出雲市民のご用達『きんぐ』。大社焼きそば&大社ラーメンは噂以上に絶品だった
出雲のご当地グルメと言えば『きんぐ』の「大社焼きそば」と「大社ラーメン」
松江市出身&在住の編集部いしやんです。先日、とある取材のリサーチで、出雲のご当地グルメを調べていました。
そういえば、ウチの編集長べーやんは出雲市出身だったことを思い出して、聞いてみたら・・・
「大社町の“きんぐ”の焼きそばとラーメン、だな」
とのことだったので、早速行ってきました。『きんぐ』、名前は度々耳にしてきましたが、プライベート含めて未訪問。どんな味?どんな店?とワクワクしながら出雲へ!
『きんぐ』のお店の場所・駐車場
『きんぐ』があるのは出雲市大社町。人気観光地『出雲大社』からもほど近い場所です。お店の周辺は細い路地がいくつも延びているような場所なので、車での来店の際はくれぐれもご注意を。
営業時間は11:00~22:00(OS21:30)の通し営業。定休日は水曜と年末年始。
ウワサの『きんぐ』店内へ。ずらりと並ぶお品書きに期待も膨らむ!
いよいよ『きんぐ』の店内へ。店舗は2階建てで、この日は1階のテーブル席を利用しました。外から光が差し込み明るい雰囲気。
1階にはこのほか、カウンター席と座敷、2階には座敷スタイルの広間があります。
まずはお品書きを拝見。べーやんが言ってたラーメン、焼きそばのほかにもいろいろあります。
かつ丼や親子丼といった丼もの、神話定食やとんかつ定食などの定食メニュー、それからラーメンと焼きそばのセットも。裏面にはおつまみになりそうな一品料理がずらり。
THE大衆食堂といった具合で、お酒アリ・ナシどっちでも楽しめるお店ですね~。
継ぎ足しのスープにはうま味が凝縮!半世紀以上も愛される「大社ラーメン」
「ラーメンも気になるし、焼きそばも食べたい」と悩んだ結果、両方オーダー!
最初に登場したのは「大社ラーメン」(並650円)。透き通ったスープにかまぼこ、豚バラ、モヤシにネギと、昔ながらの中華そばです。
ベースは豚骨と鶏ガラ。そこへ野菜や昆布、カツオ出汁で長時間煮込んだスープを合わせていきます。長年継ぎ足しされているため、見た目はスッキリしていますが、素材のうま味がギュギュっと凝縮。
シンプルゆえに、どんどん箸がすすむ。
加速度的に。
『きんぐ』の現店主・吉田さんは3代目。
元々は初代・吉田虎一さんが昭和10年頃、そば屋『丸吉』として創業したのが『きんぐ』の始まり。当時は大社町にも花街があり、その関係者などで賑わっていたそうです。
その初代が戦後、博多へそばの技術指導に行くことになり、そこで博多ラーメンと出合います。それを持ち帰って、お店で中華そばを始めたのが昭和33年。なので、こちらの中華そば、実に半世紀以上もの歴史が詰まった一杯なんです。
提供当初は豚骨ラーメンスタイルだったみたいですが、改良を重ねる中で、現在の形へと定まっていったとのこと。
ソースは後がけで。モチモチ食感もクセになる『大社焼きそば』
お次はもうひとつの名物「大社焼きそば」(並700円)。
生麺を一度湯がいてから焼く独特の調理法によって、麺の外はカリッと香ばしく、中はもっちもち。一度食べればクセになる食感です!
「え?焼きそばなのにソースかかってない?」と思ったら、『きんぐ』の焼きそばは、自分で好みの量をかける“後がけ”タイプ。卓上にあるソースを自分でかけ、自分好みの味に調節できます。
ソースはほんのりと酸味があり、食べ進めても案外サクッといけちゃいました。
ちなみに、お皿に書かれている店名の『きんぐ』。中には数枚、カタカナで『キング』と書かれたものもあるそう。というのも実は、昭和30年に店を再開した際の店名は『キング』だったそうで、今もその時のお皿が数枚残っているんだとか。
カタカナの『キング』皿に出合えた人はラッキーかも!
変わりゆく街の変わらない味『きんぐ』。何度でも食べたくなる郷土の味
創業から100年以上の歴史がある『きんぐ』。周辺は観光地だけあって、新しいお店もできるし、初めての人もリピーターさんもいろいろな人が訪れます。
そんな変わりゆく街の中で、半世紀以上も変わらずに愛される「大社ラーメン」と「大社焼きそば」。郷土に根付いて、がっつり地元民のハートをわしづかみにしちゃってるんだろうな~と、初見の私ですら感じちゃいました!
何にせよ、めちゃくちゃうまかった・・・!(ラーメンのスープは完飲!)
そうそう、『きんぐ』では昔ながらの出前のほか、最近ではテイクアウトも始めています。
「近くへ行くんだけど、あまり時間がとれない」、「店内での飲食はまだちょっと・・・」といった方は、こちらもぜひ利用してみてくださいね~!
きんぐ
キング
電 話:0853-53-2473
住 所:島根県出雲市大社町杵築東599 [MAP]
営 業:11:00~22:00(OS21:30)
休 み:水曜、年末年始
駐 車:13台
情 報:HP Facebook
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部いしやん
島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)
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