読書でヒマ活かし!「ブックヤード」書店員さんのオススメ3冊【第2回|おうち時間】
おうちで過ごしていて暇な時間が生まれると、ついダラダラしちゃいませんか? 私もスマホとかをいじりながら一日中ボーッと過ごすと「なんだか時間を無駄にしちゃったな…」と感じてしまう時があります。
空白の時間を有効に使うには「読書」がピッタリかもしれません。ソファで横になりながら、キッチンで食後のコーヒーを飲みながら、新しい考え方にふれたり、語彙力や教養を身につけたり。
そこで今回は、鳥取県米子市で複数店舗を展開する書店『ブックヤード』の書店員さんから、オススメの一冊をセレクトしてもらいました。暇つぶしならぬ「ヒマ活かし」になりそうな一冊をぜひ探してみてください。
たくましく生きる人々の「熱量」に心を揺さぶられる直木賞受賞作
熱源
著者:川越宗一 文芸春秋/1998円
書店員さんのコメント:こちらは「第162回 直木賞」受賞作品。2020年の「本屋大賞」にもノミネートされた一冊です。実在したアイヌ人とポーランド人を主軸に、日本とロシアの同化政策に苦しみ戦争に運命を翻弄されながらも、たくましく生きる姿を描いた作品。極寒の地で生きるアイヌの人々の思想や風俗が鮮やかに描かれ、民族のアイデンティティとは何かを熱く訴えかけてくれます。
日本人の特性を知る刺激激な一冊
空気を読む脳
著者:中野信子 講談社(講談社+α新書)/928円
書店員さんのコメント:「なぜ、日本人は空気を読むのがうまいのか? それは脳の影響によるものだった」。脳科学者である著者が、科学的なエビデンスをもとに日本人の心性と強みを読み解いていく刺激的な一冊です。我々は協調性や絆の深さなどを大切にしすぎるあまり、息苦しさや不安を感じることもありますが、本書で日本人の脳の特性を知っておけばきっと役立ちそうです。
自分の資質と活かし方が分かる!? ビジネスマン必見の一冊
さあ才能(じぶん)に目覚めよう 新板ストレングス・ファインダー2.0
トム・ラス・著 古屋博子・訳
日本経済新聞出版社/1944円
書店員さんのコメント:人は誰しも何かしらの才能をもって生まれてきますが、「自分にはどんな才能があるか?」と問いかけれたとき、きちんと答えられる人がどれほどいるでしょうか。本書は2001年に出版し、国内累計50万部のベストセラーとなった本の新版。ストレングス・ファインダーという「強み」の心理学に基づいたアセスメントを使い、資質(才能)とその活かし方を教えてくれます。
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部べーやん
山陰のタウン情報誌「ラズダ(Lazuda)」の編集長。出雲市佐田町出身。
入社以来、ラズダを作り続ける編集スタッフ。新しいラーメン屋には行かなきゃ気が済まないィィ性格(だそう)。
超ローカルYouTubeチャンネル「Lazuda TV」の立ち上げから、企画・編集・出演を務めています!
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