なぜ人気?出雲市民を虜にする『王福(ワンフー)』担々麺の美味しさの秘密
出雲市郊外で再誕。早くも支持を集める『王福(ワンフー)』の担々麺
どうもこんにちは、山陰のタウン情報「ラズダ」編集部のべーやんです。
出雲市斐川町、神立橋近くに先月オープンしたラーメン店『王福(ワンフー)』。オープン景気とはいえ連日客足が絶えず、早くも人気店の仲間入りを果たした印象です。
実はこちらの『王福』、鳥取県米子市で長年愛され、満を持して出雲市へ移転してきたお店。
他店とは一線を画す味と香りを持つ「担々麺」は、いかにして作られているのか。今回は店主に直接話を伺ってきました。
『王福』のコクうま担々麺
厨房で腕を振っていたのは、移転前と変わらず、「中華料理 王福」開業者の澤田寿史さん。移転前からちょくちょく食べに通っていたのですが、出雲市へ移転後も味は一切変わっていません。(良かった・・・!)
コク旨担々麺 定食(1250円)
担々麺は「コク旨」「台湾風」「汁なし」「汁なし台湾風」の4種から選べます。今回は基本の「コク旨」をチョイス。
出雲市で担々麺といえば、浜山公園通りの『出雲翠園(いずもすいえん)』、出雲駅高架下の『ラーメン篠寛(しのかん)』あたりが筆頭でしょうか。そのいずれとも異なるこちらの担々麺は、まろやかなゴマの風味と複雑なラー油の辛さが効いた、まさに「コク旨!」と表現するにピッタリの一杯。
香りは強く、コクは深く。味の決め手は"煎らない練りゴマ”
米子市民のみならず、出雲市民の胃袋も鷲掴みにする『王福』の担々麺。一度食べたらクセになる美味しさの理由を、澤田さんにじっくり聞いてみることに。
担々麺の出汁は、あっさり系の鶏スープ。鶏のガラ(可食部を取り除いて残った骨)や、モミジ(鶏の足元の骨)を使っています。
担々スープにゴマの風味を効かせる場合、白ゴマを煎る→擦る→練るという工程が一般的。ただし味が濃くなりがちなので、ゴマの量を程よく抑えなければならないのが常だとか。
「よりゴマの風味を効かせるにはどうしたら良いか」
澤田さんが考えたのは、煎る工程を取っ払い、はじめから擦った練りゴマを使う調理法。通常の倍にもなる量のゴマを使用して香りを強めながらも、スープの味は濃すぎず、コクがありながらもすっきりした味わいに。さらにピーナッツペーストもブレンドすることで、よりゴマの香りが感じられる味になったとのこと。
表面に浮くオイルは、2種類の自家製ラー油をブレンドしたもの。何度でも口に運びたくなる、クセになるような絶妙な辛さを持ちます。
富山の製麺所から特注したという中太ストレート麺との相性も◎。
「地元の人が喜んでくれるものを出したい」
担々麺に限らず、あらかたの中華料理をこなす澤田さん。「米子市のころに比べて、出雲市は家族連れのお客さんが多い気がします。お年寄りやお子さんにも食べてもらえるメニューを用意して、地元の人が喜んでくれる料理を出したいです」。移転後は、中華メニューを一新。麻婆豆腐や酢豚、エビ玉の定食が注文できるほか、カレーや唐揚げをメインに据えた「お子様プレート」(700円)も用意されていました。
店内レイアウトはこんな感じ。カウンター5席に、テーブルは4人掛けが5卓。掘りごたつ式の座敷席も4卓用意され、小さい子どもと一緒でも安心して食事が楽しめそうです。
米子市時代は「タンタン麺 王福」としていた店名も「神立中華 王福」に改名。その名の通り、ラーメン店から町中華へシフトした印象を受けました。
「気軽に中華を食べに来てもらえたら」と澤田さんが語るとおり、メニューから店内レイアウトに至るまで、老若男女が肩ひじ張らず食事ができるお店に生まれ変わっています。
『神立中華 王福』の場所、駐車場
『神立中華 王福』の住所は、出雲市斐川町併川697。神立橋のたもとにあります。
【おまけ】王福特製のラー油が持ち帰りできる!
なんと、卓上に「王福特製 食べるラー油」の文字が。担々麺にも使用されているオリジナルのラー油が500円で持ち帰りできます。
きっといろいろな料理で活躍してくれるはず。ぜひお試しを!
神立中華 王福
カンダチチュウカワンフー
電 話:0853-77-0615
住 所:島根県出雲市斐川町併川697 [MAP]
営 業:11:00~14:00(OS13:30),17:00~21:00(OS20:30)
休 み:金曜
駐 車:あり(共同)
情 報:Instagram
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部べーやん
山陰のタウン情報誌「ラズダ(Lazuda)」の編集長。出雲市佐田町出身。
入社以来、ラズダを作り続ける編集スタッフ。新しいラーメン屋には行かなきゃ気が済まないィィ性格(だそう)。
超ローカルYouTubeチャンネル「Lazuda TV」の立ち上げから、企画・編集・出演を務めています!
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