「SBグループ」ってどんな会社?[鳥取・島根のリーディング企業2024]
働いてみたい注目企業65社!就活の必携本「鳥取・島根のリーディング企業2024」
みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。
ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2024」が山陰の各書店にて発売中です♪
鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい!!”と本気で考えている企業がたくさん。
本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう!という熱い想いを持つ65の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。
今回は「鳥取・島根のリーディング企業2024」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ!新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪
「SBグループ」ってどんな会社?
「住まい」の質を高める一級技能士たちのプライド
防水塗装から建築事業も 高い技術力で事業拡大
屋根や屋上の役割の一つは、建物の中に雨風や紫外線が入り込むのを防ぐこと。しかし、日光を浴び続けた皮膚が日焼けしたり、長雨で植物が根腐れしたりするように、雨風や紫外線を直接受ける屋根や屋上は建物の中でも劣化しやすいものです。放置すれば水漏れや腐食、住む人の健康を害する可能性もあります。
そこで重要なのが、防水工事。蒼座(そうざ) 誠社長(51)が2000年、一人で立ち上げた「有限会社SB工業」は今、防水に加え塗装や新築・リフォームなど事業を拡大し、「株式会社SB管財」、「伊藤建設株式会社」をも抱えるグループ企業に成長。飛躍へと導いたのは、徹底した品質へのこだわりと磨き上げた職人の技術力です。
ブラジルで生まれ育った日系3世の蒼座社長が来日したのは19歳の時。祖父の故郷である日本という国に興味がありました。さまざまな仕事をしながら全国各地を回り、松江のパチンコ店に勤務中、防水工事会社を営む客に誘われて現場に出向いたとのこと。「傷んだ屋根がみるみるうちにきれいになっていくのに驚きました」。頼まれてシート張り作業を手伝うと、自身はもちろん現場の職人も驚くほどの仕上がりに。手さばきとセンスに惚れ込んだ経営者の熱烈な誘いに折れ、間もなくして転職しました。
3年後に起業。丁寧でスピーディーな仕事ぶりが評判となり、受注は伸びていきました。そんな中、業務内容も自然に拡大。「防水の主な目的は水漏れを止めること。その後、壁紙の張り替えや塗装、家の構造自体を修繕する作業が必要になる場合もあります。当初は専門業者に頼んでいましたが、お客様の要望もあり、自前で行えるよう技術を磨いていきました」と蒼座社長。建築業から転身した社員の入社を機に、13年からは新築・リフォームなど建物全般に関わるようになりました。
専門分野に特化していた時代から多角化を進める現在まで、コロナ禍中のあえて受注を抑えた時期を除き、19年間一切赤字を出していません。その要因が品質へのこだわりです。一級技能士を数多く抱え、社長自らが現場に足を運んで出来上がりを確認することも少なくありません。「職人に100点はない。満足したら次はない」。腕一本で会社を育ててきた蒼座社長の言葉には重みがあります。
現場での経験を糧に、誠実かつ適切な営業を
「営業職のはずでしたが、初日にスーツを着て以来3年間は作業着で現場に出ました」と苦笑。職人らの下で防水・塗装の基礎を学ぶとともに、帰社後は見積もりを作成。「業務内容が分かるからこそコスト感覚も身につきました。現場経験のおかげで今、自信を持ってお客様に提案できています」と胸を張ります。
大阪からIターンして松江の飲食店で勤務。結婚を機に転職を考えていた際、声を掛けてくれた客の一人が社長でした。「他社が好条件を提示する中、社長は『一人前にしてやる』。そこに惹かれました」。現在は主に県西部を担当し、半年間で約3万キロ車を走らせたといいます。一級建築施工管理技士の資格取得にも挑戦中です。
見えないところこそ美しく仕上げる
雨水などの侵入を防ぎ、建物の美観維持にも役立つ防水工事。耐用年数やコスト、現状などによって最適な工法や種類、使う道具なども異なり、型枠大工から転職した米田さんは、「当初は覚えるのに苦労しました」といいます。防水工事では、下地処理や下塗りで手を抜くと、表面のシートがきれいに貼られていても腐食が早く進むことも。「表面は誰でもきれいに仕上げられる。見えないところこそ手を抜かず、美しく仕上げるのが職人としてのプライドです」。
現在は塗装班の主任で、一級塗装施工技能士の資格も持ちます。「同じ現場は一つとしてなく、段取りや仕上がりに頭を使いますが、“気にしい”の性格が合っているようです」。
卓越した技能とアイデアでよりよい暮らしを創造する
高校中退後、初めて3か月以上続いた職場が当社でした。ハングリー精神にあふれた社長に惹かれ、次第に仕事自体にもやりがいを覚えるように。「人生をかけて仕事をする彼は、僕が人生で初めて尊敬できた年上の人間」と断言します。
防水施工、塗装の一級技能士を社内で唯一両方保有し、防水登録基幹技能者でもあります。マネジメント手腕を発揮して、現場で効率的かつ安全な作業手順・方法を構成する中、最重視するのが住民の暮らし。「臭いや音など、作業中は住民の方にご負担を掛けがちです。少しでも削減できるよう工夫しています」。
建築は、常に学び続けられる仕事
入社2年目ながら、打ち合わせから見積もり、図面、現場監督などまでさまざまな業務に関わります。メインは一般住宅のリフォームが占めますが、店舗や新築物件も経験。「建築は、関わる人のセンスが問われる仕事。職人さんや同僚ら多くの人とともに一つのものを作り上げていく面白さがあります」。
高校卒業後、専門学校で建築を学び、実父が経営する会社の関連会社に就職。「先を見据える力があり、常に結果を出してきた人間。尊敬しています」と父について語ります。現在、二級建築士にチャレンジ中。「日々新しい素材が出てきている上、ネットなどで勉強されているお客様も多く、プロとして常に学びの姿勢が大事だと考えています」。
一流の技術者を育成 資格取得もバックアップ
会社のパンフレットには、きりりとした表情の職人たちの顔が一級技能士の肩書と共に並んでいます。現場に出る作業スタッフ7人のうち、国家資格である塗装や防水の一級施工技能士が5人。うち2人はマネジメント能力にも優れた登録基幹技能者です。蒼座社長は、「資格取得はスタートラインでゴールじゃない。ここから職人としてどう生きていくかが決まる」と語ります。会社では資格取得に向け、費用を全面的に負担するほか、有資格者によるマンツーマンの試験対策も実施。また未経験者でも作業に携われるよう、入社後3か月は現場や社内で先輩社員が後輩に付き、丁寧に指導しています。
歯に衣着せぬ物言いの蒼座社長だが、社員への愛情はひときわ強いものがあります。コロナ禍中は計画的に受注を縮小。「生まれたばかりの子どもや病気の配偶者、高齢の両親と暮らしている社員もいました。未知の病に罹患するリスクは計り知れません。社員やその家族の命に代わるものはないのです」と蒼座社長。継続中の仕事も、社員を3グループに分けて万が一誰かが罹患した際も、まん延しないよう細心の注意を払いました。2年目は売り上げも元に戻りましたが、一人として感染者は出なかったそうです。
グループ会社に長男が入社しましたが、一族経営には関心がありません。「若い職人を後継者にしていきたい。人事が回転することで会社は成長していくことができる」。強い意思で若手育成にも力を注ぎます。
採用担当者からあなたへ
防水や塗装工事の専門性が高いだけでなく、各種リフォーム対応もできるのが当社の強み。仕事の幅が大きいのでいろいろな業務に挑戦できます。経験がなくてもしっかり研修するので大丈夫。女性も大歓迎です。
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採用直通TEL/0852-61-1003
採用直通 E-mail/nagao@sb-k.co.jp
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企業概要
事業内容 | 外壁塗装、雨漏り修繕、防水、リフォーム、新築工事、不動産管理、総合建設 |
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創業 | 平成15(2003)年10月 |
代表者 | 代表取締役 蒼座 誠 |
社員数 | 18名(男16名 女2名) |
鳥取・島根のお仕事情報
この記事を書いた人
タウン情報Lazuda アシスタントチーム
編集部にっかんくん
山陰のタウン情報誌「Lazuda」編集部に所属(?)。新しいコト、ウワサに目がないミーハー。当サイトのマスコットキャラクターも務める。