もうすぐ10月。旧暦の10月は、全国の神様が出雲の国に集まることから、島根県の出雲地方では「神在月（かみありづき）」とも呼ばれていますよね。

そんな八百万の神々が集う神在月を迎える出雲で、普段は非公開となっている『日御碕神社』の境内を舞台に、出雲の郷土芸能「出雲神楽」が特別に上演されるとのこと。

神楽ファンならずとも、見逃しちゃうのがもったいないような貴重な機会ですよ。

多くの神話の舞台となっている島根県出雲地方。出雲神楽公演の会場となる『日御碕神社』は、日本遺産「日が沈む聖地出雲」を構成する文化財のひとつ。出雲神話に登場する天照大御神（アマテラスオオミカミ）と素戔嗚尊（スサノオノミコト）が祀られている霊験あらたかな神社です。

朱に彩られた社殿が印象的で、松林の中に鎮まるその様子は、「竜宮城」のような美しさ、と例えられることもあるそう。

『日御碕神社』があるのは、島根半島の西の端。出雲市内から車で30～40分、『出雲大社』からだと車で15分ほど走った辺り。

近くには、ウミネコの繁殖地として知られる『経島』や、海面からてっぺんまでの高さが日本一を誇る『日御碕灯台』などもあり、合わせて観光を楽しめますね。

出雲地方には、地元で神楽を継承する社中が多く存在。『日御碕神社』での定期公演でも、毎回異なる社中が出演し、伝統の「出雲神楽」を２演目ずつ披露します。

社中によって異なる雰囲気のステージを楽しめそうですね。『日御碕神社』の普段は入れない境内を舞台に上演されるという、スペシャル感もうれしいポイント。

神楽の起源は「神様を楽しませるために舞われた」との説もあるみたい。

全国の神々が集う神在月の夕暮れ時、ぜひ特別で神聖な舞台で「神様を楽しませるための舞い」を満喫してみてはいかがですか？

今回の定期公演では夕食の付いたプランも選べます。

会場近くの日御碕エリアにある海鮮料理店『花房商店』で、地元で獲れた新鮮な魚介類をふんだんに使用した食事が楽しめるようですよ～。

郷土芸能と合わせて、せっかくだから地元のグルメも楽しめるこちらのプランが個人的には超オススメです！

仕入れの都合で内容が変更になる場合もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

『日御碕神社』での出雲神楽定期公演は10月９日（土）～11月27日（土）までの期間中に、４回開催。

いずれも、観覧希望日の５日前までに申込が必要。ですが、観覧のみの場合だと、空席があれば当日でも申込できるみたいですよ。

通常は立ち入れない神社の境内を舞台にした「出雲神楽定期公演」は、またとない貴重な機会と言えますね。

とても神秘的な雰囲気の中での特別な神楽は、忘れられない一コマとなりそうですね。

まだまだ遠出は難しいけど、地元で楽しめることって、案外あるある！

神々が集結する神在月の出雲で、思い出に残る特別な体験を堪能して下さい。

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出雲神楽定期公演｜出雲観光ガイド