「ヨナゴ技研コンサルタント」ってどんな会社?[鳥取・島根のリーディング企業2023]
働いてみたい注目企業40社!就活の必携本「鳥取・島根のリーディング企業2023」
みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。
ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2023」が山陰の各書店にて発売中です♪
鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい!!”と本気で考えている企業がたくさん。
本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう!という熱い想いを持つ40の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。
今回は「鳥取・島根のリーディング企業2023」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ!新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪
「ヨナゴ技研コンサルタント」ってどんな会社?
「地域を守り、よりよい街に」という使命を胸に、まちの未来図をゼロから描くプロ集団
建設に関わる業務をコンサルティング。暮らしを支えて50年
道路や橋、下水道・上水道、のり面対策など、官公庁が建物以外の公共工事を行う際には、現地の調査や測量をして設計図を作り、最適な方法を提案します。まさに、“公共工事のレシピ”を作っているとも言えるのが、建設コンサルタント。
たかが測って図面を描くだけ、と侮るなかれ。現代の街は、地上にも地下にも多くの物があふれ、権利関係を明らかにするだけでもひと苦労のうえ、ビルや家、山や川など高さや大きさ、長さも異なる様々なものは、定規やメジャーで簡単に測るというわけにもいかないのです。
高度な測量設計技術に加え、企画の構想や、工程、品質の管理、受注者に説明する能力も問われます。「まさに、建設に関わるあらゆる業務をコンサルティングするのが我々の仕事。建築物のように目には見えにくいですが、暮らしを支えるためになくてはならない仕事だと自負しています」。「株式会社ヨナゴ技研コンサルタント」の大西幸人社長(65)は胸を張ります。
旧国鉄を退職した初代社長が1971年、国有地の線路と、隣接する私有地を分けるために測量する会社を興したのが起源。設計の需要が高まってきたことなどを背景に1991年、現在の形に組織と名前を変更。2000年代初頭からは入札から測量、設計まで担うようになりました。
創業時3人だった社員は、創業50周年を迎えた今、40人に増加。「かつては、設計を大手コンサルに任すケースがほとんどでしたが、地元企業の育成を念頭に、建設業界でも“地産地消”の流れが活発化してきました」と大西社長。半世紀で大きく躍進した背景にあるのが、資格者の育成と、実績の積み上げです。技術士や測量士、RCCMなどの資格取得にかかる費用は会社が全額負担するだけでなく、合格時には報奨金も付与、もちろん資格手当もつきます。
また、入札制度改革で地元業者の受注機会が増えたことを背景に、積極的に新規事業に挑み、着実に実績を重ねてきました。
鳥取県下全域をカバー。災害時には迅速に対応
鳥取県や国土交通省からも仕事を受注するため、社員は県下全域約3500平方キロメートルを駆け巡ります。道路や河川の砂防設計、急傾斜対策工設計などに加え、高度な知識や経験がより問われる港湾整備や張り出し歩道の設計も手掛けています。湖山池の護岸や境港公共マリーナ桟橋の設計も同社が担いました。
近年は自然災害が多く、各地で道路ののり面の崩れや護岸浸食などが発生。「地元住民の不安や不便を解消するために早急に動く必要がありますが、一方で被害の再発を防ぐための綿密な調査も必要です」と大西社長。現地では、従来の測量方式に加え、ドローンなどを使って高精度地形データを作成したのち、地形や地質、被害状況などから最も適切な対策を考えて設計していく力が求められます。
「災害はどこで起きるか分かりません。社会資本を整備することで地元住民を守ることができる、やりがいのある仕事です」
信頼と実績で受注拡大。情報収集や分析も不可欠
公共工事を担う建設コンサルタントの仕事の端緒は、入札による受注。かつては「価格競争方式」がメインでしたが、近年は技術力を審査する「プロポーザル方式」、技術と価格の両方を審査する「総合評価方式」による業者選定が増えています。営業部の石賀一成さん(45)は、「受注をいただくにはまず信頼が大切。請け負っている仕事の進捗状況を丁寧に報告したり、よりスムーズに業務が行えるよう工法や機材の提案をしたりしつつ、社の実績をアピールして次の受注につなげています」と話します。
設計図書や仕様書を読み解き、工事に必要な材料費から作業員の人件費など総合的な工事費を算出する積算業務も担当。「わずか10円の差が受注の可否を決めることもあり、シビアな世界です。情報収集と研究・分析が欠かせません」。落札できなかった時は、公開された他社の積算内容を見て自社との差異を分析し、次に生かせるよう研さんを重ねています。
同業他社などを経て中途入社した石賀さん。「うちは社員が若くて活気があり、数年後はさらに力のある集団になっている気がします。物が出来上がるスタートのスタートが私達の仕事。我々がいなければ道路も橋も生まれません」。その誇りがやりがいにつながっているようです。
わずかなミスが命取り。チームワークで正確な仕事
受注が決まれば、発注者との協議などを経て、現場での測量が行われます。測量士の大谷恭平さん(39)は、「測量のミスは後の作業に全部響きます。チェックを重ね、正確なデータを設計に送るのが僕らの責務です」と説明してくれました。
測量はたいてい2~3人のチームで実施。1人がミラーの付いたポールを持って測定地点に立ち、もう一人がトータルステーションを用いて角度と距離を同時に測ります。パソコンに送った測定データをもとに、専用ソフトを用いて各種図面を作成し、設計部へ。
「広い現場だと、1枚の平面図を作るのに1カ月以上通うことも。道なき道を歩くこともあります」。
若い社員を丁寧に育てる。強みは機動力の高さ
チームで業務を行っているため、平日にある子どもの学校行事などにも参加しやすいといいます。「互いに調整し合って仕事を抜けられるので、家族との時間も大事にできます」と大谷さん。現在、測量士と補償業務管理士(土地調査部門)の資格を持っていますが、さらなるキャリアアップも目指しているとか。
「専門知識がなくても、会社が育て上げるから誰でも挑戦してほしい」と呼びかける大西社長。そんな声に導かれて入社したのが、CADオペレーターとして活躍する大塚結衣さん(29)。「最初は専門用語が全然分からなくて何度も聞き直しました」と振り返ります。新入社員は、先輩社員と2人1組になってマンツーマン指導を受けるそう。先輩と信頼関係を築きながら、技術や知識、経験を積んでいける体制が整えられているのです。
図面を仕上げる際には、作るものによって必要な入力事項が異なり、細かい注意力も求められます。「横断図面の作成でも、道路工事と護岸工事では並べ方や配置がまるで違い、同じ仕事は一つとしてありません」。CADオペレーターの仕事は、受注者に納入する前の最後の業務だけに、プレッシャーも少なくありません。納期がタイトな災害復旧工事の際は、よりスピードが求められることも。「大変な時期もありますが、チームワークで乗り切っています」と笑顔。
同社は、社員の平均年齢が40歳代前半と若く、うち4分の1を女性が占め、出産後、短時間勤務制度などを活用しながら復帰する女性社員も多いそう。「結婚、出産しても、この会社なら働き続けられると実感しています」 「地域を守り、よりよい街にする」という使命を抱き、日々進化し続けて半世紀。「測る」ことの大切さを原点に、さらなる発展を目指しています。
快適なオフィス
建設コンサルタントの仕事は、社内でデスクに向かう時間も長いようです。より良い環境で質の高いパフォーマンスをするため、オフィスを一昨年リニューアルしました。
ワンフロアだった設計部と測量部をフロアを分けて配置。広々としたクリーンな空間で、より快適に仕事に取り組めると社員にも好評です。
求める人物像
●技術を求められる仕事ですが、やる気・努力・向上心のある方なら専門知識が無くとも会社が責任を持って指導・フォローをします。
●明るく元気にコミュニケーションが取れる方を求めます。
【資料請求・お問い合わせ先】
採用直通TEL/0859-29-5321
採用直通 E-mail/ygc-human-resources-department@yonago-giken.co.jp
公式サイトはコチラ
企業概要
業種 | 土木サービス業 |
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事業内容 | 建設コンサルタント(土木測量・設計)業 |
創業 | 昭和46(1971)年5月8日 |
代表者 | 代表取締役 大西 幸人 |
社員数 | 40名(男30名 女10名) |
株式会社 ヨナゴ技研コンサルタント
カブシキガイシャ ヨナゴギケンコンサルタント
電 話:0859-29-5321(採用直通)
住 所:鳥取県米子市彦名町1460-4 [MAP]
情 報:HP
sponsored by 株式会社 ヨナゴ技研コンサルタント
鳥取・島根のお仕事情報
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部みのりん
ラズダ編集部。生まれも育ちも大根島。
日刊webラズダの記事を書いたり、LazudaTVのアシスタントをしたりしています!
好きな食べ物は、さつまいもと梅干し。
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