【山陰の企業】未来のものづくりを創造。安来市の「株式会社 キグチテクニクス」【ラズダ広告】

編集部にっかんくん
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未来のものづくりを創造。安来市の「株式会社 キグチテクニクス」

みなさんこんにちは!鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。

「日刊ラズダ」では、山陰で就職を考えている方に向けて、鳥取・島根の優良企業を約2ヶ月にわたって毎日紹介中!

今回取り上げるのは、島根県安来市の「株式会社 キグチテクニクス」。

ネット情報や説明会で企業情報を得ても、会社の風土や社内の雰囲気まではなかなか見えにくいもの。そこで編集部では、代表者が語る企業のビジョン、現場で働く社員のリアルな声など、数字だけでは伝わらない魅力を多面的に取材してきました。

学生の方、UIターンを検討している方、学校関係者や保護者の方まで、ぜひ企業研究の参考にしてみてくださいね♪

「株式会社 キグチテクニクス」ってどんな会社?

世界が認める高技術で人々の安心安全を支える

子どもたちが公園で使う遊具や、普段何気なく使っている車。これらの安全性の陰には、数えきれないほどのテストが行われていることをご存知でしょうか。国内最大級の独立試験所「株式会社キグチテクニクス」は、身近な遊具や自動車を始め、飛行機やロケットなどの航空宇宙、発電所などのエネルギー業界で使われる材料の品質・性能の評価を実施。国内外の〝ものづくり〟を支え、私たちの暮らしに安心安全を生み出すとともに、未来を創る最先端の技術にも大きな力を添えています。

1961年、高級特殊鋼ヤスキハガネの研磨を手がける会社として創業後、機械加工や試験部門に事業を拡大。国際規格を積極的に取得する戦略を進め、2010年には航空宇宙業界での国際的認証プログラム「Nadcap」を取得。GE(ゼネラル・エレクトリック)を始めとする世界3大航空機エンジンメーカーのすべてから認証を受けるなど、国内外の大手企業から高い評価を得ています。武久浩之専務は、「継続して認証を受け続けるのはエネルギーもコストもかかります。しかし毎年、世界中の一流監査官に触れることで現場が鍛えられ、技術力も培われてきたのです」と胸を張ります。

試験素材の切り出しから熱処理、加工、試験評価まで、全国でも数少ない一貫体制を築いていることも強みです。高品質、短納期、低コストを実現し、国際的な競争力を生み出しました。年々増加する受注に応じて設備投資も積極的に進め、高温での材料特性を評価するクリープ試験機約350台、疲労試験機約80台を所有するなど、世界有数の試験ラボとして認知されています。

過去最高の業績を記録 国家プロジェクトにも参画

コロナ禍で激減していた航空機需要が回復し、23年度は過去最高の売り上げと営業利益を記録。24年度はさらに上回る見込みだといいます。高まる受注への対応に存在感を見せているのが、21年に導入した試験片加工の全自動システム。24時間フル稼働で月2000本加工と、従来の約1.8倍の生産性を発揮するとともに、従業員の負担軽減にもつながっています。数年以内には試験や検査の自動化も視野に入れているとのこと。

カーボンニュートラル関連の新エネルギービジネスや、「空飛ぶクルマ」開発などが進む中、金属以外の新素材試験の需要も高まっています。同社では、軽量で強度のあるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)や、超高温耐酸化性能を有するCMC(セラミック基複合材料)などの試験も実施。超高温や極低温など極限環境が想定される宇宙・エネルギー業界からの依頼も確実に増えています。

今後、従来の材料試験と並ぶ主軸事業として新たに挑むのが、航空機用鍛造素材の非破壊検査。国は経済安全保障推進の一環として、航空機部品の安定供給確保を目指しており、同社は超音波検査の国内対応能力向上を担当する事業者に認定されています。松江市内に新工場を設立し、26年度から検査をスタートします。計画には、国内の名立たるメーカーが名を連ね、まさに国家事業の一端を担う形に。「第二の創業と言えるほどのビッグチャレンジで不安もありますが、実はワクワク感の方が大きくて。社員のモチベーションも高まっています」と武久専務。業界としては後発組でありながら、常に差別化や独自性を意識して挑戦し続けた姿勢が、世界的にも注目を集める存在感へとつながってきています。

難削材も高精度に加工

試験業務において、最初に必要な工程は試験片の製造。顧客に提供された素材から、指定の部位をワイヤー放電加工機や鋸盤などで切り出し、必要に応じて熱処理を行って小さなピースに加工していきます。

製造一課の八田宗磨さん(23)は、主にバンドソーでの切断作業を担当。画用紙をハサミで切るのと違って、高硬度高強度の難削材や4メートル近い大型材料、いくつもの曲線を含む形状などから正確にピースを切り出すのは、想像以上に厄介な作業。まず、指示書に従って、供試材にマーカーで寸法や位置を記録(ケガキ作業)。大小さまざまな加工設備の中から、供試材の大きさや形状、材料特性に応じて、最適な設備を選び、ケガキに沿って切断します。「お客様から届いた供試材は、素材も形も大きさもバラバラで、機械にセットするだけでも大変」と八田さん。切り出した試験片には刻印をハンマーで打刻し、その後の作業工程で取り違いがないようナンバリングします。

米子工業高校在籍時、担当教諭に「将来性がある企業の一つ」と勧められたという八田さん。「夜勤時には一人で同時に九つの機械を動かすほどフル稼働しており、社内の活気を感じます。打刻など未挑戦の作業にもトライしていきたい」。

超音波で非破壊検査

製造部が作った試験片を用いて、材料特性や組織などを調べるのが試験部。試験片を引っ張ったり、曲げたり、壊したりして、強度や耐久性、安全性、靭性などを評価する強度試験の中で、荒川七海さん(29)は、CFRPなどの複合材料の非破壊検査を担当しています。衝撃を加えた試験片を水中に入れて、超音波を照射。反射や散乱を測定し、衝撃による傷を定量化します。「外見上はわずかな凹みしかないのに、内部は大きく損傷していることも。見えない事実がわかるのは面白く、同時にこの試験の重要性を日々実感しています」。今後、非破壊検査が会社の主軸事業の一つとなっていく中、技術を磨いてきた荒川さんは欠かせない人材の一人として頼りにされています。

大学では人間行動科学を研究。合同企業説明会でさまざまな材料の性質を調べる業務を知り、興味を抱く対象が人から材料へと移りました。「検査や試験がなければ、どんな製品も世の中に出ません。ものづくりの根幹に携われていることがやりがいにつながっています」。

高温環境下での疲労試験も

山本康平さん(26)が携わっているのは、試験片に繰り返し負荷を加え、対象物の破壊が行われるまでの限界を確認する疲労試験。中でも金属材料を担当しています。「一日に数十本の試験片を壊す強度試験より、時間をかけて一つの試験を行う疲労試験の方が自分の性格に合っている気がして」と笑顔。航空機のタービンブレードやエンジンなどの部品を試験することが多く、大抵は500度前後の高温環境下で、引張・圧縮を繰り返して負荷をかけます。通常は1時間に2000回近く負荷をかけることが多いものの、引っ張り状態を長時間継続する特殊な試験では、結果が出るまでに1年近くかかることもあるといいます。「わずかでも試験片に傷をつけてしまえば、正確な試験は行えないので非常に気を遣います」。

年に一度、母校の松江高専で構造力学の講義も実施。疲労試験について伝えています。「会社は世界を舞台に活躍しており、社員としても誇り。後に続く人材が来てほしい」。

海外からの受注も増加

世界的に航空機需要が高まる中、海外からの依頼も増加。特に台湾、韓国、中国などアジアのエネルギー関連企業を中心に新規取引先が増えており、今後は欧米への受注獲得も目指す考えとのこと。武久専務は、「創業以来の強みを生かしつつ、新たなことにチャレンジし続けてきたことが、さらなる成長へとつながってきました。今後もその歩みは留まることがありません」と断言します。

採用担当者からあなたへ

さまざまな企業情報に触れて、それぞれの企業の魅力を知ることが企業研究につながってゆきます。研究を進める中で当社にも興味を持ってもらえるとうれしく思います。企業もまだ成長過程です。皆さまとともに成長できればと思います。

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採用直通 E-mail/miyabara_t@kiguchitech.co.jp

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企業概要

事業内容 製造業、検査業
創業 昭和36(1961)年11月1日
代表者 代表取締役 木口 貴弘
社員数 192名(男159名 女33名)

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さらに詳しい内容は、ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2025」にて掲載中。

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株式会社 キグチテクニクス

カブシキガイシャ キグチテクニクス
電 話:080-8247-6083(採用直通)
住 所:島根県安来市恵乃島町114-15 [MAP]
情 報:HP

sponsored by 株式会社 キグチテクニクス

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山陰のタウン情報誌「Lazuda」編集部に所属(?)。新しいコト、ウワサに目がないミーハー。当サイトのマスコットキャラクターも務める。

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