おかたづけ“エバラPOINT”vol.61

こんにちは！鳥取県在住の整理収納アドバイザー・江原朋美です！

「片付けしなきゃと思ってるんだけどできない」、「ついつい買ってしまいものが増え続ける」といった悩みはは尽きないもの。片付けられない原因は、人によって様々ですが、大きく分けると３タイプに分かれます。

片付けられない原因別に、それぞれのタイプに役立つヒントをご紹介。

自分の特性を知り、それに合った方法を知ることで、片付けに対してのストレスが軽減しますよ！

• なんだかもったいない
• まだ使えるのにな～
• 捨てるのはかわいそう

といった「罪悪感を抱きやすいタイプ」。

例えば、着られないほどたくさんある洋服、山のように積みあがった本や雑誌、書類、捨てられず溜まっていくレジ袋などなど。このタイプの方は、どんなものでも“もったいない”と感じてしまいます。

このタイプは、家にどんなモノが、どれくらいあるのかを把握できていない人が多数。

背景には親から「モノを捨てる=悪いこと」、「モノを大切にしなさい」と強く教育された、または、子どものころに好きなモノを買ってもらえなかったなど、成長過程でのしつけや環境が影響している場合も。

「もったいないタイプ」の人が、最初から思い入れがあるモノを捨てると、大きなストレスに。いきなりものを捨てるのはハードルが高いのです。

ですので、少しずつ“捨てる”行為に慣れることが重要。まずは、自分にとって捨てやすいモノから捨てて、手放す感覚に慣れていきましょう！

片付けがしたい、片付けないと！とは思ってても・・・

• 中々体が動かない
• やろうと決意してから気が付いたら数日経っている

といった“持ち越しグセ”がある方は「先延ばしタイプ」さん。

このタイプは、片付けに対して苦手意識や抵抗があり、中々気力が湧かないのが特徴。

片付けたいと思っているけど、片付けの失敗経験がある、片付け→散らかるのリバウンドをくり返して「自分はダメだなぁ」と自尊心が低くい人も。

「片付けができて当然」の古い価値観に縛られ苦しんでしまいがちです。この自尊心の低さがトラウマになり、「片付けたくても動けない」に繋がってしまう・・・。

「先延ばしタイプ」さんは、小さなスペースから片付けを始めましょう。まずは“片付けを実践”して、成功体験を積み重ね、自信をつけていくところから！

【関連コラム】お片付けの天敵“リバウンド”。また散らかさないための整理収納の極意

• モノを取り出しても元の位置に戻せない
• 床やテーブルの上にものが散乱している
• ゴミをゴミ箱に捨てられない

こういった「出しっぱなしタイプ」さんは、モノの置き場所を決めていないので、使ったモノを出したままにしがち。

そもそも定位置が決まっておらず、決まっていても「モノを元に戻す」習慣が身に付いていないことが主な要因。

どこに戻したのかを忘れて、使いたい時に見つからず探すことに・・・。なくしモノや探しモノ、忘れモノが多く、同じモノを何回も買い直してしまうことが多いのも特徴です。

「出しっぱなしタイプ」さんは、１日５分でもいいので、モノを元の場所に戻す“リセットタイム”を設けてみましょう。

疲れている時は、脱いだモノを脱ぎっぱなし、出したモノを出しっぱなしにしたくなると思います。そこで５分だけでもいいので、

• 食事するテーブルの上をキレイにする
• ゴミをゴミ箱に捨てる
• 床に散らばったモノを片付ける

といった時間をつくりましょう。それも面倒くさい人は、床に置いたモノを端に寄せるだけでもOK。５分が難しいなら１分でも構いません。大事なのは毎日の習慣にすること！

買い物をすると、いらないものまで買い過ぎてしまったり、家にストックがあっても安いとつい買ってしまったり。

「安いから」、「お得だから」と、ついつい予定にないモノもカゴに入れてしまうことがあると思います。それを「もったいないから」と使わないのに捨てられず「安物買いの銭失い」に・・・。

そんな時はまず、今日（最近）買ったモノを思い浮かべて振り返りを。そして「今日それ、なんで買ったの？」と聞かれて、「欲しいから」、「安いから」、「流行っているから」ではなく、「使うから買った」と言える買い方を意識してみましょう。