衣替えで普段着を部屋着に?クラスチェンジの時に気を付けたいポイント【おかたづけ“エバラPOINT”vol.32】
ついやってしまいがちな「普段着→部屋着」のクラスチェンジ。気を付けないと生活の不快指数が増すかも?
みなさん、こんにちは!倉吉市在住の整理収納アドバイザー・エバラです!
季節も10月になり、あのうだるような暑さから、少し肌寒さを感じる季節となりました。クローゼットの夏服も出番がなくなり、いわゆる衣替えのタイミング。
実はこの時、片付けの苦手な人がよくやってしまっている事があります。
久しぶりに出して手に取った洋服。その中には「今シーズン着たいなぁ~」と思わなくなっているモノもあると思います。流行という賞味期限があるから仕方がないのですがそんな時、みなさんどうしてますか?
衣替えは整理収納の絶好のタイミング!だけど……
「捨てる」
「でも…」
「まだ着られるしなぁ…」
「結構高かったなぁ…」
頭の中で手放さない理由を正当化させ、悩んだあげく出た結論は、「もう着ないけど捨てるにはもったいない。そうだ!部屋着(ルームウェア)にしよう!」。お出かけ着から部屋着・パジャマへ降格させます。ただ外出着から部屋着へと存在をスライドさせただけ……。
だから一見、クローゼットはスッキリするけれど、「いつか部屋着として使える服」、「持っていればそのうちパジャマになる服」が増え、洋服のアイテム数はまったく変わらないんです。
その「いつか」はいつが出番でしょうか?中には自分の部屋着ではなく、「娘の部屋着にするわ」と勝手に家族に着せる強者まで(笑)。
みなさんは、部屋着は何枚必要なのか決めていますか?お片付けの現場にたくさん入ってきた経験上、家の中の状態を見るとその人の部屋着も想像できてしまいます。モノは捨てるより選ぶ方が断然楽しくて楽!
捨てることは面倒だし、捨てる事への痛みがあるから捨てなくてもいい方法を考えてしまいます。
そもそも部屋着とは、お家で過ごす時にリラックスできる服装です。部屋着を選ぶ時は、その服を着ていて気持ちが落ち着きリラックスできるのか、誰か来た時に(私はよく友達や好きな人をイメージしてもらいます)その洋服で出られるのか、近くのコンビニに買い物に行けるのか。そういったことを考えてみてください。
「部屋着だからこれでいいや」で選ぶのではなく、おうち時間をリラックスしてゴキゲンに過ごせる服を身に着けてほしいと思います。洋服は身に着けてモチベーションを上げるだけでなく、頑張った自分を労う手段のひとつだとも。
せっかく衣替えのタイミングでクローゼットを整理しても、カテゴリーを移動しただけで「捨てる」という罪悪感から開放されたと勘違いしないようにしたいですね。
みなさんは秋の夜長、お気に入りの部屋着でどんな風に過ごしたいですか?
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この記事を書いた人
整理収納アドバイザー
教えてエバラさん
「田舎で片付ける女」こと、整理収納アドバイザー1級・2級認定講師の資格を持つ“おかたづけ”のスペシャリスト。出会った人を元気にしてくれるエネルギッシュな人柄で、3人の子育てをしながら講演、テレビ出演、個人宅へのお片付けサービスなど幅広く活動。毎日の家事や生活を快適に送れるお家作りのお手伝いをしています。
山陰各地で「おかたづけ」に関する講演のほか、テレビ・ラジオ・雑誌等、出演、執筆も多数。
タイのバンコクで発行されている東南アジア初の最も歴史と信頼のある日本語新聞「バンコク週報」にも連載中。鳥取SDGs伝道師。
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鳥取県【整理収納アドバイザー 江原朋美】(HP)
田舎で片付ける女の日記(ブログ)
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