みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。

ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2023」が山陰の各書店にて発売中です♪

鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい！！”と本気で考えている企業がたくさん。

本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう！という熱い想いを持つ40の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。

今回は「鳥取・島根のリーディング企業2023」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ！新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪

お客様の懸け橋に工務店の枠を越えた挑戦を

鳥取市に拠点を置く「懸樋工務店（かけひこうむてん）」は公共事業や民間企業のオフィス、店舗、工場などBtoBの建設や土木事業をメインに、企画・提案から設計、施工、さらにアフターメンテナンスまでサービスを提供。

1954年に現在の代表取締役社長、懸樋義樹氏の父が創業しましたが、懸樋家は宮大工の棟梁の家系です。この地に根差し、鳥取市内の寺社仏閣や、伝統芸能として伝わる麒麟獅子の獅子頭などを手がけてきました。

人と人、または人と地域の懸け橋のような存在でありたいと「お客様の懸け橋に」をスローガンに、年間300件以上の実績を上げる中、同社が一味違うところは、設備や働く環境などの空間の提案まで行う点です。

懸樋社長が空間の重要性を強く感じたのは３年前、自社の「スポーツ健康事業部」が運営するゴルフ練習場とフィットネスジム、併設するカフェを大幅にリニューアルした時のこと。この時、マシンは既存のものを使いつつ建物のデザインや機器の配置を一新。施設内に流す音楽も含めて世界観を統一したところ、大きな宣伝なしでも利用客が増加し、それまで利用していなかった自社の社員も通うようになったそうです。

「機能は同じでも空間次第で利用者は増減する。責任の重大さを知ったからこそ施主様に適当なご提案はできません。建物は住む人や使う人、また周囲に大きな影響を与えます。“都市を彩る”という観点から、まちの景観を壊さず快適な都市空間を創出する建物を施主様にご提案することもあります」と信念を持って顧客と向き合っています。

過去に同社が手がけたリノベーションで、良い空間ができたと思っても、家具や備品が搬入された途端にミスマッチを起こした経験が何度かあったといいます。

「あらかじめ家具などが決まっていれば、その情報を参考に空間づくりができます。せっかくお金と時間をかけるわけですから、その会社の発展につながるようなご提案をしたいのです」と、インテリアコーディネーターも在籍してオフィスインテリアを手がけるほか、顧客の未来や働くスタッフ、さらにエンドユーザーまで見越したサービスの提供を心がけています。

地域に根差しつつ広い視野で事業を展開する懸樋工務店ですが、スポーツ健康事業部では2021年に小学生～大学生を対象としたゴルフチーム「バーディシティGOLF TEAM」を結成。マンツーマンで指導し、現在は小中学生15名が所属しているとのこと。「保護者の方は送迎も大変だと思うのですが、お子さんが挨拶をするようになった、家族で共通の趣味ができたなど、うれしい報告をいただいています」と笑顔。

また、ジムのトレーナー２名は理学療法士の資格を持ち、鳥取市内の中学・高校や代表チームのトレーニングコーチも請け負っています。「地域貢献というわけではありませんが、子どもたちに何かしてあげたい」と、メインの建設事業だけでなく、スポーツ健康事業にも力を入れていきたいとのこと。

会社が進化を続けるためにも失敗を恐れず行動できる若い力が必要です。同社では資格取得費用のサポートなど成長も支援。「失敗しても学びを得れば大丈夫。自ら考え挑戦する人を求めています」と懸樋社長は力強く呼びかけています。

押方　三島部長は、大手ゼネコンと組んだ大型案件をいくつも手掛け、担当した案件では“赤字は出さない”をずっと実行してきた経験豊富で自分にも厳しい人です。

三島　鳥取県警察本部庁舎や鳥取県民体育館など、若い頃から大手と一緒に現場監督をやらせてもらったのは良い経験。昔だから、今では考えられないような無茶な対応を迫られることもあったし、行政や設計側との対応、協力会社への頼み込みとか、思い出は山ほどあるけど自分の力になったと思う。

押方　三島部長は後輩に極力何でも経験させてくれますよね。僕もここ2～3年で、一人で現場監督を任されるようになりましたが、人数が多ければ良いというものじゃないと感じます。

三島　外注できるものは外注するけど、少数精鋭のほうが責任転嫁も起きなくて、綺麗な建物になる。押方はよくわかっている。懸樋には今4人の中堅がいるけど、盛り上げてくれると期待している。

押方　先輩方からまだまだ吸収したいことがたくさんあります。知らない工法や複雑な図面を見ると燃えません？

三島　わかる。技術者魂に火が付く（笑）。次の押方の現場も間違いなく良い経験になると思う。大変だろうけど、頑張って。

押方　着工までもう少し！安全に進められるよう、準備していきます。

古志　村上くんは息子と同世代。2人で現場管理をしているけど、注意するような場面でも「親御さんに見られて恥ずかしくないように」って意識している。ご家族に悲しい思いをさせたくないから。

村上　いつもありがとうございます。古志さんは仕事や人に対してとても真面目に向き合っているなと、いつも学ばせてもらっています。

古志　村上くんはとても素直で、でも自分の考えもきちんと持っている。土木は40～50代の社員ばかりの中、若手が入ってくれてみんな喜んでいるよ。

村上　段階を踏んで丁寧に指導してもらっているので、僕自身も2級土木施工管理技士を目指してがんばりたいです。いずれは特殊な工事も手がけてみたいです！

古志　いいね。1つとして同じ工事はなくて、常に新しいことが待っているからそれも楽しみにしてほしい。無事に工事が終わった時の達成感は大きいよ。

村上　楽しみです。今は友だちに「岩美道路を自分がつくっている」と自慢して、やりがいを感じています（笑）

古志　新しいものを積極的に取り入れる会社だし、現場の考えを尊重して裁量も大きい。その分責任も増えるけど、やりがいは大きいよ！

鳥取県内で一級建築士が在籍する工務店は、まだまだ数が少ないのが現状。牧田さんは、前職はハウスメーカーに勤務していましたが、一級建築士の資格取得後、事務所や店舗を手がけてみたいと、鳥取県内でも豊富な実績を持つ同社に転職しました。「設計だけではなく、営業的なことやアフターフォローまで、自分がやりたいことをさせてくれる」とマルチに活躍。設計にとどまらず、コンセプトから提案して期待された以上のものができた時のやりがいは大きいとか。

設計室自体が６年目と新しく、軌道に乗りつつある中、牧田さんは「より広がりのある提案をしていきたい」とやる気をにじませています。

「進化を続ける老舗」として、常に新しい事業にチャレンジする同社。伊藤さんは新規取り組みの推進役として、システムの導入やブランドの周知、採用活動などさまざまな場で活躍しています。「仮説を立てて取り組んだことがうまくいくと、達成感を感じます」とハツラツと笑う伊藤さん。

前職は医療系メーカー営業。当時身に付けた段取りを組む力に加え、未知の仕事に同時進行で挑戦する中で応用力が鍛えられたと実感しています。「今後、何らかの“鳥取初”を発信したいです。たくさんの方から『おもしろそう』と思ってもらえるよう、黒子役としてサポートして、“カケヒ”で街いっぱいにしたいです」

スポーツ健康事業部の「グリーンゴルフ21」は女性や初心者にも人気のゴルフ練習場。マネージャーの伊藤さんは「お客様から『綺麗ですね』と喜ばれています」と環境を整えることに常に気を配っています。併設するパーソナルジム「PT Body Lab.」は開設3年目。運営を任されている坂内さんは理学療法士でもあり「医学的知識を活かしたパーソナルジムを目指し、責任を持ってトレーニングを考案しています」とお客様と真摯に向き合っています。

●人と話をすることが好きな人
●目的意識を常に持てる人
●常に新しい事にトライするエネルギーを持っている人
●正しいと思う事を貫き通せる、芯を持っている人
●仕事にこだわりを持てる人

株式会社 懸樋工務店

カブシキガイシャ　カケヒコウムテン
電 話：0857-28-4788（採用直通）
住 所：鳥取県鳥取市桂見573 [MAP]
情 報：HP

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