朱塗りの社殿で伝統の舞を。「出雲神楽定期公演2022」がスタート

編集部いしやん
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沈みゆく夕陽と神聖な舞のスペシャルコラボ!『日御碕神社』の境内を舞台に出雲神楽の特別公演を開催

出雲地方に古くから伝わる伝統芸能「出雲神楽」。神話の世界を今に伝える出雲神楽の特別上演が、2022年も6月からスタート。

何が“特別”かと言うと、神楽上演の舞台が普段は非公開の『日御碕神社』境内である点!

神楽ファンならずとも、とっても貴重な体験となるはず。『出雲大社』からもほど近いので、島根旅とセットでプランニングも◎。今回は特別な神楽上演の見どころなどの詳細情報を紹介します。

出雲神楽定期公演の会場となる『日御碕神社』の場所

『日御碕神社』があるのは、島根半島の西の端。出雲市内から車で30~40分、『出雲大社』からだと車で15分ほど走った辺り。

近くには、ウミネコの繁殖地として知られる『経島』や、海面からてっぺんまでの高さが日本一を誇る『日御碕灯台』も。合わせて観光を楽しめますね。

会場となる『日御碕神社』は、朱に彩られた社殿が印象的。松林の中に鎮まるその様子は、「竜宮城」のような美しさと、例えられることもあるそう。

スサノオを祀る「神の宮」とアマテラスを祀る「日沈宮(ひしずみのみや)」があり、「日の本の夜を守るように」という神勅を承り祀ったのが「日沈宮」の始まりと言われ、出雲では太陽神アマテラスは日の入りの夕日を象徴する神とされています。

特別上演が行われるのは、まさに夕日が沈む時間帯。通常、立ち入ることができない「日沈宮」の神聖な拝殿で、日が沈みゆく黄昏時に舞われる出雲神楽は、めっちゃレア!

スペシャルな空間で、非日常な神秘体験を。

出雲地方で受け継がれる伝統の出雲神楽を毎回異なる社中が披露

「出雲神楽特別上演2022」は6~11月までの8月を除く期間、月2回指定の土曜に開催。日没に合わせた夕暮れ時の時間帯に約1時間上演されます。

出雲地方には、地元で神楽を継承する社中が多く存在しますが、『日御碕神社』での定期公演でも、毎回異なる社中が出演。伝統の「出雲神楽」を2演目ずつ披露するんです。

社中によって異なる雰囲気のステージを楽しめるところも魅力。それぞれの社中が受け継いできた、伝統の舞を間近で堪能してくださいね。

新鮮な日本海の幸を思う存分堪能できる贅沢な夕食付きプランがオススメ

定期公演では夕食付きプランも選べます。会場近くの日御碕エリアにある海鮮料理店『花房商店』で、地元で獲れた新鮮な魚介類をふんだんに使用した食事が楽しめますよ~。

郷土芸能と合わせて、地元のグルメも楽しめるこちらのプランが個人的には超オススメ!

仕入れの都合で内容が変更になる場合もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

神聖な舞台で披露される特別な出雲神楽。神秘的でスペシャルな夕暮れのひと時を楽しんで

『日御碕神社』での出雲神楽定期公演は7月9日(土)~11月26日(土)までの期間中に、8回開催。日没時間に合わせて開催するため、月によって時間が異なるのでご注意ください。

いずれも、観覧希望日の5日前までに申込が必要。ですが、観覧のみの場合だと、空席があれば当日でも申込できるみたいですよ。

出雲神楽定期公演2022まとめ
開催日時 7月9日(土)、7月23日(土)18:00~19:00
9月10日(土)、9月17日(土)17:00~18:00
10月8日(土)、10月22日(土)18:00~19:00
11月12日(土)11月26日(土)17:30~18:30
開催場所 日御碕神社 拝殿(島根県出雲市大社町日御碕455)[MAP]
定員 各回40名*開催日の5日前までに要事前申込(観覧プランのみ、当日空席があれば受付可)
観覧料 【観覧プラン】中学生以上3500円、小学生2000円*未就学児で席が必要な場合は小学生料金
【夕食付プラン】中学生以上6000円、小学生以下4000円
申込・問合せ 出雲観光協会(0853-31-9466)
日御碕ビジターセンター(0853-54-5400)

通常は立ち入れない神社の境内を舞台にした「出雲神楽定期公演」は、またとない貴重な機会。

幻想的な雰囲気の中での非日常体験は、忘れられないひとコマとなりそうですね。

神楽公演の詳細はコチラ↓
出雲神楽定期公演|出雲観光ガイド

【おまけ】神楽とあわせて楽しもう!周辺のオススメスポットをチェック

神楽上演の舞台『日御碕神社』周辺には、『出雲大社』を筆頭に、『日御碕灯台』や『稲佐の浜』など、観光スポットがいっぱい。県内屈指の人気観光エリアとなっています。

公演が始まるまでの時間を活用して、せっかくだから、近隣の観光スポットやグルメもあわせて、とことん出雲を楽しんでみませんか。

大社日御碕線で爽快マリンドライブ!

出雲大社から日御碕エリアへと続く一本道は、海沿いに延びる絶景ドライブコース。昼間の青い海はもちろん、夕日を眺めながらのドライブもロマンチック。

道の途中にある展望台では、美しい日本海をバックに記念撮影もできてGOOD。

ウミネコの繁殖地「経島(ふみしま)」

『日御碕神社』の西約100mにある無人島。かつてはアマテラスが鎮座されていたとされ、神域として基本的には立ち入れません。

ウミネコの繁殖地としても有名で、国の天然記念物に指定。春から夏にかけてウミネコたちの賑やかな声が響き渡ります。

『お食事処 柿谷』でノドグロなど日本海の幸を堪能しよう

日御碕にある「しまね故郷料理認証店」である『お食事処 柿谷』は、日本海の新鮮な海の幸を活かした料理が自慢。店先から漂ってくるイカ焼きなどの香ばしい匂いが食欲をそそります。

イチオシは、山陰の高級魚ノドグロの焼き魚か煮魚がついた「のどぐろ定食」。出雲沖で獲れるノドグロは脂のノリが良く、あっさりとしていながら深いうま味を味わえると大評判!

また干物類も絶品で、お土産として人気です。

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
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島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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