恋とは?愛とは?〜山陰で考える親子の情報交換⁉︎〜【藤原さんの育児学Vol.11】
メリークリスマス! そして恋の季節到来?
令和元年もいよいよ12月、クリスマスシーズンですね。
今回は、真面目に語るのはちょっと恥ずかしい「恋と愛」のお話をしたいと思います。
突然ですが、あなたは今、恋していますか? 愛していますか?
返答に困りますよね。
では相手は、あなたに恋していますか? 愛していますか?
相手のことは分かりませんか?
もし、この段階で相手が自分をどう思っているか分からなければ、それは恋です。
いいですね〜!恋! ドキドキします。(笑)
では、愛されていると答えた方、あなたは相手のことを世界で一番知っていますか? 同時に相手は、あなたのことを一番理解してくれていますか?
今回、育児の話の中で恋と愛の話を書いたのは、愛を理解して欲しいからです。
子どもに恋するとは言いませんが、子どもを愛しているとは言いますよね。子どもがお腹の中に誕生してから、ずっと見守っていて、お母さんは子どもの事を一番知っている存在です。もちろん、子どもにとってもお母さんが全て。
私は父親ですから、子どもから愛されるためには、子どもの事を知る事、子どもに自分の事を知ってもらう事を頑張らなければいけません。
夫婦関係においても「相手のことを知りたい!」「相手に知って欲しい」という恋の段階は、お互いの情報がまだ少なかった訳ですが、結婚して生活を共にすると、お互いの事を一番知り合うのが夫婦になります。
近年、離婚する男女が増えていますが、原因は相手の知らない一面にある訳です。
知りたい、欲しい、というのは欲望です。例えれば、ラーメンが食べたい、ケーキが食べたいといった食欲と同じ。
愛とは、お腹が満腹の食後と似ています。
食後に食欲は湧きませんが、しかし必ずまたお腹は減っていきます。
その時の為の準備ができるかどうかが、夫婦関係を継続できるかどうかの基準。日々の情報交換は、愛を継続させるために努力して行うものです。
一方、子どもへの愛はどうでしょうか。
子どもが欲しい欲しいと、授かったのに、育児の仕方が分からない、仕事に復帰したい、プロの保育士に任せたほうが安心、などと子どもとの付き合いが軽薄になってきてはいないでしょうか?
テレビや新聞などで、家出少女が犯罪に巻き込まれるニュースを見ると、子どもの「誰かに私の気持ちを知って欲しい」という感情が悪用されていることが分かります。
子どもは愛されたい、すなわち、自分の事を知って欲しいし、相手のことも知りたいのです。
親子の愛もまた、日々の情報交換が大切になってきます。
このコラムを読んで、じゃあ夫婦で情報交換、親子で話し合ってみようと思われても、実際どうすればいいのか分かりませんよね。いきなりいろいろな会話が成り立つことはないので、ポイントとしては、昨日と変化がなかったかどうかを確認し合いましょう。
新しい出来事や珍しい経験は、そんなに頻繁には起こりません。とりあえず何か、会話していればいいのです。
人間の脳は、人の話を聞いていないようでも、実は聞いて覚えていると言われています。
ただ、思い出そうとしても思い出せないだけ。キッカケがあれば思い出すので、双方向での気軽な会話を心がけましょう。
クリスマスとは本来、キリストの生誕を祝い、家族で過ごすもの。
決してプレゼント交換の日ではないので、あれこれねだるのはホドホドに。(笑)
鳥取・島根のお仕事情報
この記事を書いた人
Reindeer 代表取締役社長
レインディア藤原さん
北欧インテリアショップ『reindeer』、木のおもちゃのレンタルプログラム「もくレン」などを運営。中海テレビ「県議熱中討論」コーディネーター、よなご宇沢会幹事も務める。幼稚園や保育園、市町村の子育て支援センターなどで育児講演を行う。乳幼児の育児相談から不登校問題もお気軽にどうぞ! いつも作りかけのお店はまさに秘密基地、まずは自分でするのが藤原流であり、北欧から学んだこと。お喋り大好きな二児の父です。
最近では、米子市岡成で子育て支援プロジェクト『コーセリ』の代表理事を務めています。私は子どもが生まれる前の妊娠期から、子育てや子どもの発達について学びながら準備をしていくことが、子育ての不安を減らすうえで大切と考えています。そのような視点から、子育て世代の親を対象としたセミナーを企画・開催しています。また、子どもと一緒に参加できる体験教室やイベントなども行っています。
【レインディア藤原さんの過去記事一覧はこちら】
コーセリプロジェクトHP