、『とりぎん文化会館』、『鳥取県立美術館』でも上演されます。
今年は2つの祭りが同時開催され、日中韓の舞台が鳥取に集結!観るだけでなく、参加して「体験」できる演劇祭です。
実は舞台専門の俳優なんです!
みなさんこんにちは
普段はアウトドア系インフルエンサーとして活動しているタケcampです!
今回は、本業である舞台俳優「竹内大樹(たけうちだいき)」として、今年の鳥取市鹿野町でしか味わえない特別な「演劇祭シーズン」をご紹介します。
「鳥の演劇祭18」とは?
2008年から毎年開催してきた国際演劇祭「鳥の演劇祭」。
鳥取市鹿野町の『鳥の劇場』を中心に、町内近隣にも仮設劇場を設け、風情ある城下町地域全体で展開。
「まちを歩きながら作品と出合う」というユニークな演劇体験ができます。
演目のジャンルは幅広く、現代演劇からダンス、サーカス、人形劇まで様々。子ども向けの作品、障がいのある方と一緒に創作された舞台などが上演され、誰もが演劇を楽しめる「開かれたフェスティバル」として親しまれています。
演劇ファンだけでなく、まち歩きや地域文化に関心がある人にとっても「鳥の演劇祭」は特別な体験の宝庫。
ゆったりとした時間が流れる鹿野町で、アートと出合い、思わぬ物語に巻き込まれる数日間です。
鳥取県鹿野町にある『鳥の劇場』
鳥取市鹿野町に、ひと際ユニークな劇場があります。その名も『鳥の劇場(BIRD Theatre Company TOTTORI)』。
廃校になった小学校と幼稚園をリノベーションして誕生した2006年以来、演劇と地域、そして世界とを繋ぐ文化の拠点として歩み続けています。
芸術監督を務めるのは、鳥取出身の演出家、中島諒人さん。
「芸術は、地域社会と深く結びついてこそ意味がある」
そんな思いのもと、ただの「劇場」ではなく、「出会いと表現の場」として活動されてきました。
中でも印象的なのが、毎年秋に開催される「鳥の演劇祭」。国内外から多様な作品が集い、鹿野町全体が演劇の舞台になるような、ワクワクと驚きに満ちた祭典。観るだけじゃなく、誰もが参加できる仕掛けがたくさん詰まっていて、子どもから大人まで心躍る時間を過ごせます。
さらに、子ども向けのワークショップ「トリジュク」、障がいのある方と一緒に作品をつくる「じゆう劇場」など、インクルーシブな取り組みも盛ん。演劇を「観るもの」から「つくるもの」へ。その喜びを分かち合う姿勢が、劇場の根底に流れています。
芸術と地域、そして人と人を繋ぎ続ける『鳥の劇場』。その舞台の上で、新たな物語が次々と誕生しています。
関連企画も盛りだくさん!
初日9月20日(土)には、『鳥の劇場グラウンド』にて「山陰三ッ星マーケット@鳥の演劇祭」が開催!
山陰各地から選りすぐりの「こだわり」、「心のこもった」、「オリジナリティあふれる」“三ツ星なお店”が大集結します!
また、劇場周辺では、秋の鹿野町を五感で満喫できるイベントが目白押し。「鹿野ぶらぶらまち歩き」、「小鳥の家族企画」など、演劇以外にも見どころ満載。まち歩き企画も複数日で実施され、観劇+ローカル体験が一度に叶います。
東アジア3ヶ国をつなぐ「BeSeTo演劇祭」って知ってる?
日中韓の優れた舞台が集まる「BeSeTo演劇祭」。各国の見応えのある舞台を楽しめます。
「BeSeTo」は、北京(Beijing)、ソウル(Seoul)、東京(Tokyo)の3都市の頭文字から名づけられたもの。
1994年、韓国・ソウルで第1回が行われて以来、毎年3ヶ国が持ち回りで開催。今は鳥取県を日本の主開催地としており、実は最後の「BeSeTo」のToは鳥取のTo。政治的緊張がある中でも中断せず続いてきた歴史があり、今年で29回目を数えます。
また、作品を上演するだけでなく、各国の文化や演劇の考え方を交わし合う「対話の場」としても機能している点も魅力!
3ヶ国の演出家や俳優たちが一堂に会し、ワークショップやシンポジウムなども行われる、まさに演劇を通じた国際交流の場です。
鳥取県のまち全体が劇場のような雰囲気の中、海外のアーティストと地元の人々がつながる姿は、「BeSeTo」ならではの光景。文化や歴史が複雑なつながりを持つ東アジア地域だからこそ、演劇を通じて築かれる対話の時間が、大きな意味を持ちます。
会場で「BeSeTo」の名前を見かけたら、「あ、国際演劇祭のあれだ!」とちょっと鼻高々に友達に教えてあげてくださいね!
演劇祭の詳細はこちらのHPで確認できますよ!
日中韓共同制作『ガラスの動物園』
ぼく自身も、『BeSeTo演劇祭』にて上演される「ガラスの動物園」に出演させていただく予定です。
この劇場に流れる時間と空気、そして、演劇に込められた「希望」を全身で感じながら、観客のみなさんと出会えることを、今からとても楽しみにしています!
ぜひ観にきてくださいね!
今年の秋は舞台芸術を堪能しましょう!
「BeSeTo演劇祭29」と「鳥の演劇祭18」は、舞台を「観る場所」ではなく「出会う場所」にしてくれます。この秋だけ楽しめる特別な演劇祭で、あなたの一日にも物語を。
私は『ガラスの動物園』で舞台に立ちます!みなさんのご来場をお待ちしております!
会期 | 2025年9月20日(土)~10月12日(日) |
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主会場 | 『鳥の劇場』及びその周辺 |
サテライト会場 | 『米子市公会堂』、『とりぎん文化会館(梨花ホール)』、『鳥取県立美術館』 |
アクセス | 公式HP アクセスについて |
チケット | 公式HP チケット予約窓口 |
鳥の劇場
トリノゲキジョウ
電 話:0857-84-3268
住 所:鳥取県鳥取市鹿野町鹿野1812-1 [MAP]
情 報:HP
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
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この記事を書いた人

ラズダlocalライター
DAIKI TAKEUCHI
旅とキャンプと犬を愛する舞台俳優。石見地域を中心に文化事業を行う「IWAMI ARTS PROJECT」代表。総フォロワー10万人の動画クリエイター「タケcamp」としても活動中。
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