心もほころぶ木綿街道の「生姜糖」。実はプチ制作体験も人気です
300年の伝統を守り続ける出雲市・木綿街道『來間屋生姜糖本舗』へ
出雲市平田地区の「木綿街道」は、かつて木綿の集散地として賑わったエリア。現在も、当時の風情や伝統が色濃く残る、レトロな街並みが魅力の人気観光スポットです。
街道内には、江戸の伝統建築の町家も多く残り、今なお営みを続ける創業100年以上の老舗店もあちこちに。
軒を連ねる老舗の中に、昔ながらの製法で伝統のお菓子「生姜糖」を代々作り続けるお店があります。それが今回紹介する『來間屋(くるまや)生姜糖本舗』です。
『來間屋生姜糖本舗』の場所、駐車場
『來間屋生姜糖本舗』があるのは、出雲市平田町「木綿街道」の西の端。平田大橋側からの入り口付近にあります。お店の斜め向かいには『持田醤油店』、隣には酒醸造所の『酒持田本店』があります。
営業時間は9時~19時で、お休みは不定休。お店の専用駐車場は1台なので、満車の場合は『いずも縁結び温泉ゆらり第二駐車場』や『一畑電車雲州平田駅横有料駐車場』など、近隣のパーキングへ。
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創業以来、一子相伝の製法を受け継ぐ生姜糖。地元ブランド生姜と砂糖のみで手作りされたやさしい味
創業以来300余年間、シンプルでやさしいお菓子「生姜糖」を作り続ける『來間屋生姜糖本舗』。島根県ブランドの「出西生姜」と砂糖のみを使う、昔ながらの素朴な生姜糖を販売する専門店です。
街道沿いのお店は築140年以上の建物で、街並みに馴染む風格ある店構え。大八車など、昔をしのばせるオブジェが置かれた店内も歴史を感じられ、不思議と落ち着ける空間に。
『來間屋』では、出西生姜の搾り汁と、砂糖を炭火でじっくり溶かし、銅製の型に流し込んで生姜糖を作っています。これは創業当時から受け継がれる伝統製法で、毎日職人が手間ひまかけて手作りしているんです。
現在は11代目となるご主人が、伝統の技と味を守り続けています。
『來間屋』の生姜糖は、生姜の風味豊かで、どこか懐かしい素朴な味わい。口に入れると、ホロホロっと溶けて、ほんのりやさしい甘さが広がり、後からピリッっとほど良い辛みがやってきます。
さっぱりとさわやかな後味、旅の疲れを癒してくれそう。
また、健康にいい生姜を使っているうえ、余計なものは一切入っていないので安心・安全なおやつ。プチギフトやお土産にしても喜ばれそうですね。
創業当時から変わらないのは味わいや製法だけではありません。
商品のパッケージも昔から変わらない味わい深いデザイン。レトロで粋なパッケージは逆に新鮮!
ついつい手に取ってしまいます。
江戸の雰囲気残る商品が並ぶ中、こんなユニークなアイテム発見。
その名も「恋の甘方薬」。薬袋をイメージしたパッケージには、かわいらしいハートの形に仕上げられた生姜糖が入っているんです。
こちら女性客を中心に注目を集める人気商品で、バレンタインやホワイトデーなどにもオススメ。
縁結びの地・出雲生まれのハート型の生姜糖。もうそれだけで、ご利益ありそうな気がする・・・。
木綿街道さんぽの思い出に、生姜糖のパッケージ作りしてみない?
『來間屋』では事前に予約すると、生姜糖をパッケージする体験ができます(有料)。
板状の生姜糖を割ってひと口サイズに。そのかけらを小さな包装紙でひとつひとつ包んでいって完成です。
できあがった商品はそのままお土産にどうぞ。何より貴重な体験は、出雲旅の忘れられない思い出になるはず。
見て・体験して・味わって。300年以上守り受け継がれた伝統にふれてみてはいかがですか?
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この記事を書いた人
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編集部いしやん
島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)
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