今回訪れたのは島根県松江市、市街地からひと足延ばした島根町にある『美香蘭』。

長らく流行りのラーメンを追いかけてきましたが、ぼちぼちと懐かしいお店を回ろうかと思うこの頃。2013年発行「鳥取・島根のラーメン本」の取材以来の再訪となりました。

盆の連休初日の土曜日でもあったろうが、市内から外れた立地にありながら、相変わらず客の多さで順番ノートの名前を書いて暑い中けっこう待ちました。

さて久々のラーメンは、基本中の基本「しょうゆラーメン」。

お約束の「ニンニクいれますか？」は久々なのでベースの味を確認するために「無し」でオーダー（近いうちに再訪したニンニク入りを頂きたいと思う）。

スープから香ばしい脂の香りに醤油と清湯豚骨出汁の旨味がフワッと口に広がる。決して特別感があるわけではないが、慣れ親しんだ懐かしく安心感のある美味さ。これぞザ・ラーメン「松江クラシック」です。

麺は中加水の中太縮れ麺。モチっともシコとも違う、半端で独特な食感がクラシカルなスープと相性良いのだからおかしなものだ。

ズルズルと啜りながら思わず「うんうんこれなんだよね〜！」と口ずさんでしまう。

トッピングはバラチャーシュー、メンマ、カマボコ、モヤシ、ネギ。やや肉感を感じられるチャーシュー、薄味のメンマ、決して今どきではないが、そこも含めて慣れ親しんだ美味さの一杯として地元で愛され続けるのだと思う。

食べている間も客が途切れることがない繁盛ぶりだった。

美香蘭

ビコウラン
電 話：0852-85-3260
住 所：島根県松江市島根町大芦平床3104 [MAP]
営 業：11:00～14:00
休 み：月曜
駐 車：あり