「日新バイオマス発電 株式会社」ってどんな会社?[鳥取・島根のリーディング企業2024]

編集部にっかんくん
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働いてみたい注目企業65社!就活の必携本「鳥取・島根のリーディング企業2024」

みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。

ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2024」が山陰の各書店にて発売中です♪

鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい!!”と本気で考えている企業がたくさん。

本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう!という熱い想いを持つ65の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。

今回は「鳥取・島根のリーディング企業2024」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ!新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪

「日新バイオマス発電 株式会社」ってどんな会社?

端材や未利用材を活用しゼロカーボン発電を実現

近年よく耳にする「バイオマス」という言葉。生物資源(bio)の量(mass)を表し、「再生可能な、生物由来の有機性資源」を意味する。木材からなるのが「木質バイオマス」で、これを燃料としてタービンを回し、発電する仕組みが木質バイオマス発電です。

「日新バイオマス発電株式会社」の立ち上げから関わった来海邦夫社長(75)は、「木質は、数ある再生可能エネルギー資源の中でも安定的に供給・発電が可能な上、カーボンニュートラルな特性も有している。事業を通して、日本の山を活性化させていきたい」と話します。

2013年、「株式会社日新」の100%子会社として設立。同社で合板製造の際に出る大量の端材などの引き取り先がなくなったのを機に、鳥取県などと共に推進協議会を立ち上げ、2年後から発電をスタートさせました。年間に用いる燃料は8万トンで、その約50%が「日新」の工場から出る端材を活用。残り50%は地域から出る間伐材や未利用材を加工した木質チップが占めます。年間4500万kwhを発電、境港市の約3分の2世帯の使用電力分にあたる数字です。

一日に使う木質チップは230トン。ボイラーに供給された木質チップは循環式水管ボイラーで燃焼され、蒸気を発生させます。その蒸気を利用して発電機を起動し、電力を発生するという仕組み。常に一定の圧力に保たれるよう発電量を監視し、木質チップの供給量を調整して燃焼をコントロールします。

バイオマス発電の大きな特徴の一つが、燃焼エネルギーを用いるにも関わらず「ゼロカーボン」であるところ。木材を燃焼することで放出されるCO2は、木の成長過程で光合成により吸収された大気中のCO2なので、木のライフサイクルの中では大気中のCO2を増加させません。

木の伐採後、新たな木を植えることで森林の持続を図れるため、グループ会社では植林活動にも注力しています。来海社長曰く、「太陽光や風力に比べ、気象条件に左右されないのも利点です」とのこと。

固定価格買取制度(FIT)などによってバイオマス発電の導入が進み、全国では22年度末現在で183施設、制度開始時の8倍強に増えました。燃料不足が課題になる中、国内シェア30%を誇る合板会社をグループに持っているのが「日新」の強み。「燃料確保は悩みの種ですが、グループや地域と連携し、地域に還元できる発電事業を続けていきたい」

山や国土を守るカーボンニュートラル事業

高校の機械科でボイラーを学び、熱を生み出していく仕組みには関心を持っていた長崎さん。就職活動時は発電所が稼働する1年前で、地元で始まる新たな事業に興味を抱き、門戸をたたきました。現在は主に制御室で設備全体の集中制御を担っています。「制御室では、蒸気圧力を一定に保つために、燃料チップの供給量を調整して、燃焼をコントロールしています」

一昨年からは、班長としてチームをまとめる役割も。「チップ投入が早い人、単純作業が好きな人など皆カラーが違うので、長所を伸ばせるサポートを心掛けています」。カーボンニュートラルな事業に携わっていることを誇りにしている。「廃材や未利用材を活用し、山もきれいにする。すごいなって思います」

発電所の制御からチップ製造、運搬まで

発電所の燃料には、合板製造の過程で出る端材やチップのほか、製品化できない原木を社員自ら機械でチップ加工したものなども使われます。「発電所の制御に注力したり、フォークリフトでの燃料投入を行ったり、燃料を自ら作ったりとさまざまな業務がある職場。じっとしているのが苦手な性分なので、自分には合っているようです」。

小林さんは、専門学校卒業後、サービス業などを経て転職。「製造業には興味があったけど、いわゆる流れ作業は苦手で。迅速に異常を見つけ、対処する力が求められるため、入社前よりも積極的に自分から動くようになったような気がします」。グループ主催の山林研修で原木の伐採や植林も経験し、“燃料”をより大切に感じるようになったといいます。

溶接や玉掛けの資格も取得し、スキルアップを

6階建てのボイラー棟内を毎日交代でパトロールし、異常を発見した際には即座に対応。「チップを送り出すモーターのファンの羽根が一枚割れていたため冷却がうまくできず、モーターが熱くなっているのに気づいたことも。あわやボイラー停止を免れました。わずかな見逃しが大きなエラーにつながるので気が抜けません」。

約2時間弱のパトロールに加え、原木からチップを作ったり、灰を取り除いたりと、発電所内のさまざまな業務を担当している多城さんは「広い敷地内を歩き回るので体力がつきましたね」と笑顔。入社後に取得した2級ボイラー技士に加え、今後はアーク溶接や玉掛けの資格取得も目指しています。「頑張ればスキルアップでき、業務にも生かせるのでやりがいを感じます」

動画で見る「日新バイオマス発電株式会社」

採用担当者からあなたへ

「バイオマス発電」という言葉に興味を持った好奇心旺盛なあなたに向いている会社です!当社は境港市の約2/3世帯分の電力を発電する設備を運営しています。この仕事にやりがいや興味を持てる方、素直な方、意欲のある方をお待ちしています!

【資料請求・お問い合わせ先】
採用直通TEL/0859-47-0303
採用直通 E-mail/k.moriguchi@nisshin.gr.jp

公式サイトはコチラ

企業概要

事業内容 木質チップを燃料としたバイオマス発電事業
創業 平成25(2013)年6月7日
代表者 代表取締役 来海 邦夫
社員数 12名(男12名 女0名)

日新バイオマス発電 株式会社

ニッシンバイオマスハツデンカブシキガイシャ
電 話:0859-47-0303(採用直通)
住 所:島鳥取県境港市西工業団地46-1 [MAP]
情 報:HP

sponsored by 日新バイオマス発電 株式会社

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山陰のタウン情報誌「Lazuda」編集部に所属(?)。新しいコト、ウワサに目がないミーハー。当サイトのマスコットキャラクターも務める。

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