米子市『タルイハモノ.』は包丁のお医者さん!包丁研ぎで生活をより快適に
台所の主役「包丁」、 長~く大事に使いませんか?
毎日作るごはん、毎日立つキッチン!
料理をする時、必ずと言っていいほど利用する包丁は、料理における相棒のような存在。
毎日使えば愛着も湧くので、長~く、大切に使いたいもの。となると、日々のメンテナンスは大切だけど面倒・・・。そこで頼りになるのがここ。米子市にある包丁研ぎの専門店『タルイハモノ.』。
熟練の技はもちろん、お試し価格でも気軽に利用できる、“自分と包丁の仲”を支えてくれる、頼れるお店です。
店内には絵が飾ってあったり、器がきれいに並べられていたり。イメージしていた研屋さんとは異なる、洗練されたオシャレな空間!
「自分の安物包丁を持っていくなんて恥ずかしい」そう思っている方にこそ行って欲しい!
今回は、私が使っている包丁を持参して、実際に研いでいただきました。その時のメンテナンスの様子と合わせて、『タルイハモノ.』の魅力をご紹介します。『タルイハモノ.』の場所、駐車場
店舗は米子市昭和町の『フーズマーケット ホック昭和町店』の道路挟んだ向かいにあります。店舗前が駐車場。
営業日は水~土曜13:00~18:00。18時以降は事前予約で対応となります。
調理師から研ぎ師へ
『タルイハモノ.』店主の樽井さんは大阪出身の元調理師。関西で、和食や中華などの調理場を経験しました。
自分の包丁を自宅で研いでいたところ、友人からも頼まれるようになり、いつの間にか「研ぎ」が仕事に。
「調理師である」ことは、研屋としての武器でもあります。
調理師目線で研ぐことの強みとは?
包丁を仕事道具として使ってきた調理師だからこそ、気づけるコトがあります。これこそが『タルイハモノ.』の強み。
例えば過去にはこんなエピソードが・・・
≪良い状態なのに切れない≫
食材が切れなくて困っていると持参された包丁。どうみても包丁の状態は良く、「切れないはずはないんだけどなぁ~」と樽井さん。
何が切れないのか、何をどういうふうに切りたいのか。
研ぐ必要のない包丁の話を深堀りしていくうち、「包丁の使い方が間違っていた」ことが判明。
そこで、包丁の持ち方や食材への切込み方、力の入れ加減などを伝えると、後日「切れました!」とお客さんから喜びのメッセージが。包丁を研ぐことなく解決に!
調理師ならではの視点で、問題を解決へと導いてくれたんですね~。
「包丁を研ぐ」ことの価値はお店を出てから
「包丁を研ぐことに価値があるとは思っていません」、樽井さんはそんなことをおっしゃいます。
〈自分が研いだ包丁をきっかけに、お客さんの生活がより豊かなものになって欲しい〉
これは樽井さんの願い、ひいては『タルイハモノ.』のテーマ。
《モノではなくコトを売る仕事》
包丁を研ぐと食材が良く切れて、料理が楽しくなる。そしてまたキッチンに立ちたくなる。料理にワクワクできることに、包丁を研ぐことの価値があると言われます。
「毎日の料理に楽しみを持ってもらいたい」というのが、樽井さんの願いなのです!
「商売っ気がないと思われるかもしれませんが・・・」と謙虚な樽井さんとは裏腹に、共感するファンは徐々に増加中。
『タルイハモノ.』は、プロの料理人、主婦、老若男女問わず利用される、街の研屋さんになりつつあります。
まずは550円でできる「プチメンテナンス」から
包丁研ぎのメニューは2種類
- プチメンテナンス(切れ味を戻すサービス)
- しっかりメンテナンス
ステンレスと鋼に対応。ハサミ、裁ちばさみ、選定ハサミも可
持って行ってみてからの相談にはなりますが、まずは「プチメンテナンスお願いします」とお願いしてみましょう。
今回、私の包丁は「プチメンテナンス」をしていただきました!
目の粗さが異なる2種類の天然砥石で研ぎ、レザー素材でなでるようにして破片を落とすなど、自宅ではできない作業で仕上げ。切れ味が良くなり、包丁の輝きが増します。
使用頻度にもよりますが、プチメンテは2~3ヶ月に一度がオススメとのこと。
ちなみに、私の包丁を見てもらった時に「どうですか?」と聞くと、「何もしてないんだなぁ~」と、手入れしていないのがバレバレでした(笑)。
研ぎすぎてしまった包丁も、欠けてしまった包丁も、錆びてしまった包丁も。樽井さんの手にかかればシャキーンとカッコ良くなって返ってきます!
購入時よりも愛着が湧いてしまう、そんな不思議な体験ができるかもしれません。
タルイハモノ.
タルイハモノ
電 話:090-6962-5675
住 所:鳥取県米子市昭和町62-5 [MAP]
営 業:13:00~18:00,18:00~21:00*18時以降は事前予約で対応
休 み:日~火曜
駐 車:2台
情 報:Instagram
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
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