新たな島根の観光名所!?『憩処 神楽道』で歌い、舞い、石見神楽愛を叫ぶ
ファンをトリコにする石見神楽のテーマパーク『憩処 神楽道』が松江市殿町に
まずは・・・見てください。この少年のようなキラキラした笑顔を!
豪華絢爛なお召し物も気になりますが、まずはお店の紹介を♪
2023年10月29日、松江市殿町にオープンした『憩処 神楽道(いこいどころ かぐらどう)』。ここの店主が、先ほどの満面の笑みの少年・・・いや男性、松山さん!
どんなお店かは、店の雰囲気でなんとな~くお察しのことでしょう。『神楽道』は、島根県石見地方に伝わる郷土芸能・石見神楽の道具や、グッズを販売するショップ。冒頭に登場した店主の松山さんは、大の石見神楽ファン。
松山さん「石見神楽の話なら永遠にできます!・・・最低、4日は欲しい!!」
わたし「よ、4日!?!?」
心の中で4日は勘弁してくれと思いつつ、ちょっと聞いてみたいとも思いました。
石見神楽好きが高じてお店を作っちゃった
「何か夢中になれるものがないか」と両親に連れて行かれたのが、市内で行われた石見神楽の公演。それまで何にも興味を示さなかった3歳の少年は、石見神楽のステージを誰よりも前で、食い入るように見ていたのだそう。
その社中(石見神楽の団体)を追いかけ20年以上・・・!松江の中心に『神楽道』をオープンしました。
「いろんな社中の神楽を見たり、演者さんや職人さんたちから話を聞いたり。もちろん演じる側への挑戦もしました。今は、ショップという形で石見神楽を応援したい」と松山さん。
石見神楽に携わっていきたいとの願いは、3歳の時から変わらなかったのだそう。
松山さんに石見神楽の魅力を聞けば「そりゃもう全部ですよ!!」と元気な返答が。
アイドルに“単推し”と“箱推し”があるように、松山さんは石見神楽の箱推し。笛や太鼓の音、舞い手、派手な衣装も、ステージでひとつになる瞬間や、雰囲気が大好き!
とにかく石見神楽が大好きすぎる松山さん。そして『神楽道』に来店するのも、石見神楽が大好きな人たち。
来店するのは99.9%キッズ!? 石見神楽=子どもたちのヒーロー的存在
「うちは99.9%、キッズですね!」と松山さん。
意外にも『神楽道』に来るお客さんのほとんどは子連れの親子。
それもそう、島根県でも特に、石見地方の子どもたちにとって「石見神楽」は、「仮●ライダー」や「アン●ンマン」と並ぶヒーロー的存在!
そんな石見神楽好きっ子がいる家庭では、“石見神楽ごっこ”なんて遊びが定番らしい。
実際、松山さんの息子さんも、パパの影響で石見神楽に夢中。「今日は恵比須やるね~」と、頻繁に石見神楽ごっこが行われているとか・・・!
笛はお店の一番人気!
営業日の週末になると店の中は神楽のDVDが流れ、太鼓を叩いたり笛を吹いたり。店内はお祭り騒ぎ(笑)。また、過去には社中の方と、子どもたちによるセッションもあったんですって!(楽しそう~!)
観光名所『松江城』近くに位置することもあってか、『神楽道』目当てに来店する県外ファミリーも多いそう。「こんな場所が欲しかった」とすでに重宝されているみたい♪
「モノを買いに来るというか、遊びに来る感覚ですね」と私が言うと、松山さんは共感してくれた。
「神楽を愛する気持ちは子どもも大人も一緒だから!」石見神楽について話す松山さんの目の輝きは、増す一方でした。
ちなみに、店の商品は早い者勝ち!
ファンの熱はすごいもので、入荷しては即完売、の繰り返しらしい。(すご・・・!)
島根が誇れる郷土芸能「石見神楽」。
「神楽っていうと、ちょっとハードル高く感じてる方も多いかもしれないけど、アニメのヒーローと似た感覚で、もっと気軽に石見神楽にふれて、普段の遊びに取り入れて欲しい」と松山さん。
石見神楽の魅力を全国へ発信していきたいと語っています。松山さんの石見神楽愛とそのパワフルなキャラクターがあれば、世界にも愛が届くんじゃないかと思いました!
【おまけ】ところでそのお召し物、どこで買ったの?
松山さん「石見神楽の衣装を製作されている方にお願いして、特注で作ってもらったんです! かっこいいでしょ!?」(お値段は・・・伏せさせていただきます)
ハイ、めっちゃ目がチカチカするけど、めちゃめちゃお似合いです!!
この名物店主にも会いに行ってみてください!(元気もらえますよ~^^)
『憩処 神楽道』の場所、営業日
お店は南殿町商店街通り、『手作り焼売ちゃんく』の隣にあります。
駐車場はないので、近くの「島根県民会館」の有料駐車場などを利用しましょう。『憩処 神楽道』は土日祝が営業日で、月~金曜の平日はお休み。最新情報はインスタグラムでチェックを!
憩処 神楽道
イコイドコロ カグラドウ
電 話:0852-78-2153
住 所:島根県松江市殿町360 [MAP]
営 業:10:00~16:00*土日祝のみ営業
休 み:月~金曜
駐 車:なし
情 報:Instagram
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
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