夏休み明けのテストで点数が悪かったら「連続学習」を試してみて
もしテストがうまくいかなかったら試して欲しい勉強方法
みなさんこんにちは。レインディアの藤原です。
夏休みも終わり日常が戻り始めているころ。
酷暑となった2023年夏休み。イベントや行事が復活し、あっという間の夏休みだった方もおられるでしょう。例年、夏休みは子どもと過ごす時間がグンと増えるので、子どもの成長を知るのにはいい機会です。
そして、毎年子ども達に追い抜かれていく自分を知り、老化を感じる時でもあります(笑)。
我が家の場合、中2の長男は突然ルービックキューブにハマり出し、この夏で40秒くらいで完成させられるまでに。私は一面作るだけで何分もかかりますし、一面揃えたらところで力尽きるので、まったく相手になりません。
小2の娘はこの夏、初めてプール教室の体験へ。娘の通う学校は、昨年は改修のためにプール授業が1回のみで、実質今年がプールデビュー。私は泳げないので、プールは嫌な思い出しかありませんが、妻の遺伝子なのか、娘は水が大好き。
合計8日間の体験でしたが、水とすっかり友達になったようで、近くの水泳教室へ通う事に。私の泳力をすぐに超えていきました・・・(笑)。
子ども達が、自分で楽しみを見つけて挑戦する姿を見ると、とても幸せな気持ちになります。
そんなこんなで、夏休みが終わると、子ども達はすぐにテストが待っています。
毎年9月には、不登校相談が増えますが、同じくらいテストの成績が落ちたとの相談も増加。学習塾の夏期講習などで、休みなく勉学に励んでいた子と、遊び中心でダラダラ過ごした子で差がついたと感じますよね。
そして、「夏休みに遊んでいたからだ」と後悔したり、子どもを叱ったりしてはいませんか?
でも、まだまだ大丈夫。運動会や文化祭など、イベントで勉強の時間が減る秋に向けて、藤原流の勉強方法をお伝えしますよ。
大切なのは、頭の切り替えと連続学習
子ども達が持ち帰る夏休みの宿題、子どものストレスの原因ですよね。
学校からのプリントには、「毎日国語1ページ、算数1ページと音読をしてください」と書いてあります。これ、そもそも子どもの発達を知らない、悪しき常識だと私は感じています。
これがもし、マンガだったらどうでしょう?毎日1ページだけ読んでと言われたら?
そんなの耐えられないですよね、早く次のページが読みたいですし、できれば終わるまでずっと読んでいたい。途中まで読んで、翌日読む時には数ページ前まで話の展開がどうだったのか確認してから、話の続きを読み進めますよね。
勉強も同じ。問題の答えがバンバン答えられたら楽しくて、ドンドン次のページに進みたくなるものです。
毎日1ページなどと、途中で終わらせて翌日に続きをしても、前段階を忘れてしまうのでロスが発生します。
漫画や小説も、読み始めてすぐは物語に没入できないように、勉強も集中するには助走を作ってあげましょう。
1ページの問題では、脳を勉強モードに切り替える前に終わってしまい、身につかないワケです。
昨年、小学5年生の女の子のお母さんから、夏休み明けの算数テストで40点だったと相談が寄せられました。私のアドバイスは、
「女の子は、基礎が分かっていないまま、何となく答えている事があるので、小学校2年生ぐらいのドリルを用意し、日にちを決めて《朝から晩まで連続して算数だけを学ぶ1日》を作ってください。」
というもの。
ドリルは小3くらいまでなら100円ショップで揃いますし、4〜5年生の2冊なら高くはなりませんよね。
毎日勉強する必要もなければ、私が直接教える必要もありません。たった1日、朝から晩まで算数漬けで復習するだけで、その子は次のテストでは100点、絵に描いたような話ですが、事実です。
私は娘さんとも面識があったので、藤原さんが言うならと頑張ってくれたようですが。
子どもの集中力は、食事やトイレ休憩、おやつタイムなどを挟んでも6時間とかなら普通に続きます。多くの場合、そもそも頭が勉強モードに入っていない事が多いので、相当簡単なところからリズムを作ることがコツ。
学校の授業も、毎日少しずつ進めますが、翌日にはどこかを忘れたところから再スタート。国語も算数もそのほかの教科も、中途半端に進めていきます。
子どもが疲れるから、集中力が続かないから、頭で整理する余裕が必要だからというのは、大人の理論。
そもそも、教科を変える頭の切り替えで疲れます。教員の負担軽減が叫ばれる今日、ひとつの教科を連続して教えられれば、様々な教科の準備を毎日しなくてもよくなるのではないでしょうか。
進学を悩む高校生にも、まずは1教科を連続して勉強する事をアドバイスしています。
寝ても覚めても数学なら数学だけ、英語なら英語だけという数日間を作ることで、基礎から頂上までがちゃんと繋がるワケです。
秋はいろいろなイベントが多く、忙しいとは思います。けれど、苦手教科の克服は子どもの人生を左右するので、大切な1日をぜひ作ってあげて欲しいと思います。
それともちろん、頑張った子どもへのご褒美は忘れないでくださいね!
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この記事を書いた人
Reindeer 代表取締役社長
レインディア藤原さん
北欧インテリアショップ『reindeer』、木のおもちゃのレンタルプログラム「もくレン」などを運営。中海テレビ「県議熱中討論」コーディネーター、よなご宇沢会幹事も務める。幼稚園や保育園、市町村の子育て支援センターなどで育児講演を行う。乳幼児の育児相談から不登校問題もお気軽にどうぞ! いつも作りかけのお店はまさに秘密基地、まずは自分でするのが藤原流であり、北欧から学んだこと。お喋り大好きな二児の父です。
最近では、米子市岡成で子育て支援プロジェクト『コーセリ』の代表理事を務めています。私は子どもが生まれる前の妊娠期から、子育てや子どもの発達について学びながら準備をしていくことが、子育ての不安を減らすうえで大切と考えています。そのような視点から、子育て世代の親を対象としたセミナーを企画・開催しています。また、子どもと一緒に参加できる体験教室やイベントなども行っています。
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