みなさん、こんにちは。山陰のタウン情報誌ラズダ編集部のいしやんです。最近では、自販機巡りがライフワークになりつつあります（笑）。

先日、益田市美都町で取材があったので、せっかくならと長らくマークしていた『自販機のお店 風花』へ行ってきました。なんでもココ、自販機クオリティとは思えない「チャーシューがのったラーメン」が食べられるとのこと。

食べる前、もとい行く前からワクワクが止まらない……！

『自販機のお店 風花』があるのは益田市大谷町。細かい番地が出てきませんが、益田市内から美都温泉へと続く国道191号（県道54号）沿いにあります。

お店の前には広めのスペースがあり、当日は休日ということもあって先客の姿がちらほら。最近、レトロ自販機がにわかにブーム（？）ということもあり、例に漏れずこちらの『風花』も人気なようです。

【益田市にあるレトロ自販機】【レトロ自販機＠益田市】昔懐かし自販機うどん食べてみた『後藤商店 自販機コーナー』

お店の前の広いスペースに車をとめ、早速『風花』へ。よく見ると引き戸付きのスペースと、オープンエアな屋外スペースの２つに分かれています。

それぞれに丸太をそのままイスにした、ちょっとしたイートインスペースが設けられていました。

まずは引き戸付きの店内から。こちらにはレトロ自販機を含めて、自販機が３台。レトロ自販機の両サイドにある自販機には、手作りのおにぎりセット、パン、ゆで玉子、カップ麺などが販売されていました。バリエーションも豊富です。

天井から吊るされた季節外れのハロウィン装飾が、さり気なく雰囲気を盛り上げてくれているような。

トイレ、手洗い場もありました。ツーリングやドライブのひと休みに、トイレがあるのはありがたい。

続いて屋外の自販機コーナーへ。まず目に入ったのは↓↓

お菓子が充実しすぎな自販機！

スナック菓子だけでなく、ゼリー飲料まである。懐かしい駄菓子系もあるし、チョコレートや干し芋といった甘いものも。

ガムの自販機だー！

ご無沙汰してますロッテ！

久しぶりのレトロ自販機。いぶし銀とも言うべきたたずまい。レトロ自販機としては超定番の「富士電機めん類自販機」です。

メニューは「肉うどん」（300円）と「ラーメン」（350円）の２種。それぞれに食べ方のコツの手書き案内も。さり気ないやさしさが心にしみる。

せっかくなのでうどん、ラーメンどちらも購入していただくことに。ちなみに、注意書きにある通り、500円玉は使えませんのでご注意を。

注文ボタンを押すと、調理時間の残り秒数がランプで点灯。

よ～く見るとニキシー管の配線がバッチリ見えます！

「ガコンッ！」という音ともに、取り出し口にうどん登場。店内の丸太のイートインスペースでいただきます！

まずはうどんから。何ともまぁお肉たっぷりなことで。ちょっと辛めの出汁がいいですね～。トッピングのかまぼこもおいしい。

麺に隠れてますが中にはユズも。近くの益田市美都町はユズの産地でもあります。

手書きの案内に従って、ユズを箸でつついてみると、ユズのいい香りがふわり、ふわり。

お次は名物とも言うべきラーメン。

厚切りチャーシューがドンッ！

半熟玉子までのっかってる～。

麺は学校給食の中華麺を思わせる懐かしい食感。チャーシューは見た目通りのジューシーさで、しっかり脂も感じられます。

麺もしっかり量が入ってるので、チャーシューとの食べ合わせでお腹具合もイイ感じ。

ごちそうさまでした！

最新カフェ！山陰初上陸！話題の○○スイーツ！とかもいいけれど、時代が変わってもず～っと変わらずにいてくれるレトロ自販機は安心します。部品もなく、メンテナンスも非常に大変と聞くレトロ自販機ですが、これからも残っていって欲しいな～とも。

レトロ自販機のうどんやラーメンを食べながら、目の前の自然美をボーっと眺められる『自販機のお店 風花』。ホッと息抜きしたい時こそオススメかも？

自販機のお店 風花

フウカ
住 所：島根県益田市大谷町 [MAP]
駐 車：あり