【老舗探訪!vol.2】松江のソウルフード『太平楽』
老若男女すべてに愛される伝統の味。
取材NGで近年メディアには露出していないと記憶するが、昭和30年頃からラーメンを提供している松江のラーメンを代表する老舗店『太平楽』。松江のソウルフードとも言われるラーメンで「松江クラシック」を確立したと言っても過言ではない。
創業者の故・松村金之助氏は私の従兄弟叔父にあたる。最近は週3日の営業となりハードルが高くなっているが、図らずも営業しているタイミングで通りかかる。これは一杯頂いていくしかないでしょう。
相変わらずお客さん多いですね。ご無沙汰の挨拶をして相席に滑り込む。メニューは「らーめん」「大盛」「特大盛」のみ。女性も含めて、ほとんどのお客さんが「大盛」か「特大盛」をオーダー。まだ午前中にも関わらず、今回は「大盛」でお願いする。
トッピングはチューシュー、メンマ、モヤシ、ネギ。レンゲはないので直接どんぶりからスープを飲む。クセのない豚骨清湯出汁に香ばしい醤油の香りと塩分、そしてガツンとしたうま味。「松江クラシック」の中でも、うま味が脳天に突き刺さるのはほかにない。これが今でも多くの松江人を虜にする伝統の味ですね。
麺は中隆製麺の太平楽仕様の中太縮れ麺。ちょいと柔らかめだがそんなのは関係ない! ズルズルとすすり、グイグイとスープを飲み、そしてチューシューを頬張る。普段は胡椒を使わない主義だがここは別です。途中でテーブルの白胡椒をひと振り。ピリッとした香りと出汁が重なり合うのがオールドスタイルにいい。
ズルズルと完食してしまった。開店時間の午前10時過ぎから満席で昼までには売れ切れ閉店となるのでご注意を。
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この記事を書いた人
フリーカメラマン
めんあるき
本職はフリーカメラマン。ラーメンの食べ歩きをライフワークとする自他ともに認めるラヲタカメラマン。その他B級グルメをはじめ、美味いもの大好き。地元フリーペーパーLazudaにて連載コラム「食べなきゃソンソン!」も執筆中。
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