みなさんこんにちは！鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。

「日刊ラズダ」では、山陰で就職を考えている方に向けて、鳥取・島根の優良企業を約２ヶ月にわたって毎日紹介中！

今回取り上げるのは、鳥取県鳥取市の「エネトピアグループ／鳥取ガス・鳥取ガス産業」。

ネット情報や説明会で企業情報を得ても、会社の風土や社内の雰囲気まではなかなか見えにくいもの。そこで編集部では、代表者が語る企業のビジョン、現場で働く社員のリアルな声など、数字だけでは伝わらない魅力を多面的に取材してきました。

学生の方、UIターンを検討している方、学校関係者や保護者の方まで、ぜひ企業研究の参考にしてみてくださいね♪

ガスエネルギー供給企業から、地域を元気にエナジャイズ（Energize）する総合エネルギー企業へ。都市ガス事業の「鳥取ガス株式会社」と、LPガス事業の「鳥取ガス産業株式会社」は、創業100年を迎えた2018年を機に、提供するブランドとサービスを「enetоpia（エネトピア）」に一新。次の100年を見据えながら事業を展開しています。

エネトピアは、エネルギーとユートピア（理想郷）を組み合わせた言葉。社会インフラに不可欠なエネルギーを地域で創出するとともに、人のエネルギー（活力）も引き出し、地域の人々と共にユートピアを実現したいとの願いが込められています。

エネトピアグループ代表の児嶋太一社長は、東日本大震災直後の11年、鳥取ガス・鳥取ガス産業の代表取締役に就任。震災をきっかけに集中型エネルギーシステムの脆さが顕在化する中、いち早く再生可能エネルギーを活用した「分散型エネルギーシステム」の構築を目指しました。

16年の電力小売全面自由化に先がけ、15年には鳥取市とともに新電力会社の「とっとり市民電力」を設立。市内においてメガソーラー太陽光発電所を、また、下水汚泥処理で生まれる消化ガスを活用する「秋里下水処理場バイオマス発電所」の運転を開始し、16年から再生可能エネルギー由来の電力供給をスタートさせました。

地域で創生した再エネ由来の電気は、とっとり市民電力を通じ、鳥取市内の公共施設や、「エネトピアでんき」として、一般家庭や事業所に届けられます。今では地域から調達される再エネ電力が５割に到達。電気エネルギーの地産地消が進んでいます。さらに同年には、情報通信事業に参入し、高速インターネット通信「エネトピアひかり」事業をスタート。ガスサービスとの併用でプロバイダ料込みの月額利用料がお得になるサービスを提供しています。

長く「とりガス」と親しまれ、ガス事業者として築いた信用と実績を礎に、電力事業、情報通信事業から快適な暮らしをサポートする宅配水事業、住宅リフォーム事業などまで、付加価値の高いサービス提供をめざし、領域を拡げるエネトピアグループ。20年には山陰地域のLPガスシェア拡大とエネトピアブランドの浸透を目指し、初めて島根県へ進出。松江市玉湯町に「エネトピア松江」を開設し、出雲、大東、安来エリアで、エネトピアでんきなどのサービスを展開しています。

2050年の脱炭素化社会の実現を目指し、環境負荷の低減、再生可能エネルギーを活用した取り組みを進めるエネトピアグループ。24年には、都市ガス（LNG ／液化天然ガス）、LPガス（液化石油ガス）において、ガスの採掘から燃焼までの工程で発生する温室効果ガスを、森林の再生支援などによる二酸化炭素の削減分で相殺した「カーボンニュートラルガス」の取り扱いを新たに始めました。

まず自社事業所や工場に導入し、お客様のニーズに合わせて販売。また、グループで脱炭素化技術の開発にも取り組んでいます。24年7月から、カナデビア株式会社と日本下水道事業団が行う革新的技術実証事業に、鳥取市と鳥取ガス、とっとり市民電力が参画。地域の下水道資源を活用し、都市ガスの次世代燃料として期待される「e-メタン」の製造実証を開始しました。実験は、市の秋里下水終末処理場の汚泥処理工程で生まれる「消化ガス」から、都市ガス原料の主成分「メタン」の生成を探るというもの。消化ガスはメタンが６割、二酸化炭素が４割を占めます。ガス中の二酸化炭素に水素を加えて反応させ、再生由来で高濃度な合成メタン（e-メタン）の生成を目指しています。

とっとり市民電力では、処理場の消化ガス（メタン）を発電に活用しており、e-メタン開発製造の大きな力になっています。「都市ガス原料LNGやLPガスは、ほとんどが海外から輸入された化石燃料で、限りある資源です。地域の持続可能な未来を創るためには、食の地産地消と同じように、エネルギーの地産地消も重要な課題です。そのためにも、地域と一体となって、時代が求めるエネルギーの技術革新にチャレンジしていきます」と、鳥取ガスの竹中淳取締役・ビジネス推進グループ部長は語ります。

鳥取ガスと鳥取ガス産業の２社は、取り扱うガスが異なるため別法人になっているものの、社員の待遇、福利厚生（宿直手当支給含む）、人事・教育制度などはすべて同一。それぞれの会社に配属されると、人材育成を目的とした「ジョブローテーション制」により、２～３か月をスパンに、さまざまな業務を経験。中間層社員にポイントをおく人事評価制度で、２社どちらでも活躍できる人材を育てています。

また、ガス取り扱い業務に必要な資格をはじめ、電気、建築、水道工事など各種資格の取得費用を、会社が全額負担。合格祝い金、専任手当も支給されます。さらに、お客様の安心と安全を第一に、24時間365日の保安体制で臨むため、正社員には宿日直勤務があります。

鳥取ガス産業・ビジネス推進グループの馬場春瑠（はるる）さん（22）は、24年入社。長く男性社員が占めるビジネス営業チームで、久々の女性戦力として期待が寄せられています。

「新卒社員は、入社式当日に配属先が発表されるのですが、自分でも驚きました」。最初はチームにうまく馴染めるかどうか不安だったものの、直属の竹中取締役部長をはじめ、上司、先輩もフランクに接してくれ、ガスエネルギーの知識や扱う商材など、小さな疑問でも親切に答えてくれたそう。今は少しの不安もなく、信頼のおける先輩の下で、営業の仕事の流れを勉強中です。「営業先の工務店様や住宅メーカー様を通し、一人でも多くのお客様にガスエネルギーの良さ、魅力を発信できるようになりたい」と語ります。

馬場さんと同期入社の金山将太さん（19）は、鳥取ガス・導管保安グループに配属されました。

本社工場で製造した都市ガスは、地下や地上に埋設・固定した導管網（パイプライン）によって、目的地まで届けられます。鳥取市内の供給エリアに、ガスを安全に、安定して届けるため、ガス管や圧力調整器など設備の維持管理を行うのが、導管保安グループの仕事。「道路の下に埋まっているガス管を守るため、その近くで道路の拡張、住宅の撤去、水道敷設など工事があると、必ず施工業者と事前協議を行い、工事にも立ち会います」。

入社半年で、業務と向き合う姿勢が評価されている金山さん。「３か月の研修期間のおかげです。エネトピア全体の業務を学んだ後、配属部署の業務を２か月間じっくり学べたので、今の業務に役立っています」。

鳥取から松江まで拠点が広がるエネトピアグループ。入社後は、自宅から通いやすい勤務地で活躍できるのも魅力です。鳥取ガス産業・エリア営業グループの山形由大（ゆうた）さん（21）は、入社３年目。県西部の日野町出身で、米子工業高校卒業後、「エネトピア米子」で採用されています。拠点は、事務スタッフ含め全部で９名。30代から60代までの社員がそろう中、山形さんは一番の若手。

担当エリアは、米子市内の東福原、皆生と、山形さんの地元・日野町。コンロや給湯器などガス器具のセールス提案、保安点検、ガスボンベの配送と交換、配管工事など、業務内容は幅広いとのこと。「だからこそ、一人のお客様に対して発生する業務をすべて経験でき、感謝されるのが魅力」と話します。「以前は人と接するのが得意ではなかったけれど、一つずつ仕事を覚えるうちに、苦手意識が無くなりました。今は、お客様とふれあうことの大切さ、楽しさを実感しています」。

エネトピアグループの強みは、総合エネルギー企業としてお客様の生活を多方面から支えることができるところです。鳥取・島根の皆様の暮らしを豊かにするために一緒に働きませんか。誰かのために役に立ちたい！そんなあなたの一歩踏み出す勇気を、全社員がサポートします！

さらに詳しい内容は、ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2025」にて掲載中。

鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい！！”と本気で考えている優良企業67社を徹底取材。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。

山陰の各書店にて発売中なので、新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪

エネトピアグループ
鳥取ガス 株式会社／鳥取ガス産業 株式会社

エネトピアグループ／トットリガス カブシキガイシャ・トットリガスサンギョウ カブシキガイシャ
電 話：0857-28-8813（採用直通）
住 所：鳥取県鳥取市五反田町6 [MAP]
情 報：HP

sponsored by エネトピアグループ／鳥取ガス 株式会社・鳥取ガス産業 株式会社