[松江市ご当地麺]幻の松江式「汁なし担々麺」のDNAは健在!『てる』【食べなきゃソンソン!vol.31】

めんあるき
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山椒シジミのうま味が秀逸!一杯で2度うまいのが松江式「汁なし坦々麺」

かつて私が、「松江式汁なし担々麺」と呼ぶ特徴的な「汁なし担々麺」を提供する店『伝七らーめん』がありました。
残念ながら今は閉店してしまいましたが、今でもそのDNAを受け継ぐ「松江式汁なし担々麺」を、今回訪れた『正直商店 らーめん居酒屋 てる』でいただくことができます。

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松江式と呼んでいる理由は、山椒シジミがトッピングされていたこと。トッピングの理由については、松江らしさを出したくてシジミを使ったそうだ。
だから「広島式汁なし坦々麺」ならぬ「松江式汁なし坦々麺」なのです。

『正直商店 らーめん居酒屋 てる』では、山椒シジミはデフォルトトッピングではないですが、追加でトッピングすることが可能。
もともと『てる』は『伝七らーめん』の暖簾分けとしてオープンした経緯があるので正当な後継店と考えています。

たっぷりのミンチとたっぷりのネギ、そしてたっぷりの山椒シジミ。麺は中細の縮れ麺。
「汁なし坦々麺」のお約束は、シッカリとよく混ぜることです。混ぜれば混ぜるほどにうまくなるのです。
ラー油的なピリ辛さは控えめで、花椒と八角などが前面に香り、そこに山椒シジミの甘みとうま味が絡み美味。

辛味が足りなければ、テーブルのラー油を使えばよいし、花椒もサーブしてもらえるので好みで加えることも可能です。

麺を食べ終わっても器の底にはけっこうな量のまぜダレが残りますが、ここからさらにうまいのが松江式「汁なし担々麺」です。
追加オーダーした小ライスと温玉を投入して追い飯でいただく。まぜダレの中に残った山椒シジミがよりいっそう良い働きをしてくれて松江らしい〆飯となる。一杯で二度うまい。

コロナ禍でランチ営業も開始し、またテイクアウトも可能になっているので、ぜひお試しを!

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正直商店 らーめん居酒屋 てる

テル
電 話:0852-67-6168
住 所:島根県松江市東本町1-42 [MAP]
営 業:11:30~13:30,19:00~翌2:00
休 み:日曜
駐 車:なし

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フリーカメラマン

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本職はフリーカメラマン。ラーメンの食べ歩きをライフワークとする自他ともに認めるラヲタカメラマン。その他B級グルメをはじめ、美味いもの大好き。地元フリーペーパーLazudaにて連載コラム「食べなきゃソンソン!」も執筆中。

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