『用瀬駅』かつての交通の要衝で往時の面影をたどる【山陰の駅】

編集部いしやん
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在りし日の面影がそこかしこに。鳥取市用瀬町の『用瀬駅』周辺をぶらぶら

みなさん、こんにちは。山陰のタウン情報誌ラズダ編集部のいしやんです。

今日は月曜日。

週の頭って、なんだか力が入りません。ということで、今週一発目の記事は、ゆる~く山陰ローカル線のお散歩記事。今回行ってみたのは鳥取市用瀬町の『用瀬(もちがせ)駅』。

『用瀬駅』があるのはこのあたり↓↓

鳥取市用瀬町と言えば、「流しびな」で有名な場所。かつては宿場町、城下町としても栄えた場所で、町並みのいたるところに再発見ポイントがあります。

まずは駅舎周辺を探索

まずは『用瀬駅』の駅舎の中へ。中は思った以上に広く、以前は窓口があったと思われる場所も残っています。窓口に付けられた台座は、しっかりと年季が入っていて、歴史の深さがうかがえます。

駅舎の中には、昔の写真が飾られています。何となくですが、無人駅にはこういったプチ資料コーナーがあるイメージ。

見る人によっては、懐かしいな~と感じる一枚があるかも?

こちらは時刻表。余白を活かした大胆なデザイン。
外へ出てみると、駅舎の横に駐輪場と芝生広場が。さらにその横に、歩道橋があります。

歩道橋の上からはこの景色。

めちゃくちゃ気持ちいい~!

グーっと伸びをしたくなります。物語のワンシーンのような景色を眺めていると、頭の中がどんどん空っぽになっていく……。

ナイスタイミングで特急列車が通過。撮り鉄ではないけれど、やっぱり特急列車って、間近で見ると変なテンションになります。

気を付けていってらっしゃい!

かつての宿場町・用瀬町。プチ歴史散歩へ

さてさて、駅舎を堪能したところで、時間もまだ余裕があったので、駅周辺を歩いてみることに。ちょうど、駅近くに案内板があったので、周辺をチェックしてから歩いていきます。
駅を出てすぐの場所には、ドーンと黄色いレトロな建物が。イラストマップによると「イエロービル」というスポットらしい。

「イエロービル」の横には説明版がありました。

どうやらこのあたりは、かつて「用瀬の市」が行われていた場所みたい。旧八頭郡では用瀬のほかに、若桜、船岡、智頭の計4箇所で催していたそうですが、用瀬のみ、毎月二と七の付く日に開催されていたとのこと。

郡内でも特に賑わったようで、昔の写真からも当時の盛況ぶりがうかがえます。

用瀬町内を流れる瀬戸川。以前は生活用水として使われていたのかな~、などと妄想がはかどる。

例年6~9月ごろには、水中に咲く花・バイカモも見られるそうですよ!

久しぶりに見た木製の電柱。しっかりと現役です。
銀行の跡地にも案内板。このほか、各所にこういった案内板が設置されているみたい。これらをたどっていけば、用瀬町の歴史や文化をひも解いていけそうです。

山城・景石城の城下町として栄えていった用瀬町。景石城が廃止となった後も、参勤交代や産業の発達による通行量増加により、発展していったそうです。

細い道沿いに多くの民家が立ち並ぶ様子は、THE宿場町といった風情があります。

今回は30分程度の滞在だったので、あまり巡ることはできませんでしたが、今回紹介した以外にも多くの名残りが点在しています。ただ“町を歩くだけ”で、かつての面影にふれられる用瀬町。

特に歴史が好きでなくても、「目的もなく町ブラする」ことでリフレッシュできますよ。“あてもない町ブラ”、忙しい年末にこそオススメかもです!

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タウン情報ラズダ編集部

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島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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