津和野町にしかない「とんぎり柿」。収穫体験イベントのお手伝いをしてきた

編集部みずっち
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津和野で柿収穫イベント開催。ラズダ編集部がお手伝いへゴー!

みなさん、こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」の編集部みずっちです。

秋の果物といえば・・・そう、柿!あのとろけるような果肉、口いっぱいに広がる自然な甘さに癒されます。

今回は、津和野町で開催された「とんぎり柿」の収穫体験イベントに参加。澄んだ空気を吸って、自然豊かな風景を眺めながら、たくさん柿を収穫してきましたよ!

ちなみに今回の催しも、「しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!」で見つけた体験企画。

「「津和野とんぎり柿」収穫のお手伝い募集!」の募集ページを見たところ、「とんぎり柿」は津和野町にしか存在しない希少な柿とのこと。

いったいどんな味なんだろう?興味津々で柿収穫へ出発!

「とんぎり柿」ってどんな柿?

津和野町にしか存在しない甘柿「とんぎり柿」。一般的な丸い見た目とは違い、小ぶりで細長いのが特徴です。

地元民のみなさんは「柿と言えば、とんぎり柿!」というほど、昔はどこの家にも「とんぎり柿」の木があったそうです。

現在は、柿の木の所有者の高齢化に伴って、徐々に生産量が減少。さらに、手入れがされていない柿の木には鳥獣被害が多発。「とんぎり柿」消滅のピンチに。

「みんなに愛されてきたこの柿がなくなる前にアクションを起こしたい!」という熱い気持ちで「津和野とんぎりプロジェクト」を立ち上げたのが、リーダーの池田さん。

「とんぎり柿」の歴史と、やさしくて甘い味を多くの人に体験してもらうべく、パウンドケーキやドライフルーツ、ジャムなどにしてイベントや道の駅で販売。「とんぎり柿」のファンづくりのために活動しています。

「とんぎり柿」の歴史を知る、貴重なプロジェクトメンバーの田中さん。

津和野町の歴史をはじめ、「とんぎり柿」が地域に根付いた経緯、食べ頃の柿の見極め方など、ユーモアを交えながらいろいろレクチャーしてくれました!

プロジェクトは商品販売だけではありません。

メンバーの三家本さんと山根さんは、イメージキャラクター「とんぎりちゃん」を制作! テーマソングを作ってダンスを踊るなど、ユニークなPR活動も展開しています。

早速収穫へレッツゴー!

イベントの開催場所は、津和野町にあるコミュニティーキッチン「Some more 」。

当日は家族連れの方も参加しておられ、小さなお子さんからご年配の方まで、幅広い世代が収穫イベントを楽しみました。

今回の収穫地は、果実が高い場所になる柿の木と、低い場所になる柿の木の2ヶ所。まずは高い場所になる柿の収穫へ。

津和野町ののどかな町並みに癒やされつつ歩いていくと・・・立派な柿の木を発見!

所有者さんから柿の木の歴史や思い出話をうかがったところで、早速、収穫にチャレンジ!

手の届かない高い場所になっている柿を、キャッチ機能が備わった高枝切りバサミでチョッキン!

地面に柿を落とさないように慎重に切って収穫していきます。

高枝切りバサミの使い方に少し戸惑いましたが、無事に念願のとんぎり柿をゲット!(やったー!)

収穫した柿をまじまじと見てみると、やっぱりツンと細長い!

果実が高い場所になる柿の木は、実は管理するのも大変。放置すると鳥獣被害が発生したり、猿や猪、狸などに狙われたり。

「津和野とんぎりプロジェクト」は地域課題の解決も担っているんですね~。(ステキだ〜!)

次に訪れたのは、背の低い柿の木。枝に柿がなっていて、ハサミを使わずとも手が届く高さ。

みんなでワイワイ楽しみながらどんどん収穫しています。

手が届かない柿は収穫するのもひと苦労ですが、そこは元気いっぱいの若者が収穫!

ご高齢の所有者さんもよろこんでおられましたよ。

そうこうしていると、あっという間にカゴが「とんぎり柿」でいっぱいに!果たしてどんな味なのか・・!?

「とんぎり柿」を使ったピザタイム♪

今回のイベントはピザ作り体験も含まれていました。収穫したての「とんぎり柿」を具材にした特製ピザ・・・楽しみすぎる!

収穫した「とんぎり柿」は、ジャム用とピザ用に選別されて調理台へ。

まずはそのままの味を体験させてもらいます。(どんな味なのかワクワク!)

柿特有のホッと落ち着く香り、やさしい甘さが口の中に広がります。おいしい!

津和野町の静かで穏やかな風景も相まって、秋を感じずにはいられません。

次はピザのトッピング。私はクリームチーズと組み合わせました!(おいしいはず・・)

その他の種類もみんなでたくさん作っていきます。そして、いざ、ピザ窯へ。

いやー、見てくださいこのピザ窯!こんな立派なピザ釜の焼き立てピザがいただけるなんて最高ですよね。

ところでこのピザ窯、何がスゴいってこれ↓

軽トラに載っとる!(すっげー!)

移動式のピザ窯を制作された地元の協力者さん。すべて自らDIYし、試作号を経て完成した努力の結晶です!

火を焚いて高温に調整されたピザ窯に、トッピングをたっぷり載せたピザを投入!あっという間に本格ピザの完成です。

めちゃくちゃおいしかった・・!(また食べたい)

そしてこちらが「とんぎり柿」をトッピングした特製ピザ。クリームチーズとも相性バッチリでした!

さらに自然な甘みを引き出すのは、津和野町内でまめ茶の栽培を行う『まめ茶の秀翠園』のオリジナル「まめ茶蜜」。じっくり煮詰めたまめ茶から抽出される蜜は健康にもいいらしいですよ!

おいしいピザと持ち寄った軽食、お菓子を囲んで参加者さん同士ワイワイ楽しくお喋りタイム。

顔見知りの人も多く、みなさん会話が盛り上がっていました。

地域の方々と一緒に楽しみながら津和野町にしかない貴重な柿を守る「津和野とんぎりプロジェクト」

最後はプロジェクトメンバーの田中さんからとんぎり柿にまつわるこんなおもしろエピソードが。

「小さい頃に近所の友達とままごとをしていて、とんぎり柿ばかり食べていたらお腹が痛くなった!」とユーモアを交えながら、食べ過ぎ注意を伝えていただきました!

町内にある道の駅には、本プロジェクトで開発された「とんぎり柿」のジャムやパウンドケーキが販売されているみたいですよ!

津和野町に訪れた際は是非手に取ってみてはいかがでしょうか。

気になった方はこちらへ》Instagram

ふるさと島根定住財団HP「しまっち!」とは?

今回のイベントを見つけたのは、ふるさと島根定住財団が運営するHP「しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!」。

「しまっち!」は自分なりのペースや参加方法で、島根の人・まちと交流できるポータルサイト。

現在、イベント・プログラムなどに参加する「サポーター」に加え、プログラムの主催者・地域団体などの「オーナー」も募集中みたい。興味がある方はHPをのぞいて見て!

HPはこちら》しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!

過去にはこんなプロジェクトに参加してみました!

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この記事を書いた人
編集部みずっち

タウン情報ラズダ編集部

編集部みずっち

日刊webラズダ編集部。愛知県出身→東京→大阪→境港市在住(Iターン)。
だいたい2週間に一回坊主頭にしている三十路父ちゃん。「顔色悪いよ?」と心配されるので髭を剃るのはやめました。

DIYで家をリフォームしてみたり、畑仕事やら釣りやらバーベキューやらとやったことのないことにチャレンジ中。
楽しいことに夢中になるとついつい時間を忘れて、次の日は大抵体がしんどいです・・・。

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